住宅購入で守りを固める

昨年末から、住宅購入のために色々と物件(住宅)を見て回っています。

住宅を購入すると、固定資産税・都市計画税・修繕費(リフォーム代)など、色々とお金が要りますから、住宅が「自分からお金を奪っていく負債」であることは十分理解していますが、僕にとって住宅は、守りを高めるための「防具」的な意味を持っています。

経営者という職業は、会社の業績が良い時には、ものすごくプラスの効果が働きますが、逆に業績が悪くなると、その分、ものすごくマイナスの効果が働きます。その時のためにしっかりと守りを固めておかないと、保障がない分、大変なことになるんですよね(;^_^A。

2006年を振り返ってみた(後半)の下の方を見てもらえれば、会社員と経営者を比較した時、経営者がどう守りに弱いのかが分かると思います。

僕はよく、自宅がある友達や知人に下のようなことを言います。

「自宅があるってことは、どんなに自分が最悪な状況になったとしても、”住”だけは確保できるってことだよね？でも、俺の場合は、実家は今にも壊れそうなボロ家の借家だし、とても”住”が確保できていると言えるような状況じゃない。

だから、もし会社が上手くいかなくなるようなことがあれば、当然、今の家賃のマンションには住めなくなるのは当たり前として、もう本当に、どん底まで転げ落ちていくわけ。

つまり、衣食住の全てに対して困ったことになるんだよね。

でも、君の場合は、どこまで落ちていったとしても、実家があるんだから、最低”住”だけは確保されるでしょ？つまり、守りに関しては、収入が多い俺なんかよりもずっと良いと思うよ」

ってな感じなのですが、やっぱり、自宅を所有することによって”住”が確保されるって、「精神的なプラス効果」がとても大きいと思うんですよね。

以前のような大不況に陥ったとしても、最低限、住むところだけは確保されるんですから。

もし住宅を持っておらず賃貸暮らしをしていて、会社が上手くいかなくなり、資金的に余裕がなくなってきたとなれば、あとは生活コストを落とすために、家賃の安いところに引っ越すしかありません。

しかし、一度覚えると恐い「贅沢の味」(１)でも書きましたが、やっぱり、より家賃の安いところに住むということは、その分、快適さを失うリスクが高くなります。

前にも書きましたが、家賃が高いところに住むということは、「自分の快適な生活を守るためのバリア」みたいな効果があると思うんですよね。

でも、極端に家賃が安いところに住めば、このバリアは剥がれてしまいます。

そして、”マナーをちゃんと守るかどうか”などの住んでいる人の質、広さ・防音など室内設備等の快適さ、交通の便など、どれもこれもが一気に落ちてしまう可能性が高くなります。

そのせいで、例えば、壁が薄い上に、夜は隣の人が騒いでまともに眠れないとなると、今度は仕事に支障がでてきます。

こうやって考えると、先ほども言いましたが、住宅購入によってある程度の快適さを持った自宅(住)が確保できているって、人生においてとてもプラスだと思うんですよね。

最初に書いたように「家は、自分からお金を奪っていく負債」であることは間違いありませんが、僕にとっては、住宅購入によって得られる安心感などの「精神的な効果」を考えた場合に、「家は負債だから要らない」と簡単に片付けられる話ではないと判断しました。

だから、最近、住宅購入のために物件を見て回っているのです。

ただ、借金は嫌いなので、ローンを組んでの購入はしませんよ(笑)。僕の住宅ローンに対する考え方は、下の日記を読んでもらえれば分かると思います。

２月１４日：貧乏スパイラル１
２月１６日：貧乏スパイラル２

僕の購入対象となるのは、あくまでも、自分の資産の何割かで買える中古物件です。

新築住宅には、業者の広告宣伝費や人件費など、色々な経費が住宅価格にプラスして乗っかっていて割高な買い物になるので、必要ないです(だいたい２割～３割、業者の利益が乗ると言われています)。

ちなみに、この考え方は、株式投資をやっているからこそできるようになった考え方です。

株式投資をやっていると、何でも、物事の「本質的な価値(価格と価値を見比べて、割安かどうか判断する)」をみる習慣が身に付きます。

これは、株式投資をやることで得られる大きな特典ですね(*^^*)。

無理のない金額で住宅を購入し、人生の守りを固める。

今のオフィスと同様に、良い物件を見付けられるように頑張ります♪

住宅購入に関する参考ページ: ・住宅ローンの金利、住宅ローンの借り換え金利比較
・貧乏スパイラル１
・貧乏スパイラル２
・住宅購入で守りを固める

・住宅(家)が負債であるのは間違いない
・住宅購入は慎重に考えなければ危ない
・家(住宅)購入のエピソード
・「何で中古の家(中古住宅)を買うんですか？」

・家(住宅)が負債⇒資産に変わるとき
・消費において、冒険者(リスクを負って開拓する人)にならない
・金持ちの証？借金の塊？同じモノでも見方が違う
・ 400万円で家を建てる！住宅のユニクロ化が進む？

・建物は安くても、維持費が高くて売れないタワー型マンションの最上階
・大成パルコンをなぜ選んだのか？将来は、空き家の中古住宅だらけになる日本