住宅購入は慎重に考えなければ危ない
   金持ち兄さんの日記 金持ち兄さんの日記 サイトマップ 


   金持ち兄さんの日記 > 2007年1月の日記 > 住宅購入は慎重に考えなければ危ない

住宅購入は慎重に考えなければ危ない


【現金8,000円】を確実にタダでもらう方法ですが、既に申込みはされたでしょうか?期間限定のキャンペーンなので、まだ無料口座開設をしていない方は、ぜひ利用して下さいね。たった2ヶ月足らずで10%も利息が付きます♪




さて、住宅(家)が負債であるのは間違いないという日記を書きましたが、やっぱり、資産を増やそうと考えている身からすると、どう考えても家は負債ですね(笑)。



固定資産税・都市計画税、メンテナンス費用などを考えると、賃貸マンションの方がお得です。



僕が今住んでいる賃貸マンションは、家賃75,000円(駐車場含む)で3LDKという内容ですが、賃貸マンションに住んでいる時にかかる費用と、持家に住んだ場合にかかる費用とを比較すると、どれだけ賃貸マンションの方がお得なのかがよく分かります。



賃貸マンションの場合には、修繕費や固定資産税が必要ないですから、家賃を払えば、それで支払いは終わりです。建物や土地に関する費用がかかりません。



参考:賃貸とマイホームの比較+メンテナンス(修繕)費用




ただ、僕の場合は中古住宅で値段も低めなので、長く住めば、今の賃貸マンションよりもコスト面で有利になります。



もちろん、最初からこれを考えた上で住宅購入に踏み切ったのですが、メンテナンスのサイクルや住宅購入の諸費用を甘く見ていたため、計算がちょっと狂いました。



それでもまぁ、マンションのように上下左右を気にする必要がない開放感や、自分が住む家が確保されているという安心感を考えれば、今度購入した家については「買う価値があった!」と実感しています。





…でも、中には何千万円もする新築の家を、何十年もの住宅ローンを組んで買う人もいるんですよね。。



家賃交渉はいよいよ最終段階に…で書いたように、少子化に加え、現在の日本の住宅市場は、明らかに「供給過多」の状態なので、バブル前の住宅購入とは訳が違います。



余程の一等地にあるものを除いて、今後、家や土地の資産価値が上がることは、まずないでしょう。




マイホームの購入というと、なぜか良いイメージを持ってしまいますが、上に書いたようなことを考えると、何十年もの住宅ローンを組んで家を買うというという行動は、



将来、価値が下がると確定している物を、長期の借金をして買うこと



なのです。厳しい言い方ですが、これが現実です。




僕らの世代は、これをちゃんと理解しておかないと、本来、負う必要のないリスクを負ってしまうことになります。「もし、支払いがキツくなったら、家は資産だから売却すれば良い」なんて甘い考えは持たないことです。



日本の世帯数(家族の数と考えて下さい)よりも、建っている家の方が”今の時点で既に多い”のです。しかも、それに加えて、また新しい家がバンバン作られて、それが売られています。




僕らの上の世代というのは、勤続年数とともに給料が上がっていく時代が続きましたが、今はどうかと言うと、下の話を見れば分かるように、給料が勤続年数とともに上がるようなことは、まずないでしょう。むしろ、これからは下がる可能性の方が大きいと思います。




「日本経団連、連合の首脳懇談会が15日、東京都内の経団連会館で開かれ、07年春闘が実質的にスタートした。連合の高木剛会長は労働分配率の上昇を求めた。


一方、経団連の御手洗冨士夫会長は「国際競争を勝ち抜くには一律賃上げは困難」と反論。交渉は昨年以上に厳しくなる見通しで、企業間格差も広がりそうだ。」

参考:<春闘>経団連・連合トップ会談でスタート 厳しい見通し




ですから、僕らよりも上の世代の人たちと同じ感覚で、何十年もの長期ローンを組んでしまうと、失敗する可能性が多々あります。



なので、個人的には、僕らよりも上の世代の人達と同じ感覚で「今後、給料が上がるという前提でローンを組む」のではなく、「今後、給料が下がっていくかもしれない」という感覚で住宅ローンを組むくらいの方が、失敗する可能性が低く、良いと思います。




僕らよりもずっと上の世代…たとえば、母親くらいになると、「家は間違いなく資産だ」と言い切る人がかなり多いと思います。



でも、繰り返し言っているように、日本の成長期に、住宅購入の時期がきた親の世代と、成熟期に入った時期に住宅を買う僕らの世代とでは、状況が違うのです。



普段は「借金をするのは、大嫌いだ!」と言う人が、住宅の購入となると大きなな借金をしてしまうようなケースが多々あるようですが、「僕らの世代と親の世代は、状況が違う」ということは忘れないで欲しいと思います。




僕の知り合いの中には、昔は綺麗な家に住んでいたのに、ローンが苦しいために家を売却し、今は家族でアパート暮らしという人がいます。


しかも、一人や二人じゃありませんし、中には生活保護世帯になっている人もいました。



本当に悲しい話ですが、こうなった理由のほとんどは、「何らかの影響により、住宅ローン返済の計算が狂った」というものだと思います。忘れてはならないのは、こうなった人達も、「最初の計算では、住宅ローンを払いきれる予定だった」のです。




僕は家を買うなといっているのではありません。だって、僕も住宅の魅力を感じて、家を買ってますから(笑)。



僕が話の中心としているのは「住宅ローンという名の超長期ローンが与えるリスクの大きさ」です。長期の住宅ローンを組んで家を買う時には、慎重に検討しましょう。



不動産販売の営業マンや、周りの人達の声に踊らされて長期ローンを組んで家を購入すると、さっき上に書いた僕の知り合いの家族のように、冗談抜きで、人生が狂ってしまうかもしれません。



そして、すでに住宅を購入して、まだ住宅ローンがたくさん残っている人は、余力ができたら繰上げ返済をやって、返済年数を短くして支払い総額を減らすなど、住宅ローンを早く終わらせることをお勧めします。





 住宅購入に関する参考ページ

住宅ローンの金利、住宅ローンの借り換え金利比較
貧乏スパイラル1
貧乏スパイラル2
住宅購入で守りを固める

住宅(家)が負債であるのは間違いない
住宅購入は慎重に考えなければ危ない
家(住宅)購入のエピソード
「何で中古の家(中古住宅)を買うんですか?」

家(住宅)が負債⇒資産に変わるとき
消費において、冒険者(リスクを負って開拓する人)にならない
金持ちの証?借金の塊?同じモノでも見方が違う
400万円で家を建てる!住宅のユニクロ化が進む?

建物は安くても、維持費が高くて売れないタワー型マンションの最上階
大成パルコンをなぜ選んだのか?将来は、空き家の中古住宅だらけになる日本




2014年 兄さんの日記


関連サイト一覧


ネット証券を徹底解説


当サイトについて


Copyright(C) 2016 金持ち兄さんの日記 All rights reserved