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金持ち兄さんの日記 > 2008年02月の日記 > 親の経済力が子供の人生に与える影響とは?
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親の老後のことについて真剣に考えるようになってから、親の経済力が子供の人生に与える影響について、よく考えるようになりました。
この日記を読んで下さっている方はご存知だと思いますが、僕の家には、父親がいません。父と母が離婚してから、父には一度も会っていませんが、おそらく、これからも永遠に会うことはないと思います。。
今までのことにしてもそうですが、これから先、つまり、「将来のこと」についても、父が僕らに与えた影響は、ものすごく大きかったと思います。
父がいなくなったことによって、まず僕が考えなければならなくなったのは、母の老後のことです。
先日紹介した、「ワーキングプアU 努力すれば抜け出せますか」の7番目の動画では、年金6万円+公園の清掃で月8万円の収入を得ながら、アルツハイマー型の認知症の奥さんを支えている男性(76歳)の話が出てきました。
この話では、奥さんは特別養護老人ホーム:月60,000円に入っていましたが、特別養護老人ホームの費用については、何も60,000円と決まっているわけではなく、
「費用徴収は、負担能力に応じて、入所者本人と主たる扶養義務者から徴収する。扶養義務者とは、同居していた配偶者または子、ひとり暮らし老人を税制上の扶養控除の対象にしている配偶者または子」
というふうに決められています。
つまり、収入があって扶養する者がいれば、払う金額はまだまだ上がっていくということです。ですから、親の特別養護老人ホームの利用が長期間に及んだ場合、扶養者に対する経済的なダメージは、計り知れないものがあります。
ワーキングプアUの話では、旦那さん(配偶者)が奥さんを、精神的にも、そして、経済的にも支えていましたが、僕の家のように、最初から夫がいない場合にはどうなるのかと言えば、当然、子供である僕が支えることになります。
…ということは、僕はいつでも老後の母を支えられるように、「準備」をしておかなければなりません。
それに加えて、「いつか分からんけど、妹の結婚式のことも、考えとかんとなぁ…」と思うと、例えば、僕が結婚して家庭を持つとか、自分の人生を考える余裕がなくなってくるんですよね。
つまり、本来、父親が考えるようなことを、子供の僕が考えている状況なわけです(笑)。
こんな状況ですから、
「もし、経済的にしっかりした父親がいたら、俺の人生もだいぶ変わっていただろうな…」
と感じることは、正直言ってあります。本当は、
「親父の退職金・厚生年金もあるし、母の国民年金もあるし、老後は二人で楽しくやるだろう。ただ、もしどちらかに何かがあった時には、俺が援助することを考えればいい」
というのが僕の理想なんですが、これも今となっては叶わぬ夢です(笑)。
母の老後については、僕の計画では、
1.60歳までは仕事を頑張ってもらって、国民年金基金を払いきってもらう。もし、何らかの事情で払えなくなった場合には、僕が代わりに払う。
2.60歳〜70歳は、僕が母を扶養し、母の国民年金の繰り下げ手続きをする。
3.70歳になってから、42%増額された母の国民年金をもらい始める。
4.もう、経済面での心配はないから、楽しく長生きしてもらう。
という方法を考えていますが、15年以上も先のことですから、この計画通りに進めていくかはまだ分かりません。途中で年金制度が変わったり、母の環境に変化があったり、もしくは、僕の環境に変化があったりすれば、計画の修正が必要でしょうからね。
僕がこんな風に、親の老後のことについて真剣に考えるようになったのは、父親がいなくなったことも含めて、「親に、老後に自立して生活できるだけの経済力がないこと」が大きく影響していると思います。
僕くらいの年齢で、15年以上も先の親の老後のお金の心配とか、介護のこととか、悩むくらいに真剣に考えている人は、自分の周りを見渡してみても、なかなかいないですからね(笑)。
「親は親の生活、自分たちは自分たちの生活」
という風に考えている人が、ほとんどのように思います。
でもまぁ、厚生年金をもらうサラリーマンが多いことを考えれば、当たり前といえば、当たり前なんですけどね。通常なら、両親の老後のお金の心配なんて、借金があるとか、よほど特殊な事情がない限りはしなくても大丈夫ですから(;^_^A。
親の経済力って、かなり子供の人生に影響を与えるなぁ |
って本当に思います。僕が家庭を持って、子供ができた時には、
「お父さんたちは、自分ことは自分でやるから、俺たちの老後の心配なんてしなくていい。だから、お前たちはお前たちで、自分の人生のことだけを考えろ」
という風にしたいと思っています。
ところで、現在は、年金を払っていない人が4割もいるそうですが、僕は、こういった人達の将来がとても気がかりでいます。若いうち、働けるうちは何の影響もないと思いますが、問題は、ある程度、自分が歳をとってからです。
日本人の平均寿命が男性:78歳、女性:85歳という今、貧困の連鎖は、子の世代、孫の世代にまで及ぶことを考えておかないと、後で後悔することになるかもしれません。
「いざとなったら、生活保護を受けるからいい(心配しなくてもいい)!」
この言葉は、以前、僕の母が口にした言葉ですが、生活保護の問題を見てみれば、この考えは「危険な賭け」であることが分かると思います。
・ ニッポン"貧困社会" 生活保護は助けない
今のうちから、生活コストを下げて、金のなる木を植えておく事が大切です。
どんどん実が増えていく金のなる木(株主配当が年々増えていく株式)を買っておけば、あとは、その実を食べて生活していけば良いだけです。
参考 : 証券会社比較 得するネット証券の選び方
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