住宅(家)が負債であるのは間違いない
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住宅(家)が負債であるのは間違いない


住宅購入の話をしましたが、今日はその話の続きです。



昨年の9月から住宅情報サイトをほぼ毎日ウォッチし続けてきましたが、良い物件が見付かったので、購入することにしました。



「新しくて綺麗な家」とは、とても言える家ではありませんが(笑)、個人的には気に入っています♪





■購入した物件の気に入っている点

1.構造が耐久性・耐震性・遮音性に優れたRC(鉄筋コンクリート)。
2.鉄筋コンクリートの構造上、火災保険料・地震保険料が安くなること。
3.住宅+土地の値段が固定資産税評価額を約34%割っている。

4.建築確認書やメンテナンス(リフォーム)履歴がちゃんと残っている。
5.前所有者が大事に使ってきたのが中身を見てわかる。
6.築年数の影響を受けやすいキッチン・トイレ・風呂・洗面化粧台が交換済。


7.駅から徒歩5分圏内にあること。名古屋駅まで30分以内で到着。
8.東海豪雨で浸水しておらず、水害に強い地域である。
9.病院・小中学校・郵便局など、便利な施設が徒歩圏内にある。

10.東大・京大・名大などに、多数の現役合格者を出す公立高校がある。
11.低価格で幅広い品揃えのスーパーが自転車圏内にある。
12.充実した蔵書数をほこる公立図書館が自転車圏内にある。


13.購入する住宅の敷地内に、若干、他人の家が入っているので割安(再建築時には敷地外に建て直すように、契約書を交わしてある→将来、敷地面積が拡がる)。
14.敷地内に電柱が立っているため、割安になっている(無料で移動が可能)。
15.家の前の道路の上に、他人の車庫がある(違法建築なので修理・再建築不可)


→13〜15を考えると、将来的には、使用可能面積が広がり、バリューアップ(不動産価値の向上)が可能。





購入を決めたキッカケになった点は、こんなところです。



築年数がかなり経ってますので、中身や間取りに古臭さを感じさせる点はありますが、自分が住む分には気にならないので、全く問題なしです。



…と言うよりも、うちの実家の借家(家賃:9,000円)がボロ過ぎるので、アレに住んでいたことを考えれば、何でもマシに見えてくるというのもありますが…(笑)。




ただ、今回購入を決めた家は、前所有者がほんの少し前まで住んでいた家なので、住めないようなボロさではありません(前所有者は、結婚をキッカケに、新築に住み替えしたそうです)。



壁紙や畳などの劣化が進んでいる消耗品を交換すれば、ある程度、キレイな家になりそうです。



それに、トイレはウォシュレットに交換されていて清潔感がありますし、風呂&浴室&洗面化粧台も交換してあり、大きなリフォーム代がかかる心配もありません。




こんな理由もあって、「価値に対して割安な家」だと判断しました。



それに加えて、上にも書いたように、固定資産税評価額を34%も割った値段になっていたので、かなりお得な買い物だと思っています♪




分かる人には分かると思いますが、このような考え方は株式投資の考え方からきています。


今までにも何度か言っていますが、株で儲けられることだけが、株式投資のメリットではありません。



株式投資をやると、「ものの値段と価値の差」に注目し、それを常に考えるという習慣が身に付くので、いわゆる「価値に対して割高な、良くない買い物だった」という失敗をしなくて済むようになります。


自分の人生に大いにプラスになるので、ぜひ、株式投資を勉強してみて下さい。





さて、話はまだ続きます。



今日の日記のタイトルは、「住宅(家)が負債であるのは間違いない」となっていますが、この内容についてまだ話していませんからね。



まだ家を買ったことがない人は、特に興味を持って聞いて欲しいのですが、家を買うときの諸費用ってどれくらいかかるか知ってます?


家(不動産)の価格じゃないですよ。それに伴って必要になる費用のことです。




聞いたらビックリするかもしれませんが、まず、家を買うと、どれくらい諸費用が引っ付いてくるのか、その一覧を掲載したいと思います。



1.消費税(※個人所有の物件の場合は不要。また、土地に対しては不要)
2.仲介手数料(消費税がかかる)
3.契約印紙税
4.登録免許税
5.不動産取得税
6.固定資産税(毎年払う必要がある。まさに負債)
7.都市計画税(毎年払う必要がある。まさに負債)

8.火災保険料(地震保険含む)
9.団体信用生命保険料(※かけない人は不要)
10.司法書士への登記代行の報酬

11.引越し代



…どうでしょうか?家(不動産)を1つ買うと、上に書いた「11点のおまけ」がもれなく一緒についてくるのです(笑)。それに加えて住宅ローンを組むとなると、金融機関への手数料などがさらにプラスされます。



詳しくは、一戸建ての購入諸費用はいくらくらい?を参考にして欲しいのですが、このページの下の方を見ると、一戸建て住宅の購入諸費用は、住宅価格のだいたい8%〜10%になると書いてありますが、実際、僕の場合も、本当にこれくらいになりました(約15%)。




実際に住宅を買うまでは、「諸費用については、頭を使えばかなり節約できるでしょ♪」と考えていたのですが、実際のところは、「住宅購入の諸費用については、その内訳ほとんどが税金なので、節約のしようがない」んですよね(T-T)。



ただし、住宅購入に伴ってかかる税金には、期限・条件付きの軽減措置もあるので、参考にしてみて下さい。




話を元に戻しますが、こうやって見てみると、住宅購入に伴う諸費用の大きさが分かると思います。それ自体が高い住宅価格の10%以上ですからね。ホント、新車のクルマが1台替えてしまう金額です。



それに加えて、住宅&土地に対して、固定資産税や都市計画税といった税金が「毎年」かかってきます。



しかも、もし、自分の家が建っている土地の固定資産税評価額が上がるようなことがあれば、それに比例してこれらの税金も上がりますから、ダメージはさらに大きくなります。




ここまで読めば、



住宅(家)が負債であるのは間違いない



と、なぜ僕が言い切ったのかは分かって頂けると思います。




住宅購入で守りを固めるでも書いたように、住宅を購入する(家を持つ)ことによって得られる精神的なプラス効果は大きいですが、単純に「家はお金を生むもの(資産)か、お金を奪っていくもの(負債)か?」と聞かれれば、負債であることは間違いないと思います。



大切なのは、家が欲しいのなら、このことをちゃんと理解して買うことです。



住宅販売や不動産会社の営業マンに「家は資産ですから!」と言われて、「ですよね!」と思って支払いがギリギリになるほどの家を買うと、後で後悔してしまう可能性が高いと思います。




ガソリン代を節約しても…では、「購入することよりも、その車に乗り続けること(維持すること)の方が難しい」と言いましたが、これは家にも当てはまります。



何十年の高いローンを組んで家+土地を購入できても、その家+土地の固定資産税評価額に対して毎年税金がかかり、そして、メンテナンス費用がかかります。



さらに、これらにプラスして毎月のローンの支払いです。



家を買う時には、その住宅の維持費まで考えて購入することをお勧めします。




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 住宅購入に関する参考ページ

住宅ローンの金利、住宅ローンの借り換え金利比較
貧乏スパイラル1
貧乏スパイラル2
住宅(家)が負債であるのは間違いない

「何で中古の家(中古住宅)を買うんですか?」
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住宅購入で守りを固める
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