2006年を振り返ってみた！(前半)

２００６年も、残すところあと２日となりましたね。毎年感じることですが、年月が過ぎるのは本当に早いものです。自分が書いた日記を見ながら、今年一年を振り返ってみたいと思います。

参考：金持ち兄さんの日記サイトマップ

まず１月ですが、僕が今年一番の衝撃を受けたことはライブドア事件でした。ヒルズ族、ＩＴ長者、ホリエモン、Ｍ＆Ａ(企業買収)など、ライブドアに関連して思いつくキーワードはかなりあります。

東証マザーズや大証ヘラクレスなど、多くのベンチャー企業が上場する新興市場は、未だに「ライブドアショックから立ち直ってない」と言ってもよい状況で、２００６年の初めの株価と比較すると、目も当てられないくらい下落しています。

株式投資で人気爆発の銘柄にとびつくと、どんな痛手を負うのかを思い知らされた出来事でした(;^_^A。

そして２月は、生まれて初めて大金を失う詐欺に遭った月でした。コツコツと信用を築いてきて、機が熟したら詐欺を行う…こういうパターンが詐欺の形態としてあることは知っていましたが、実際に自分がやられるとは思ってもいませんでした。

取引するお金が小額の時には良いですが、取引額が大きい場合には、まず第一に相手の信用を考えてから取引をしないとダメですね。「取引相手の信用」というものを強く意識させられた出来事でした。

３月で一番印象に残っているのは、なんと言っても「ＷＢＣワールドベースボール・クラシック) 日本優勝」ですね。初めて開催された野球の世界大会で、日本チームが優勝したというのは、やっぱりとても嬉しいですよね(*^^*)。

韓国に２回負けて、イチローが「ボクの野球人生でもっとも屈辱的な日ですね。」と言ったのは、多くの人に強くＷＢＣの印象として残っていると思います。しかし、最後の戦いで韓国に快勝！そして、その後は強豪キューバを破り、初代ＷＢＣを優勝で飾りました。

日本中を感動させた、本当に素晴らしい大会だったと思います。

そして４月は、友達に大金を貸して欲しいと言われ、悩んだ時期でありました。

この時に僕にお金を貸して欲しいといった友達とは、結局、音信不通と言うか、お互いに連絡を取ることはなくなってしまったのですが、こういう事は今後は起こって欲しくないですね。

僕は人にお金を貸すことは基本的にやりませんが、もし、例外的にお金を貸す場合には、「この人とは、もう切れてもいい」と考えて、貸すようにしています。でももちろん、十万円を超える単位の大金は貸しませんよ。

そして５月は、長生きのリスクについて考えた時期でした。

僕の周りでどんなことが起こったのかは、長生きのリスクを読んでもらえれば分かると思いますが、あの時は本当に自分に力がないことを腹立たしく感じていました。

これからドンドン少子高齢化が進み、年金を受け取りながら生活する老人が増えていきます。この時、僕の婆ちゃんに起こったことは決してひと事ではありません。

この日記を読んでいる多くの人が、将来、「自分の親や親族の介護」に関わる問題に取り組むことになると思います。

これはもう、起こることが決定している未来です。「親の財布や経済状況、老後のことなんて、よく分かんない。どうにかするんじゃない？」と簡単に考えるんじゃなくて、親の老後について、一緒になって真剣に考えてみることをお勧めします。

もう一度言います。

ほとんどの人にとって、「介護については起こることが決定している未来」なのです。

自分の親に十分な力(お金・保障)があれば良いですが、もしそうではない場合、自分のことだけ考えて、好きなものを買い、好き勝手に自由に生きている場合ではありません。少し前に下記のような記事がありましたが、これは決して、他人事ではないと思いました。

＜始まり＞
『家族介護４人に１人がうつ　６５歳以上３割「死にたい」』

「高齢者などの介護をしている家族の４人に１人が軽度以上のうつ状態にあることが、厚生労働省研究班の調査で分かった。

介護者が６５歳以上の「老老介護」では、介護者の３割以上が「死にたいと思うことがある」と回答、体の不調を感じている人も５－６割に上り、介護負担の心身への影響の大きさがあらためて裏付けられた。

調査は昨年６月、民間の在宅介護を利用している家族を対象に実施、８４８６人が回答した。

軽度以上のうつ状態だった人は６５－７４歳が最も多く２７％、次いで３５－４４歳の２６％。最も低いのは３４歳以下の２０％だった。」
＜終わり＞

６月にも母に残された時間で、自分の親族の将来について考えました。色々と試行錯誤を重ねた結果、結局、国民年金基金には加入しませんでしたが、自分の母のことについては、僕なりに色々と考えています。

今、僕の母は婆ちゃんと一緒に住んでいます。当初、婆ちゃんを老人ホームに預ける予定だったのを、母が婆ちゃんの面倒を見ることで回避したのです。

しかし、婆ちゃんもかなりの高齢ですし、うちの母も、あと何年かすれば高齢と言われる年になります。さっきの話ではないですが、これはもう「決定している未来」です。ですから、うちの母が働けない高齢になる未来を想定して、今から計画を立てなければなりません。

最近僕は、名古屋で家を探していますが(転売された家 470万円→1180万円(+710万円)に！／日当たりの値段)、これは何も自分の生活リスクを減らすためだけではなく、将来、母を名古屋に呼ぶことを考えての行動でもあります。

昔は考えもしなかったのに、いつの頃からか自然と、母に対しても妹に対しても、「自分が父の代わり」ということを意識するようになりました。

友達が結婚して子供ができたりすると、「えっ！あいつが父親になるの？大丈夫？(笑)」とか思ったことがありましたが、多分、父親っていう職業みたいなものは、置かれた状況によって自然と作られるんでしょうね。

子供ができたりするのをキッカケに、「俺も、ちゃんと父親にならないと」みたいに考えて、家族に対する責任感みたいなものが生まれるんだと思います。

…という感じで、２００６年の前半を振り返ってみました。賃貸物件の交渉や車検代の節約術など、２００６年後半の日記については、また次回に振り返りたいと思います。

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