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   金持ち兄さんの日記 > 2008年08月の日記 > 消費者金融での借金(ローン・キャッシング)は、善か悪か?

消費者金融での借金(ローン・キャッシング)は善か悪か?


この質問をされた時、まだ父親の借金に苦しめられていた頃の僕なら、間違いなく



借金(ローンやキャッシング)を利用することは、悪いことだ!



と即答していたと思います。



僕、そして、僕の家族を散々苦しめた借金というものに対して、感情的になっていたので、冷静に判断することができませんでしたからね。




じゃあ今は、借金というものに対して、僕がどう思うのかと言うと、



借金には、良いも悪いもない。ただの道具。



という感じです。実際のところ、そうだと思います。借金はただの道具でしかありません。




思えば、僕が父親の借金で苦しんでいた頃は、消費者金融(サラ金)の存在そのものを憎んだこともありました。しかし、消費者金融の存在が本当に悪かったのかを、冷静にじっくりと考えてみると、そうではない事が分かります。



消費者金融は、銀行(ネットバンク)と違って、無担保・無保証人でお金を貸してくれます。しかも、ほとんどの消費者金融では、すぐに満額50万円も貸してくれるという「素晴らしさ」です。



僕がこう書くと、



サラ金(消費者金融)が素晴らしい??バカなことを言っちゃいかんよ」



と感じる方もいるかもしれませんが、よ〜く考えてみて下さい(笑)。


もし、アナタが「50万円を貸してくれ」と友達に言われたら、貸せますか?



友人・恋人同士や親族同士のお金の貸し借りは、ほとんどの場合、サラ金と同じで無担保・無保証人の借金です。

しかも、頼まれたら、ものすごく断りにくい上に、もし、返済途中で相手に逃げられたら、それ以降は回収のしようがない場合がほとんどだと思います。だから、貸したくありません。



しかし、サラ金(消費者金融)では、高い金利ではありますが、僕らだったら絶対にやりたくない、無担保・無保証人の高額融資をやってくれているのです。


僕はこのことに気付いたとき、サラ金の存在自体を憎み、否定していた事が大きな間違いであることに気付きました。サラ金自体は、上手く使えば素晴らしい道具だと思います。



例えば、手元にお金がなく、緊急で、どうしてもお金が必要になった時、サラ金なら、何の担保もなしに、誰の助け(保証人)も借りることなく、最高で50万円まで貸してくれるのです。



用途は問わず、無担保・無保証人で満額50万円まで貸付!



ハッキリ言って、このサービス自体は、素晴らしいとしか言いようがないと思います。




50万円を借りるだけの繋がり(人間関係)や、働き出したばかりでまだ信用が築けてない人は、もし、サラ金がなければ、どうしても必要な50万円ものお金をどうやって準備できるのでしょうか?

これだけの金額を無担保・無保証人ですぐに貸してくれる人なんて、そう見付かるものではありません。



しかし、消費者金融(サラ金)なら、簡単な審査だけで、無担保・無保証人ですぐに最高50万円という現金を貸してくれます。やはり、どう考えても、サラ金の存在自体は否定できるものではないのです。





大切なのは、借金する人のリスク管理、意志の強さ




だと思います。

僕の父には、この両方が欠けていたから、サラ金からの借金がキッカケとなり、身を滅ぼしたのです。悪いのは、サラ金の存在ではなく、僕の父のリスク管理のなさ・意志の弱さだと思います。




「借金の良し悪しの原因となるのは、借金を利用する人である」ということを証明するかのように、実際に、借金の力を利用して大成功を収める人や、自分の会社をドンドンと拡大させることに成功する人も大勢います。




例えば、株式投資信用取引や、FX(外国為替証拠金取引)レバレッジでは、自己資金の何倍もの取引ができますが、ある意味、これも借金と同じようなものです。


これらの取引を上手く利用できる人であれば、通常の何倍もの速さで、自分の資産を大きく増やすことができます。

実際、株式投資やFXを利用して、短期間で1億とか10億とか、200億とか資産を増やしている人は、ほぼ例外なく、これらの取引方法を利用しています。




この例からも分かるように、「借金=悪いことではない」のです。

もし借金が利用できなければ、先ほど例に挙げたような人達は、短期間で、数億円もの資産を築くことは無理だったでしょう。借金が上手く利用できたからこそ、大きく儲けることができたのです。




また、住宅ローンを利用して家を買ったり、車を買ったりする場合も同じです。借金を利用することで、通常なら今は買えない商品を「速く」手に入れることができます。



まだ働き始めて10年も経ってないような若い夫婦が立派な新築住宅を買ったり、20歳ソコソコの若いお兄さんがカッコイイ新車を買ったりといったことは、親の援助か借金を利用する以外に、通常なら「できるはずのないこと」です。つまり、



借金とは、何かを「速く」実現するための加速装置



なのだと思います。




ただし、ただの加速装置ではなくて、



諸刃の剣



でもあることを忘れてはいけません。僕の父がそうであったように、使い方を誤ると、自分の人生がどん底に転げ落ちていってしまうリスクも備えているのです。




借金は、何かを速く実現するための加速装置だと言いましたが、個人的には、借金で「資産価値の上がらない消費財」を速く手に入れることはお勧めしません。



僕が借金をしてでも手に入れても良いと思うものは、



将来、資産価値が上がる物や、お金を産んでくれる物



です。



例えば、株式外貨、不動産などがこれに当たります。



また、基本的に住宅は負債ですが、ちゃんと計算された上での住宅購入であれば、余裕のある返済ができる住宅ローンを組んで、適正価格以下で放置されている中古住宅を狙って買うのは、アリだと思います。

なぜなら、住居費の節約という形で、アナタの資産形成にプラスになるからです。


実際、僕は、住宅という住居費を安定して節約してくれる道具を手に入れたことで、投資に回せるお金が増え、資産形成にかなりのプラスになっています。




今までの説明を読んでいただければ分かるように、借金は、上手く使えばとても便利な道具なのですが、これを上手く使いこなすには、かなりのスキルが必要です。


僕も、会社経営において、公的機関の低利な借金を検討したことが何度かありますが、結局、借金を上手く使いこなせるという自信が持てず、相変わらず、会社は無借金経営のままです。


無借金経営なので「安心」ではありますが、借金を全く利用していないことによって、事業展開のスピードが「遅く」なっていることは確実だと思います。

しかし、だからと言って、借金を利用することが良いとも言えません。




この事から考えても、やっぱり、借金には善も悪もなく、ただの道具でしかないのです。




だからもし、現在、アナタやアナタの家族が借金の返済で苦しんでいるのだとしたら、道具の使い方に誤りがあったか、そもそも、道具を使いこなせるスキル(技術)がなかった可能性が高いと思います。


サラ金の金利が高いからとか、そういう事が問題ではないのです。


ですので、己を知り、現在の借金を早く返したら、借金という道具を使うことを止めることをお勧めします。人生は長いので、よくよく考えたら、別に急ぐ必要はないんですから(*^^*)。




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