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金持ち兄さんの日記 > 2008年04月の日記 > まだ若いアナタも、少しずつ老後資金を作り始めた方がいい
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まだ若いアナタも、少しずつ老後資金を作り始めた方がいい
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僕は昔から、よくダイヤモンドZAIなどのマネー雑誌を読むのですが、最近、これらの雑誌を読んでいて思うのが、
「老後資金の作り方について書いている記事が、とても多くなったな」 |
ということです。
どのマネー雑誌を見ても、「老後にお金が足りなくなる」といった感じの記事を書いていて、全くこのことに関する記事がないマネー雑誌は、あまり見かけないような気がします。
老後資金について書いている記事を読むと、
「投資信託などの商品を売るために、ちょっとあおり過ぎじゃないか?」
と思う反面、「まぁ、確かに老後の不安はあるよな…」という自分もいます。
と言うのは、将来、老後の生活資金に困る人が増えると思うからです。その理由の一つの例として、「年俸制」を設けている会社が増えてきていることが挙げられます。
知っている方も多いと思いますが、年俸制を採用している会社の多くは、毎月の給料を多くする代わりに、ボーナスが少なく(全くない場合もある)、退職金がありません。
ボーナスが少ない代わりに、毎月の給料が増えるのですから、これについては特に問題ないと思うのですが、問題は、退職金がないという点です。
こういった会社に勤めた場合、毎月もらう給料の中からしっかりと老後資金を作っていかないと、老後の生活は、かなり苦しいものになると思います。
上に掲載したのは、某上場IT企業の勤務条件・待遇についての説明ですが、例えば上に掲載した毎月の給料を見ると、
「毎月、これだけ貰えるなら、十分、老後の積立てはできるんじゃない?」 |
と思うかもしれませんが、問題は、これが手取りではなく、税引前の金額だと言うことです。つまり、実際に自分の手元にこのお金が来る前に、
・ 社会保険料(厚生年金・健康保険)
・ 雇用保険料
・ 所得税
・ 住民税
といったものが天引きされますから、最終的に自分の財布に入るお金は、かなり少ない金額になってしまいます。
…と言っても、実際に計算をしてみないと実感が湧かないと思いますので、
「年俸制:408万円、独身、一人暮らし(扶養家族なし)」
という例で、手取りがどれくらいになるのか計算してみましょう。
天引き項目 |
天引き金額(年間) |
厚生年金 |
314,945円 |
健康保険 |
167,280円 |
雇用保険 |
35,700円 |
所得税 |
164,346円 |
住民税 |
88,455円 |
年間天引き額 |
770,726円 |
手取り額 |
3,309,274円
(月額:275,772円) |
退職金積立 |
なし |
※平成20年度の税率で計算。住民税は、住んでいる地域によって変わります。
見ていただければ分かるように、月額:34万円とはなっていても、実際に手元にくるときには、月額:27.6万円ほどになってしまいますが、この中から老後資金を作っていかなければならないのです。
では次に、退職金制度(月額:6万円)がある代わりに、上の人より年収が72万円少ない、
「年収:336万円、年間退職金:72万円、独身、一人暮らし(扶養家族なし)」
の人の場合を計算してみましょう。
天引き項目 |
天引き金額(年間) |
厚生年金 |
253,419 |
健康保険 |
137,760 |
雇用保険 |
29,400 |
所得税 |
123,427 |
住民税 |
67,428 |
年間天引き額 |
611,434 |
手取り額 |
2,748,566円
(月額:229,047円) |
退職金積立 |
720,000円 |
実質年収 |
3,468,566円 |
2つの表を比較して見ていただけると分かるように、年収:336万円&退職金:72万円(総額:408万円)の人に比べて、年俸制:408万円の人は、年間:159,292円の損をしていることに気付きますよね?
会社から支給される金額は同じでも、そのお金を毎月の給料としてもらうか、退職金として積立ててもらうかで、実質所得(残っていくお金)が違うのです。
しかも、退職金積立の利息・運用益には課税されず、複利で運用されますから、実質的はもっと大きな金額の差が開くと思います。そして、これを大卒:22歳〜定年:60歳の38年間続けたとすると、かなりの金額になるでしょうね。
ちなみに、毎月6万円の退職金を38年間、平均利回り3%で増やすことができたとすると、下記の通りになります。
これだけあれば、老後の生活に困ることはまずないでしょうね(;^_^A。
これまでの説明を見ていただければ分かるように、老後資金を作っていくことを考えた場合、一般的に、退職金制度のある会社で働く人に比べて、年俸制の会社で働く人は不利です。
実質所得(手取り)が少ない上に、利息や運用益に課税されながら、老後の資金を作っていかなければなりませんから。
そして、これに加えて「このお金は老後のための積立だから、絶対に使わない!」という強い意志がないと、老後までに、まとまったお金を作るのは難しいでしょう。
こういったことを考えながら、年俸制で退職金制度がない会社で働く若い人が、ちゃんと老後のために資産形成をしているのかと思うと、ちょっと不安になってくるのです。
バリバリ働いていて、まだ若いうちは、手元に入ってくるお金が多いので楽しめるかもしれませんが、お金の問題というのは、「ジワジワと確実に表れてきます」から、ある程度、歳を重ねていくと、将来への不安がドンドン増してくると思います。
「65歳以上になれば、厚生年金があるから大丈夫!」
と考えたいところですが、今年から新たに創設された後期高齢者医療制度(長寿医療制度)や、数年前に行われた公的年金控除等の改悪などを見ていると、あてにはできないと言うか、僕らの老後には、いったい、どれくらいの年金がもらえるのか全く予想できない状況です(苦笑)。
米国のように多くの移民を受け入れない限り、「日本の少子高齢化は、もう既に決まっている将来」ですから、今後もいつ、また新たな保険料徴収の方法や、年金への課税方法が創設されるか分かりません。。
「まだ若いのに、こんなに真面目に老後のことを語るなんて、ちょっと珍しいだろうな」
と自分でも思うのですが、国民年金にしか加入しておらず、老後の生活に不安がある自分の母を見ていると、将来の自分の老後を考えずにはいられないんですよね。
うちの親は50代ですから、普通に考えれば、もういい年です。
ですが、日本の女性の平均寿命が85歳であることを考えると、「まだ50代」という風になります。だって、統計的には、あと30年以上は生きる可能性が十分にあるんですからね。
母は、現在、僕の提案にしたがって、国民年金基金の満額掛けをしているので、何とかなる予定ですが(参考:親の経済力が子供の人生に与える影響とは?)、「もし、国民年金のみで、母が老後生活に突入していたら?」と考えたら、正直、ゾッとします。
家族介護4人に1人がうつ 65歳以上3割「死にたい」なんてデータがありましたが、脳梗塞になった親を10年以上も看ている親戚を見ると、「ありえない話じゃないだろうな」ってホントに思うんです。
僕の場合は、厚生年金加入者の父がいなくなったことで、母の老後の心配をしなければならなくなり、それで、若いうちから自分の老後のことを考えられていますが、いろんな人に出会って様子を見ていると、老後について考えていない人は、結構、多いような気がします。
さすがに、そういう人を見て、面と向かって「今のうちから、老後のことも真面目に考えた方がいいよ」と言うことはしませんが(笑)、この日記を見てくれているアナタには、若いうちから老後のことを考えて、ちゃんと老後の資産作りを始めて欲しいのです。
例えば、アナタが今、25歳だとしたら、退職する60歳までにはあと35年しかありません。その間に、60歳からの20年〜25年以上を生きるためのお金を、作っておかなければならないのです。
金持ちじいさん(ばあさん)、貧乏じいさん(ばあさん)
アナタは将来、どちらになっているでしょうか? |
若いうちから少しずつで良いので、預貯金や株式投資で老後のための資産形成をすることをお勧めします。もちろん、その際は、少しでも預金金利の良い銀行や手数料の安いネット証券を利用することを忘れずに(笑)。
そしてもう一つ、老後の資金つくりのために参考となるので、まだ岡三オンライン証券に無料口座開設をしていない人は、ぜひ、ダイヤモンドZAI×3ヶ月分がタダでもらえるキャンペーンを利用することをお勧めします。
4月30日までの期間限定ですが、利用する価値は高いと思います。ちなみに僕は、このマネー雑誌を「創刊号から全て」持っています(笑)。
それくらい、お勧めな本ということです(*^^*)。
【現金5,000円】が落ちています。確実に拾って下さい。
【お知らせ】FX会社の口座開設キャンペーン一覧というページを作成してみました。なかなか美味しい魅力的なキャンペーンが多いので(笑)、ぜひ利用してみて下さい。
ちなみに、僕が魅力的だと感じたタダでもらえるキャンペーンは次の通りです。
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