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貧困の「治療」は、「予防」よりも、はるかに難しい


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つい先日、派遣切りにあって職を失い、家計が苦しくなった人からメールを頂きました。返信のできない匿名のメールでしたが、とても考えさせられる内容でした。




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派遣切りなど、当然わかりきったことですが、
準備をしても、それでも、保護が必要な状況に陥るのです。



長引く景気低迷とリーマンショックにより、
IT業界は、厳冬の年でした。

もちろん派遣は保障もない仕事です。
自覚も準備もしていました。

年収ほどではないですが、貯蓄もしてました。
ですが、倹約生活を送っても、9ヶ月が限度でした。



職も、毎日4箇所に、日に寄っては6箇所、
1日12時間も費やしても見つからない
厳しい状況でした。

手身近にアルバイトしている時間の余裕もなく、
夜間に2日程度、8時間のアルバイトで収入を得るぐらい。
それでも、生活するに限界がありました。



無事、職に就くことができましたが、
それでも、カード支払いに間に合わず、
現在の給与分からは、支払い不能に陥り、
自己破産を申請することとなりました。



派遣切り→保護というのは、あまりに問題があるでしょうが、
低賃金のなか、ワーキングプアは増える一方。
一概に理想論だけでは、現実は語れません。


派遣村を見ると、確かに、甘えてる人も部分的に見えます。
しかし、本当に助けが必要な人も居ます。

上からの目線で見ても解らないでしょうが、
論より、陥ったときの対処について、
もう少し内容が充実してもらいたいですね。



なりたくてなった訳ではなく、準備していても限界があるように、
論だけでは、意味がないのです。

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まず、こういった派遣切りや解雇によって、生活保護が必要になった人をみたとき、「なんで、親元に帰って、そこで働かないの?保護を受ける前に、親元に帰るべきでしょ?」と思う方は、たくさんいると思うのですが、それは間違いであることを言っておきたいと思います。


なぜなら、「実家に帰れば、アナタのご両親のような、まともな親がいる」という前提で話しているからです。




例えば、昔から僕の日記を見ている人であれば、以前、僕の家がどのような状況であったのかを知っている人が多いと思います。


借金を繰り返す父親がいた頃の僕の家は、殺伐とした雰囲気で、もし、僕があの家に何年も、父と一緒にいたとしたら、「事件」が起こっていた可能性は否定できません


当時の日記を見てみれば、それがよくわかります。




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母は、昼間の美容師の仕事が終わった後、家族に食事を作り、夜はコンビニのおにぎりなどの惣菜を作る工場に働きに出るようになりました。


朝7:00頃に起き家族の食事を作り、そしてそれから美容室で働き、そして、夜7:00くらいに帰ってきて家族の夕食を作り、そして、夜の9時位から工場に働きに行く。

そして、帰ってくるのは、朝方の4時くらいでした。



その繰り返しを週に5日くらいやっている状態でしたから、さすがに体もおかしくなってきますよね。

気のせいかもしれませんが、この時一気に母の顔が老け込んだように思えました。



それである日、夜工場に働きに行く途中に母が事故にあいました。

常に睡眠不足だったからでしょうか、道路脇から出てくる車に気付かず、それを避けようとして車のハンドルを切ったところ、母の車が横転してしまったのです。



幸い、母の体はかすり傷程度で無事でしたが、車を修理するために数十万円が必要になりました。

子供の学費を稼ぐために夜も仕事に出ているのに、そのお金が全部ふっとぶような車の修理代が必要になったのです。もう、何もかもが悪い方向に進んでいて、ドン底の状態でした。



その時父は何をしていたのか…今までの自分の生活スタイルを変えず、家に帰っては酒を飲み、母の料理がマズイとか、手抜きだと言っていました。


兄さんと妹は、「お父さんの借金で家がこんな状態になってしまったのだから、お母さんじゃなくてお父さんが夜働くべきでしょ!」と、母が働きに出ている間、何度も父に言っていましたが、酒を飲んだら、もう人の話など聞く状態ではありません。


開き直って、そして、10時くらいになったら自分だけ寝る。こんな信じられないような生活を送っていました。



日記の読者の方に引かれてしまうかもしれませんが、この時に兄さんは始めて思いましたね…『父は、死んだ方が良いんじゃないか…』と。


このままでは、過労で母が死んでしまう。

それだったら、母をこんな目に遭わせている父が死ぬのが当然だ



と思ったのです。

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もし僕が、正社員や派遣社員、パート・アルバイトで働いていたとして、それで、会社都合によって職を失い、生活保護しか頼るものがなかったとします。


その時、アナタが僕にアドバイスをするとして、「家に帰れ」と、父がいたころの僕の家庭の状況を知っているアナタは、言えるでしょうか?


そして、僕が実家に帰ることで状況が改善すると、自信を持って思えるでしょうか?




ここまで読めば、貧困状態に陥った人の家庭状況も知らず、「まずは、家に帰って、ご両親の世話になったらどうだ?」なんてアドバイスが、どれだけ的外れで、勘違いであるかが分かっていただけると思います。




頼れる両親、まともな実家ではないから、帰れず、
孤立し、貧困に陥っている可能性が高いのです。




簡単に解決できると思い、よかれと思ってした実家への帰省のアドバイスが、「火に油を注ぐ結果」になる可能性もありますので、この手のアドバイスをする場合には、家庭状況がどうであるかをリサーチしてから、話をすることをお勧めします。


実家に頼る、そんなことは、誰でも思いつくことなのですから。こういった状況に陥った人にとっては、アナタの「前提」が間違っている可能性が高いのです。






さて、このメールをくださった方は、「予防」ではなく、「治療」についての情報を求めてきていることが分かりますが、僕には、とても難しい問題だと思いました。


ガンや糖尿病など、病気については、予防に比べて、治療はかなりのエネルギーを必要とし、そして、それが重病であればあるほど、完治させることは難しくなります。


これは、貧困についても同じだと思っています。




「貧困の予防のために」日頃からお金を大切にし、無駄遣いをせずに節約し、せっせと貯金や資産作り、もしくは、自分への投資を行う。

これは、働いている人など、何らかの収入がある人であれば、「誰にでもできること」ではありますが、実行するには強い意思が必要で、そう簡単ではありません。




その予防をこの方はやっていたのですから、とても素晴らしいことだと思いました。

おそらく、正社員として働いている人であっても、失業してから9ヶ月も生活できるほどの準備ができている人は、あまりいないと思います。



例えば、ひと月の生活費が10万円だったとしたら、90万円の資金、そして、生活費が15万円だったとしたら、135万円の資金が必要なわけですからね。


失業手当があったことを考えても、9ヶ月を過ごすだけの準備をしておくことは、簡単にできることではないと思いました。この方は、仕事も一生懸命に探していたようですし、とても素晴らしいと思います。




なお、この方のメールの中には、「カード払いに間に合わず、自己破産を申請した」ということが書いてありますが、これだけの準備をしていた方ですから、おそらく、生活費(住所確保の手段)としてキャッシングを利用したのではないかと思いました。



キャッシング(サラ金)業者、そして、キャッシングを利用することについて、昔の僕は、かなり否定的な見方をしていましたが、今は、考え方が変わりつつあります。



例えば、派遣社員で失業した人が、家賃を払うお金がなくなったとします。


その時、家族や友達などに、家賃や生活費を借りられればいいですが、10万〜15万円ものお金を貸してくれる人は、ほとんどいないでしょう。


ましてや、先ほどの僕の家の話のように、実家に頼れない場合には、これだけの金額を借りられるのは、ほぼ0%に近い可能性になると思います。




そして、家賃が支払われないとのことで、賃貸アパート・マンションから出ていくことになると、就職にとって、最も大切といってもいい「住所」を失ってしまいます。この状態になってしまうと、ドン底まで落ちていく可能性は、かなり高くなるでしょう。




こういった状況では、キャッシングの利用価値があります。


「住所を確保するために」キャッシングを利用して、就職活動を続ければ、住所がない状態となった時とは、まったく比べ物にならないくらい、就職活動を有利に進めることができますからね。




もちろん、借りたお金ですから、返済の必要はありますが、職が見つかって、給料がもらえる状態になれば、返済はそう難しくないはずです。


なにより、先ほども言ったように、住所を失ってしまえば、就職活動については「絶望」の状態に近くなるのですから、それを考えれば、キャッシングの利用は否定すべきことではなく、むしろ、利用した方がいいくらいだと思いました。



僕のキャッシングに対する考えは、父親のことが強く印象にありすぎて、「キャッシングを有効活用する」という選択肢をまるで考えない状態に陥っていました。


しかし、こういった風に「キャッシングを有効に使うことも可能である」と気付いたら、自分のキャッシングに対しての考えを改善する余地があると考えています。




今回メールをくださったこの方も、おそらく、「住所を確保するためにカード払い(多分、クレジットカードを利用したキャッシング?)を利用したが、それが返済できない状態に陥ってしまった」という経緯ではないかと思いました。


決して、一般的に浪費と言われる、酒・たばこや、パチンコ等のギャンブルなどの遊び、買い物に利用して、支払いが困難になったのではないと思います。


ちゃんと働いて生活していくための「最後の手段」として、キャッシングを利用したのでしょう。ですから、ツッコムところではないと思いました。




なお、自己破産を申請されているとのことで、今後、クレジットカードは利用できなくなるでしょうが、ブラックリスト情報・18歳未満の未成年でも持てるクレジットカードとは?で紹介しているスルガ銀行に口座開設をすると貰える「スルガ銀行 VISAデビットカード」を利用すれば、カード利用ができずに不便な思いをすることは、かなり少なくなると思います。




たばこや酒、ギャンブル、そして、計画性のないの借金など、自己責任で貧困に陥ってしまう人もいますが、今回メールをくださった方のように、必死に努力したけど、苦しい状況に陥ってしまった人達に対しては、やはり、公的保護の充実が必要なのでしょうね。



こういった話をすると、「いや、まだまだ本人の努力が足りなかったんだ」という話をする人もいますが、これを言ってしまうとキリがありませんし、何の解決にもなりません。


例えば、「じゃあ、なんでアナタは小さいころから勉強をして、東大・京大などの一流大学を卒業できるように頑張らなかったんだ?そうすれば、職にも困らなかっただろうに」などと、いくらでも過去にさかのぼって、その人自身の責任を問うことができるのですから。




今回の方は、長い失業生活を乗り越え、自分で仕事を見付け、働き始めたとのことです。これはつまり、「公的保障を受ける側から、今度は、働いて税金を納める側」に、この人が変わったことを意味します。


これを投資と考えるのであれば、今までは−だったものが、一気に+になったのですから、企業で言えば、赤字決算→黒字決算になったようなもので、社会にとっては、もの凄いリターン(プラス効果)であることが分かると思います。




日本の失業率が5%に超えている状況が続いていますが、この状態を「他人事だ」と思ってほおっておけば、自分の子供、そして、孫、ひ孫の世代にとって、悲惨な世の中が待っているだけのような気がします。



例えば、日本の失業率が10%を超えたとして、そういう社会に、自分の子供や孫、ひ孫を送り出したいと思いますか?

こういう状態になれば、もう、「他人事」では済まされないことが分かって頂けると思います。





なお、一銭のお金も使わずに、貧困に陥った人たちを助ける方法として、「自信を失ってしまわないように、励ますこと」「その人の価値を認めてあげること」が大切ではないかと、僕は、自分の過去の経験から思います。




父親の借金問題が最終段階を迎えたとき、僕は自信を失いかけ、人生を諦めかけていたことがありました。



しかしその時、そばに彼女がいることによって、僕は励まされ、自分の存在価値を認識することができました。


そして、その彼女がいなくなった後には、ある人の存在や、学校の友達の励ましで、自分への自信を完全に失わずに済みました。



他にも、様々な重要なタイミングで、未熟だった僕は、人に助けられてきました。例えば、高校時代の恩師にしても、そうでしょう。




「自分への自信を失って、心が折れてしまわなければ」、苦しい状況にあっても、必ず復活できるのものだと僕は信じています。



もちろん、中には、僕の父のように、自分の甘えで貧困になってしまった人もいますから(苦笑)、全員にこうして欲しいとは言いませんが、派遣切りなどによって失業状態になっている人で、将来性があると思う人がいたら、金銭的な手助けまではできなくても良いですから、ぜひ、「その人を認めてあげて、励まして欲しい」と思います。



なお、今は「かわいそうな人」とだけに見える人の中には、僕のように、時間をかけて復活してくる人が必ず含まれていると思います。

そういう人は、自分が最悪な時期に励ましてくれたり、支えてくれた人の恩を決して忘れないものです。



そして、また逆に、自分が一時的に悪い状況に陥った時に、急に疎遠になった人(冷たくなった人)のことも、しっかりと覚えているものだと思います(笑)。




最後に、僕の役割は貧困の「治療」ではなく、「予防」だと思っています。


ですから、現実は、アリとキリギリスの物語のようには、甘くはないで紹介したように、「兄さんの日記を読むと、不安になる」と思われたとしても、今後も、警告を発して、貧困の「予防」をしていきたいと思っています。




FX口座開設 現金プレゼントキャンペーン」などでしっかりと、本業以外の現金を獲得し、失業状態に陥っても、そこから抜け出すまで耐えられるように、しっかりと、節約もして下さいね。



今回メールをくださった方のように、失業状態が9ヶ月も続いてしまうような状況が、現実としてあるのですから、日ごろから、十分すぎるほどの予防をして欲しいと思います。





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