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金持ち兄さんの日記 > 2010年01月の日記 > 知っているか、知らないかで人生が変わってしまう?
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知っているか、知らないかで「人生」が変わってしまう?
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つい最近、JALに公的資金(税金)を投入して、再建させることが決まりましたね。
JALを定年退職した人(OB)の中には、月に最高50万円もの年金を受け取っている人達が約9000人もいるようですが、今回の税金投入による再建の決定で、OBの年金は3割減額されるそうです。
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日本航空(JAL)の年金583万円 高コスト体質浮き彫りに
日本航空の経営再建問題で、年金の支給額がモデルケースで年583万円と、年300万円台半ばとされる大企業の平均支給額を大幅に上回っていることが6日、明らかになった。
日航は企業年金の減額を前提に、政府保証80%の日本政策投資銀行の金融危機対応融資を受けることが決まっている。ただ、減額後の試算さえ、年433万円で、改めて浮き彫りになった日航の高コスト体質が議論を呼びそうだ。
内部資料によると、勤続42年のモデルケース(1965年生まれ、18歳入社 60歳退職)で、65歳以降の年金支給額は基礎年金と厚生年金、企業年金を合わせて月48万6000円、年583万2000円。
減額後も、最高月36万1000円、年433万2000円が支給される見通し。
(by Yahoo!ニュース)
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それに対して、JALで現在働いている現役社員はどうかと言えば、
・ 年金給付額を5割減額。
・ 1万5000人規模のリストラ→転職できなければ、無職で無収入。
・ リストラが行われれば、当然、人件費(給料)が下がる可能性が高い。
・ 再建に失敗して倒産すれば、退職金が出ない可能性もある。
という、先に希望を見出せないような状況になっています。
住宅ローンや子供の教育費などといった縛りもなく、いい会社に転職できるような状況であれば、すぐに辞めたいと思う人も、多いのではないかと思います。
この状況を見ると、「JALの現役社員は、大変だなぁ」と思う方も多いと思いますが、僕は、
と思いました。
「高齢者(お年寄り)が若者を支える時代」がくる?に掲載している「図5 人口ピラミッドの変化 2000年」を見ると、50歳前後のところに、飛びぬけて多くの人達が固まっていることに気付くと思います。
ここがいわゆる「団塊の世代」と言われる人達で、もうすぐ、この人達が数年後には「年金を納める側→年金を受取る側」に変化します。これは、日本の年金財政に、もの凄い影響を与えるでしょう。
もちろん、現在働いている現役世代の数が圧倒的に多く、さらに、年収が上がっているような状況であれば、深刻に考える必要はないかもしれませんが、残念ながら、そうではありません。
以前、僕が「上がり」の高齢者と、「不安定」な若者という日記を書きましたが、JALの年金問題や日本の年金問題を見てみると、まさに、この通りになっていることが分かると思います。
JALで働いていて、既に定年退職した人達は、「今までに高額な退職金&年金を受取り続け、実質的な経営破綻後も、年金3割減額で済むイス」に座ることができました。
しかし、そのイスに座れなかった今もJALで働いている人達には、「退職金は当てにならず、年金5割削減のイス」しか残されていません。しかも、そのイスさえも、再建に失敗すれば、崩れてしまう可能性さえもあります。
僕は、「いずれ、日本の年金においても、今回のJALと同じ事が行われるのではないか?」と危険を感じています。
これから数年間で、1000万人とも言われる数の人達が、「年金を納める側→年金を受取る側」に変わっていきます。
もちろんこれは、働いている人の数ですから、その人の奥さんまで含めれば、もっと凄い数になるのかもしれません。
就職する事さえもできない人達が増えている世の中で、
これから急激に増えていく年金生活者を
果たして、いつまで支え続けられるでしょうか? |
できるだけ早く、「現役で働く若い人達が、これからドンドン数が増えていく年金生活者を支える」という年金の仕組み自体を変えてしまわないと、いずれは、JALの年金問題のように、「爆発してしまう」のではないかと思っています。
ここまでの日記を読めば、僕がいつも、「老後の資金対策」を早い段階から始めることについて、しつこく言っている理由が分かって頂けたのではないかと思います。
・ 30年後を考えて、今から始める老後の資金対策
・ まだ若いアナタも、少しずつ老後資金を作り始めた方がいい
今のままの年金制度が続けば続くほど、他人事だと思っていたJALの年金問題が、アナタ自身の問題になってしまう可能性は、高くなっていくと思います。
その時に備えて、準備をしていた人と、していなかった人との間には、「大きな格差」が生まれるでしょう。
ちなみに、年金問題に絡んで、会社員の夫を持つ妻の「103万円(130万円)の壁」というページを追加したのですが、これを作っている途中で、「僕の家族には、もう一つの道があったのではないか?」と思いました。
僕の母は、18歳の時からずっと、美容師として働いています。雇用形態は、パートではなく、従業員としてフルタイムで働いてきました。
しかし、職業別 平均年収ランキングを見ていただければ分かるように、美容師の平均年収は、下から数えて7番目にランクインしており、かなり年収の低い職業となっています。
実際、「過去を振り返って、今まで、どれくらいの給料をもらっていた?」と母に聞いたところ、「12、3万円から、一番多い時で20万円」という返事が返ってきました。
この給料を聞くと、「あまり働いてなかったんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、そんなことはなく、昔の母はとても忙しく働いており、僕と妹は、小さい頃は、毎日、保育園が終わると、婆ちゃんの家に預けられ、寂しい思いをしてきました。
さらに、美容師には、土日休みというものが基本的になかったので(月曜休みでした)、土日は、丸一日、婆ちゃんの家に預けられていたことがほとんどでした。
もちろん、会社員の父親の方は、日曜休みの日もあったのですが、ゴールデンウィークの寂しい思い出…でも書いたように、僕達の相手をするよりも、自分の遊びの方が一生懸命の人でしたからね(苦笑)。
両親がこういう状況でしたので、子供の頃には、ずいぶんと寂しい思いをしたものです。ですから、土日に、お父さんやお母さんと出かけるという友達の話を聞くと、羨ましいと思い、嫉妬したりもしました(;^_^A。
ただ、子供ながらに、「お母さんも、休みなく働かないと、生活が苦しんだろうな」と思っていたので、我慢はしていましたが、さっき母親が美容師として稼いでいた金額を聞いて、
と僕は思いました。
それを確認するために、僕は、母に電話をしてみました。
僕 : 「お母さんは、働き始めてからずっと、お父さんの厚生年金・健康保険とは別に、自分の国民年金と国民健康保険料、そして、所得税に住民税を払ってきたわけだよね?」
母 : 「そうよ」
僕 : 「そうだよね。でもさ、年収が103万円以下なら、年金も保険料も、所得税も納めなくていいって知ってた?」
母 : 「何となくは聞いたことがあるけど、詳しくは知らんねぇ」
僕 : 「そうかぁ。俺んちは、お父さんが会社員だったから、もし、お母さんがパート・アルバイトで103万円しか稼がなかったら、国民年金も納めなくて良かったし、健康保険料も、所得税も納めなくても良かったんだよ」
母 : 「へ〜そうやっちゃ」
僕 : 「そう。お母さんが今までもらってきた給料の金額から、保険料や税金が引かれていたことを考えれば、実質的な収入は、かなり103万円に近づく計算になる。それを考えたら、別の人生もあったんじゃないかと思うんだけど、どう思う?」
母 : 「別の人生?」
僕 : 「そう。お母さんは、フルタイムで働くんじゃなくて、例えば、俺らを保育園や小学校に送り出してから、パートで15時とか17時まで働いて、家族と一緒の時間をたくさん持てた人生とかさ」
母 : 「なるほどねぇ。お母さんなりに、アンタ達に寂しい想いをさせていると思って、お母さんが休みの日は、なるべくアンタたちと一緒に過ごすようにしていたけど、そういう道もあったかもしれないね」
僕 : 「そうだよね。昔は、朝8時〜夜8時、時には、夜の10時くらいまで働くこともあったじゃん。土日も休みじゃなかったし、たまの日曜休みも、結婚式で潰れることが多かった。お父さんは遊びに出かけているし、子供の頃は、俺も寂しかった思い出がある」
母 : 「(フルタイムで)働くのが当たり前だと思ってきたから、パートで働いて、アンタ達と過ごす時間を増やすことなんて、考えたこともなかったけど、それも良かったのかもしれんね」
僕 : 「そうだね。。でも、お母さんは、年収103万円の壁のことをよく知らなかったから、そういう別の人生があったという事さえ、気付くことができなかったわけだよね?」
母 : 「そうやねぇ。あの頃は、そんな人生があるなんて、考えた事もなかった」
僕 : 「もし、誰かがお母さんに、年収103万円のことを教えてくれていたら、専業主婦は無理だったとしても、フルタイムで働くんじゃなく、パートとかで働いて、俺たちと過ごす時間がたくさんあった人生を選択していたかもしれない?」
母 : 「そうやねぇ。。もし知っていたら、そうしていたかもしれんね」
僕 : 「そっかぁ。でもまぁ、知らなかったわけだから、仕方がないんだけどさ(笑)。ちなみに、もし、もう一つの人生を選んでいたら、お父さんにも家庭の大黒柱としての自覚が芽生えて、別の人格になっていたのかもしれんね」
母 : 「そうかもしれんね。お母さんがフルタイムで働いて、ある程度の収入があったから、それにお父さんが甘えるようになってしまった部分は、あるとは思う」
僕 : 「そうだよね。自分が遊びに走れば、家族は生活していけなくなる、くらいの意識が常にあったとしたら、お父さんは、また、別の人間になっていたのかもしれないね」
母 : 「まぁとにかく、当時はそんなこと(103万円以内に抑える)なんて、考えもしなかったからね(苦笑)。今さら知っても、どうしようもないわ…」
会社員の夫を持つ妻の「103万円(130万円)の壁」という
ことが、僕と母のやり取りを見ていたら分かって頂けたと思います。
僕や妹は、子供の頃に寂しい想いをしなくても済み、もしかしたら、父親にも、一家の大黒柱としての自覚が芽生え、別人格になっていたかもしれません。
そして、父親が別人格になっていたら、借金の問題も起こらず、僕や妹、そして母の人生も変わっていたでしょう。家庭が壊れてしまうことも、なかったと思います。
僕の母は、子供に寂しい想いをさせていると負い目を感じながら、フルタイムで働き、国民年金も国民健康保険料も、所得税も住民税も納めてきました。
しかし一方では、専業主婦の人や、パート等で収入を103万円以下に抑え、国民年金保険料も、国民健康保険料も、所得税も住民税も納めず、さらに、子供とたくさんの時間を過ごしてきた人達もいます。
両者の今まで過ごしてきた人生には、大きな格差がありますが、
これらのケースを見れば、
が分かって頂けると思います。
繰り返しになりますが、僕の母は、国民年金保険料や国民健康保険料、所得税も住民税も、働き始めてからずっと納めてきました。
しかし、もうすぐ働き始めて40年になる母は、老後の生活費の心配をしなければならない状況に陥っています。
もし僕があの頃に戻れるのであれば、年収103万円以下に抑え、家族との時間をたくさん持てるように勧めたでしょう。
もし、それが無理で、フルタイムで働く必要があったとしても、僕は、母に、厚生年金+退職金制度が備わっている職場で働くことを勧めていたと思います。
情報さえあれば、母の人生はずいぶんと変わり、今までの苦労や老後の心配も無く、今とは全く別の人生があったと思います。そして、ほとんどない、僕の子供時代の親との想い出も、ずいぶんと増えていたんじゃないかと思います。
まだ無知だった僕は、母の人生を変えてあげることができませんでしたが、僕の日記やサイトを見てくれる若者や夫婦の人生は、変えることができます。
「情報は力」です。知らない者は、
人生において、大きな損をします。 |
僕の情報に、アナタの実行力が備われば、人生をいい風に変えることができると、僕は信じています。これからも、役に立ててもらえるような情報が提供できるように、精一杯、頑張っていきたいと思います。
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