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金持ち兄さんの日記 > 2009年2月の日記 > 母子家庭のお母さんからの家計相談
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母子家庭(離婚)とお金の問題で予告していたとおり、今日の日記は、母子家庭のお母さんからの家計相談に答えてみたいと思います。
僕の友達にも、シングルマザーいて、「子供の父親と一緒に住まない方が、返って、良かったんじゃないか?」と思うくらい、教育熱心でしっかりしていますが(笑)、今回、家計相談をしてくださったお母さんも、やはり堅実と言うか、かなりしっかりしています。
ひょっとすると、普通の夫婦より、しっかりとした金銭感覚とバランス感覚を持っているかもしれません。子供の将来についてもちゃんと考えていて、とても素晴らしいです。
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初めまして。お兄さん。山口(仮名)といいます。
昨年末に、ふとした事からお兄さんのHPにたどり着き、それから毎日のように拝見させていただいております。
日記を遡り何度も拝見し、「お兄さんのような人も、いるのだ!」と本当に勉強になりました!「私も頑張れる」と決心できたように思います。
そんなまだ浅い閲覧者で、本当に図々しいのですが(汗)、私のこれから先の進む道について、何かお兄さんからのアドバイスを頂けたらと思います。もしお時間にゆとりがありましたら、どうぞよろしくお願い致します。
私は28才、1才11ヶ月の息子と暮らすシングルマザーです。
妊娠発覚後に別れたので、出産直後から父親はおりません。
私は様々な人の意見を聞き、将来を考えた上で、ひとりでも産み、育てる事を決めました(…とは言っても、本当に、色々な人に助けられています!親や国の制度や、友人に感謝しきれないです)。
現在、子供はとっても可愛くて、私の元気の源です♪産前の葛藤が嘘のように、「産んで良かった」と心底思っています。お兄さんにも、いつか会わせたいです♪
産後5ヶ月で、学生(専門学校卒)の頃にアルバイトしていた飲食店に、パート勤務のような形で雇用して頂き、現在も就業中です。
昔は接客だったのですが、もともと料理好きなのもあり、「手に職があった方が良い」と思い、厨房勤務にしてもらい、昨年、調理師免許を取得しました。
当時は、子供が生まれた月の関係上で保育園に入れず、月額:4万円程の託児所に預けて働いていました(給料の約半分が消える感じです!それでも、将来が不安でとりあえず働かなくては!!と焦っていた頃です)。
その時は、実家にお世話になっていたので、託児所費と子供にかかる雑費以外は、細々と貯金していました。
ですが、親と同居していると、母子家庭の公的補助制度は適用されず、両親はふたりとも57才で現役で働いているため、世帯の収入合算により、保育園に入る事も難しく、入れたとしても、世帯収入で保育料が決定されるので、とても高くなってしまいます。
そして現在は、妹とシェアする形で、大阪市内の賃貸マンションに住んでいます。
我が家の家計になります。
- 収入
・ 給料 : 95,000円〜100,000円 (扶養手当など全て含み。月によって変動)
・ 児童扶養手当 : 41,720円 (年3回、4ヶ月分まとめて支給)
・ 児童手当 : 12,000円 (年3回、4ヶ月分まとめて支給)
・ 養育費 : 30,000円
(やや滞り気味・・。子供が20才までの約束ですが、あまり頼りにするのは不安。公正証書は作成しているので、最悪の場合強制執行できますが…)
支出
・ 家賃 : 43,000円
(妹と半分ずつ。実質家賃:86,000円。
昔、私が借りていた家で、「妹と友人がシェアしていたが、その友人が退去し、私が戻った」という感じになります。
駅に近く綺麗ですが、1LDKで3人で住むには狭く、できれば、もう少し安くて広い物件に引越したいのですが…。
今の職場と保育園に近く、あと何年住むかわからない不安と、「引っ越して一人で払う家賃に比べたら、今の方がまだ安いので…」など考えたら、動けずにいます)
・ 光熱費 : 約12,000円 (電気・ガス・水道)
・ プロバイダ : 2,500円
(ヤフーBBで実質約5,000円。パソコン購入時に、契約にてパソコンの商品代金を30,000円ほど割引してもらいました。
とりあえず、半年ほどは使って、プロバイダーの見直しをしたいと思います)
・ 携帯代 : 0円
(4,000円強くらい。ドコモのファミリー割引で、実家の父が「孫のために!」と払ってくれています。恥ずかしい話ですが…)
・ 保育料 : 0円
(前年度の所得がほとんどなかったため。今年度は4月に決定します)
・ 延長保育料 : 3,500円
(一番高い時で。16時以降は有料。月によって変動しますが、だいたい3,000円前後)
・ その他、保育園関係 : 3,000円 (設備維持費、絵本代等・・)
・ 食費 : 約15,000円 (職場の賄いや、実家でご馳走になる時も)
・ 雑費 : 12,000円 (歯医者等・交通費・日用品・主にオムツ!)
・ 交際費 : 5,000円 (人へのプレゼントや、私の化粧品等)
・ 貯金 : 50,000円
(児童扶養手当と児童手当の分は、今のところ手をつけず、息子名義で貯金しています)
・ 国民年金 : 0円
(全額免除申請中)
余裕がある月は、国民年金の支払い用に15,000円を貯金しています。「それなら、毎月払えば良い」とは思うのですが、万が一何かあったときのために、すぐ動かせるお金として置いている感じです。
お兄さんはどう思われますか?貯金するのなら、毎月ちゃんと払うべきですよね…)
・ 残 (翌月への繰り越し、子供とお出かけ等)
毎月ではありませんが
・ 学資保険(息子) : 10,682円 (年2回、64,095円の前納割引あり)
・ 死亡保障(私) : 1,680円 (年2回、10,010円の前納割引あり)
が貯蓄の口座から引き落とされます。なので、「ある程度、貯まったな♪」と思ったら、ポコっと7万円ほどなくなったりします!(笑)
死亡保障は、とりあえず普通の家庭のお父さんに相当するくらいにし、医療機関については、先述の制度により、通院入院しても日額500円限度なので、まだ医療保障は入っていません。
ですが、「その間の生活資金確保のため、いつか入ならくては…」と思っています。「掛け金もどんどん上がるので、なるべく早いうちには」と考えています。
子供の保険も、せめて共済くらいは加入した方が良いでしょうか?
今はまだ、それほど子供にお金もかかりませんので、着実に少しずつ貯金できていますが(複数に口座をわけていますが、貯金総額、現在:200万円を達成したところです)、これから先の過ごし方に迷っています。
いつかは、中古で良いので、子供とふたり暮らせる位のマンションを購入したいと思います(私の老後のためにも!)
転職し、正社員になりたいとも思っていますが、子供が器官が弱く、保育園からすぐ呼び出されます。こじらせて入院になると、まだ小さいので完全付き添いになるので、「正社員になるのは、もう少し待ちなさい」と母から説得されているところです。。
今の職場は、社長との付き合いも長いので、私の状況も理解してくれていて、とても良くして頂いています。社長の計らいで、扶養手当として毎月5,000円つけてくれています。
仕事も楽しく、良い環境です!ですが、やはり私としては、「収入をもう少し増やしたい」という気持ちが若干あります。。。
一番大きいのは家賃です。でも、中古マンション購入するとしても、パートだと住宅ローンは組めないし、そもそも今となっては、大きい借金をかかえる事に疑問もあります。
お兄さんはどう思いますか??
私と息子が将来、お金に困ることなく暮らしていくために、どのくらいのペースで貯金し、大体どのくらいの貯蓄があれば良いでしょうか?
今の家計で不備なところ等、お兄さんの目から見て、教えて頂けたら嬉しいです。
今、労働時間が短く、家にいる時間が十分にありますので、まずお兄さんのサイトで教わった事を順次行ってみます。
とりあえず、今私がすぐにできることは、毎日の節約と、その為に手間を惜しまない事だと思っています!心にゆとりを持って、本末転倒にならないよう、息子との時間も大切にしつつ頑張っていきますね!
まだまだとっても寒いですので、お兄さんもお体気をつけて下さいね♪
大阪の冬は、毎年地味ーにすごく寒いです!最近、夕ご飯は鍋の確率がかなり高いです〜。
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以上が山口さんからのメールですが、まずは僕の感想を言う前に、家計の状況などをまとめてみたいと思います。
- 家族構成
収入
・ 収入 : 100,000円(年間:120万円)
・ 児童扶養手当 : 41,720円 (18歳の年度末まで支給)
・ 児童手当 : 10,000円 (4歳以降:5,000円、小学卒業で終了)
・ 養育費 : 30,000円
■子供が4歳になるまでの収入
月額:151,720円/年間:1,820,640円
■子供が4歳になり、小学校を卒業するまでの収入
月額:146,720円/年間:1,760,640円
■子供が中学に入学し、18歳年度末(3月)になるまでの収入
月額:141,720円/年間:1,700,640円
■子供が18歳年度末(3月)に到達した後の収入
月額:100,000円/年間:1,200,000円
※養育費については、統計上、当てにない方がいいと思いますので、上に掲載したそれぞれの収入には含めませんでした。
こうやって収入の変化を書いてみて分かるのは、「最初に手厚かった各種公的手当ては、子供の成長とともに減っていく」ということです。
しかし、現実的には、子供の成長に比例して必要な金は増えていきますよね?
…ということは、その時には、国の手当てが減った分と、子供にかかるお金が増えていく分を補わなければなりませんから、当然、自分の力で収入を増やす必要があります。
また、各種公的な手当ては、子供が18歳になって最初の3月になると支給が止まりますから、もし、子供を大学まで卒業させたいと思えば、かなり早い段階から、進学するための費用を準備しておいた方が良いと思います。
大学に進学した後は、保険としての満額奨学金+アルバイトで、卒業するまでの学費は準備できると思いますが、大学の受験費用や入学金、教科書代などの初期費用は、子供が大学に進学するまでに準備が必要ですからね。
ただ、既に学資保険をかけているようなので、この学資保険を途中でやめることなく継続して、大学進学のための費用に当てれば、大学の初期費用については大丈夫だと思います。
支出
固定費 : 月額76,862円/年間922,344円
変動費 : 月額30,000円/年間360,000円
合計 : 月額100,862円/年間1,282,344円
(年間:約130万円)
「見直す箇所がないくらい、無駄のない生活ができているなぁ」と思いました。
家賃が43,000円というのは、確かに、公営住宅に比べれば割高なのかもしれませんが、「駅に近く、職場や保育園も近い」というメリットを考えれば、単純に家賃だけで良し悪しを比較することはできません。
「交通費や時間の節約効果+快適性」を考えたら、家賃が格安な公営住宅に住むよりも、良いのかもしれませんからね。
なお、現在、安くて広いところへの引越しも考えているようですが、上に書いたメリットもありますので、山口さんが思っているように、今はまだ動かない方がいいと思います。
例えば、妹さんの結婚や山口さんの転職など、何らかの大きなキッカケがあって引っ越すのであれば、今でも良いと思いますが、引っ越しを考えている理由が「家賃と部屋の広さが気になる」だけなら、引越しはお勧めしません。
ちなみに、もし、僕が引越しを考えるのであれば、まずは、子供をどの小学校(学区)に通わせたいのかを考えて、それから物件探しを始めると思います。
6年間も通う小学校(教育環境)をどこにするのかは、とても大事だと思いますからね。
なお、僕が引越先を決める際に優先するものを並べるなら、
1.子供を通わせたい小学校の学区内にする(教育環境を重視)
2.「家賃の節約+時間の節約のメリット」が十分にあるかを検討する
3.病院・図書館・スーパーが近いなど、生活しやすい環境かどうか。
といった感じでしょうか。
この辺は、住宅(家)が負債であるのは間違いないで家を買うときに重視した点と同じです。
賃貸物件に住むことの大きなメリットの1つは「引越が簡単にできること」だと思いますので、どうせ引越をするのであれば、もっと重要なタイミングで動いた方が良いと思います。
なお、学資保険については、家計相談:27歳夫婦、年収260万円で【700万円】も預金!の時に考えを述べましたが、僕は「貯金ができる家には、学資保険は必要ない」と思っています。
例えば、今山口さんが学資保険に当てている月額:10,000円を削ったとして、その分を貯金に回せることによって得られる「心の安心(余裕)」を考えれば、あまりメリットの大きいものだと思えないんですよね。
…ただ、学資保険については人それぞれ考え方が違いますから、安心として学資保険を利用したいというのであれば、それも悪くないと思います。
資産
貯金 : 200万円
現時点で、これだけの貯金ができているのは、かなり凄いと思いました。
学資保険の分も含めると、毎月:60,000円ほどの貯金ができているようなので、ずっと、このペースを守って欲しいと思います。
負債
なし。素晴らしいです!
…と簡単に家計状況を把握したところで、気になるところを見ていきたいと思います。
「毎月:50,000円の貯金ができている」「今、労働時間が短く、家にいる時間が十分にあります」という内容から推測できるように、今、山口さんは、時間とお金に余裕があるステージにいると思います。
しかし、児童扶養手当 や児童手当が子供の年齢に比例して、だんだんと削られていく仕組みになっていることを考えれば、このままいくと、「今の時間と余裕は、段々となくなっていくものだ」と考えていた方が良いでしょう。
ですから、僕としては、「できるだけ早く正社員として就職し、高い給料をもらうことに繋がるスキルを、今のうちに身に付けていった方が良いのではないか?」と思いました。
なお、国民年金と厚生年金の違いなどを考えれば、正社員になるのがベストだと思いますが、将来の高い給料に結びつくスキルが身に付くのであれば、就業形態は、アルバイトやパートでも構わないと思います。
山口さんのお母さんから「正社員になるのは、もう少し待ちなさい」と説得されている、とのことですが、僕としては「この”もう少し待つ”は、どれくらいの期間のことを言ってるんだろうか?」と気になりました。
山口さんは、あと2年すれば30代になってしまいます。
正直、正社員として就職することを考えれば、これはかなりのマイナス点だと思います。誰でも知っていることではありますが、若ければ若いほど就職には有利ですからね。
一戸建てにしても、マンションにしても同じですが、住宅(家)が負債であるのは間違いないですから、子供が独立する前に、住宅ローンを利用して、維持費がかかる不動産を持つことは、リスクが高いように思います。
もちろん、子供が高校まで通って、あとは就職するということが決まっていれば、住宅ローンを利用して不動産を購入しても良いとは思いますが、学費一覧を見れば分かるように、子供が県外の私立大学に通うような事になれば、莫大な資金が必要になります。
それなのに、子供の学費&仕送りにプラスして、住宅ローンの支払いが乗っかったとすれば、生活が破綻する可能性は、かなり高くなると考えておいた方がいいでしょう。
また、僕の家庭のように、将来、他県で子供と一緒に住む(子供の近くに住む)ことになる可能性も、絶対にないとは言えませんから、それを考えたら、できるだけ「身軽」でいた方が良いんじゃないかと思いました。
実際、僕の家では、母が土地を購入していたため、将来、母親を名古屋に連れてきたときに、その土地をどう処分するかに頭を悩ませています。不動産というものは、株式投資のように簡単に買い手が見付かるものでもないので、現金化するのも難しいですからね。
それに、日本人の平均寿命を考えれば、28歳の山口さんには、あと約60年もの時間があります。
また、子供が大学を卒業して働き出した時であっても、「平均寿命まで、あと38年もの時間が残っている」わけです。
これを考えれば、子供が自立してから、自分が残りの期間を過ごす不動産(終の棲家)を購入しても、ぜんぜん遅くはないと思いますし、その頃には、きっと、今よりもずっと設備の良い不動産が手頃な値段でゴロゴロしているでしょう。
住宅購入は慎重に考えなければ危ないでも書いたように、日本の世帯数よりも、建っている家の方が”今の時点で既に多い”のですから、子供が社会人として一人前になったのを見届けてから住宅を購入しても、いいんじゃないかな?と思いました。
ちなみに、僕も住宅を購入していますが、この時はあくまでも、消費において、冒険者(リスクを負って開拓する人)にならないに書いたように「自分への不動産投資だ」と思って、現金一括で購入しました。
ですから、必要とあれば、「今の家を賃貸一戸建てとして誰かに貸して、自分はまた別のところに住む」という選択肢も持っています。なので、住宅は持っていますが、実は「身軽」なんです。
まだ、自分や子供の将来がどうなるのか分からないうちに、気合を入れて?(笑)素晴らしい住宅を手に入れようと考えるのは、個人的には、かなりリスクが高い行動だと思います。
現在は、
「親と同居していると、母子家庭の公的補助制度は適用されず、両親はふたりとも57才で現役で働いているため、世帯の収入合算により、保育園に入る事も難しく」
という理由で、ご両親と一緒に暮らしていないようですが、ご両親が仕事を辞めたり、年金生活に入った場合には、「子供と一緒に、実家に戻って生活するという選択も、アリかな?」と思いました。
児童扶養手当などの公的手当ては削られるかもしれませんが、引退したご両親が家事や子供の世話をしてくれば、その分、山口さんには「時間の余裕」ができますから、その時間を仕事に当てれば、手当てをもらうよりも、ずっと収入を増やすことが可能だと思います。
児童扶養手当や児童手当は、いずれは必ずなくなるものですが、自分のスキルアップによって得た収入は、自分が頑張り続ける限り、大きく減る可能性は低いでしょうから、
「いずれは必ずなくなる、たった月額:52,000円程度の手当てをもらうよりも、自分の力で収入を増やす方が、長い目でみればずっと良い」
とも考えられます。
また、家賃や食費などの生活費も、今よりも抑えることができるでしょうから、経済的な面から考えても、別居するよりもいいかもしれません。
山口さんは、現在、国民年金を全額免除申請中とのことですが、免除期間中であっても、障害基礎年金や遺族基礎年金といった年金のメリットは受けることができるので、今はこれでも良いと思います。
免除を受けた期間については、過去10年間までは、さかのぼって年金保険料を納める(追納)することができますから、もし、一時的に収入が大幅に増えたりして、公的手当ての金額が削られそうになった時のために、「年金の追納を、世帯収入を抑える保険として温存しておく」こともできます。
例えば、山口さんが正社員として働き始めたときには、パートの時に比べるとかなり所得が増えるでしょうから、この時に、今まで免除していた期間の年金を一気に追納してしまえば、とりあえず、その年までは所得を抑えることができます。
なお、追納した分は、将来の老齢基礎年金にプラスされる上に、国民年金は、節税に使えるので、「公的手当ての金額は減らさずに、将来の年金はプラスされ、節税もできる」という一石三鳥ということになりますね(笑)。
山口さんは、「余裕がある月は、国民年金の支払い用に15,000円を貯金しています」と書いていたので、年金を払う余力はあるんだと思います。
ですから、国民年金制度の仕組みを考えれば、本当は、こういった使い方を紹介するのは良くないんでしょうが、今回は「子供の将来のため」ということで、読者の方、どうかご了承下さい(;^_^A。
払うお金がある人は、ちゃんと年金を納めましょう。
日本人の平均寿命は男性:78歳、女性:85歳となり、とても長くなりました。これによって、老後のお金の計画を立てずに人生を過ごしていけば、悲惨なことになる可能性が高くなっています。
一般的な夫婦でさえ、老後の生活費や資金については頭を悩ませる問題だと思いますが、結婚する!離婚しない!でも説明したように、母子家庭などで1人の場合には、事態はかなり深刻です。
僕の母にしてもそうですが、「配偶者(結婚相手)というワンクッション」がないので、歳をとった親に何かがあった場合、ダイレクトに、子供の生活に影響が出てきます。
これを考えれば、離婚するなどして、1人親になった場合には、かなりしっかりとした老後の資金計画を立てておかなかればいけません。親の介護が始まれば、子供の経済面はもちろんのこと、結婚や結婚後の生活等にも大きな影響を与えますからね。
それを回避するには、迷惑をかけないだけの十分な老後資産が必要だと思います。
ちなみに、山口さんの子供が大学を卒業して社会に出たとき、山口さんは47歳です。
「正社員として働くという面から考えれば、もう終盤」に近づいている年齢です。一般的な定年が55歳〜60歳だと考えると、残すところ、あと8年〜13年しかありませんからね。
もしかしたら、この年齢から猛烈に働いて、十分な老後資金を作ることも可能なのかもしれませんが、僕はまだ若く、実際に47歳という年齢になったことがないので、「なんとかなる!」といった無責任なことは言いたくありません。
ですから、難しいかもしれませんが、山口さんには、今のうちから、自分の老後資金の準備について、考えて欲しいと思います。
とりあえず、手っ取り早く老後の収入を増やす方法としては、厚生年金の老齢厚生年金を受け取れるようになることです。
正社員として働けば、ほとんどの場合、厚生年金に加入できますから、これが年金を増やす方法としては、一番簡単だと思います。
また、厚生年金加入者になれば、障害厚生年金や遺族厚生年金もくっついてきますから、山口さんに万が一のことがあった時も安心です。
正直なところ、民間の保険に加入するより、厚生年金加入者になる方が優先順位としては高いですから、保険のことで悩む前に、厚生年金加入者になることを考えた方が合理的だと思います。
本来なら、父親が厚生年金加入者であることによって、万が一の保障が受けられるのですが、残念ながら、母子家庭の場合には、自分が厚生年金加入者にならない限りは、この保障がありませんからね。
山口さんの家庭には、この「一般的な夫婦家庭なら、ほとんど備わっている保障がない状態」ですから、厚生年金の加入については、できるだけ早く解決して欲しいと思います。
話を元に戻しますが、アレコレ考える前に、山口さんが厚生年金加入者になるだけでも、老後資金の対策には、かなり大きなプラスになると思います。
また、厚生年金だけでなく、中小企業退職金共済(中退共)やその他の退職金制度を活用等の退職金制度がある会社なら、なお良しです。
これだけで、山口さんの老後資金の不安は、かなり解消されると思います。
ちなみに、僕が山口さんと同じ状況で、同じ職場で働いていたとしたら、「扶養手当:5,000円を削って、さらに手取りが減ってしまってもいいですから、社会保険に加入させていただけないでしょうか?」と、社長にお願いしてみると思います。
正社員でなければ、厚生年金に加入できないというわけではなく、アルバイトやパートであっても、次の条件を満たせば、社会保険(厚生年金・健康保険)に加入できることになっていますからね。
家族を持っている人にとっては、扶養手当:5,000円という現金をもらうよりも、社会保険加入の方がずっと価値が高いと思います。
私と息子が将来、お金に困ることなく暮らしていくために、どのくらいのペースで貯金し、大体どのくらいの貯蓄があれば良いでしょうか?
との事でしたが、これは、山口さんがどこまで子供の教育費を援助してあげるつもりなのかが分からなければ、何とも言えないところです。
また、子供が公立・私立のどちらの学校に通うのかによっても、必要資金は全く違ってきますから、この点から考えても、山口さんの計画や教育に対する姿勢がしっかりと固まっていないと、計算のしようがないのです(;^_^A。
…ただ、山口さんはきちんと貯金もしていますし、時間やお金に対するバランス感覚もしっかりしていて、賢い方だと思いますので、正社員として働きさえすれば、子供を独り立ちさせることも、自分で十分な老後資金を作ることも可能だと思います。
現在、
・ 児童扶養手当 : 41,720円 (18歳の年度末まで支給)
・ 児童手当 : 10,000円 (4歳以降:5,000円、小学卒業で終了)
・ 養育費 : 30,000円
という手当て&養育費が出ていますが、これをプラスすると87,720円になります。
この金額は、一般的な夫婦家庭で、奥さんがパートに出て働いているのと同じくらいの金額なので、山口さんが正社員として働けば、一般的な夫婦にかなり近い収入状況になります。
もちろん、収入が増えれば、各種公的手当てが削られる可能性もありますが、上の方でも書いたように、
「児童扶養手当や児童手当は、いずれは”必ずなくなる”ものですが、自分のスキルアップによって得た収入は、自分が頑張り続ける限り、大きく減る可能性は低い」
ですからね。
自分で稼ぐ収入を増やしていれば、子供が18歳年度末をむかえ、山口さんが43歳になり、各種手当てが全部なくなったとしても、安心して生活していくことができると思います。
ですが、公的手当てを当てにする生活を続けた場合には、43歳になったとき、「高い収入はないし、手当てがなくなって収入は減るし、若いときのように身体の頑張りが効かないし」で、かなり苦しい状態になると思います。
以上、かなり長くなりましたが、メールに記載してあった家計データを元に、
・ 時間とお金に余裕がある今、スキルアップをしておく
・ マンションを購入するのは、子供が独立してから?
・ 時間を生み出すために、実家に戻るという選択肢
・ 国民年金の免除申請を続けるのは、マズイのか?
・ お母さんの老後資金の対策
といった感じで、僕なりの感想や意見を書いてみましたが、これはあくまでも、「僕が個人的に感じたことや思ったこと」なので、人によって、いろいろと異論や反論があると思います。
また、僕は、生活や収入重視で感想・意見を書いてみましたが、子供と過ごす時間をちゃんと確保することも、とても大切だと思っています。
…ただ、この点については、山口さんに決めて頂ければいいと思ったので、あえて、何も触れませんでした。山口さんにとって、今回の日記が少しでも参考になれば嬉しいです。
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