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   金持ち兄さんの日記 > 2013年04月 > 人望のある婆ちゃんと、すぐそばにあった「孤独死(無縁死)」

人望のある婆ちゃんと、すぐ側にあった「孤独死(無縁死)」


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ようやく名古屋も、満開になった桜がキレイに見れる時期になり、本格的な春の訪れを感じさせます。





満開となった桜の木






そんな中、危篤状態を脱し、ついこの間までは、骨折から回復し、脚のリハビリができるまでに回復をしていた婆ちゃんが、また、まともに喋れないほど弱った状態になりました。




微熱がありって、食欲がなく、全く食べ物を口にしなくなったので、点滴による栄養補給で過ごしています。



今の婆ちゃんを観ていて思う特徴は、「突然、急激な体調の変化が起こる事と、回復力の衰え」です。



65歳以上の高齢者ではなくて、まだ体力のある年齢の人の場合、普通は、病気になったとしても、ここまでは状況が悪くはなりませんよね?



たとえ熱などがあって病気だったとしても、会話もできますし、お腹だって空きますから、少しくらいなら、食べることができます。




実際に、食欲が全くなくなって、食べ物を口にできず、会話もできない状態にまで一気に落ちることは、僕が過去に病気になった時のことを考えても、滅多になかったように思います。



しかし、今年88歳になる婆ちゃんの場合には、ちょっとした体調不良が起こると、ついこの前まで元気だったのがまるで嘘だったかのように、体力が落ち、元気もなくなります。



こんな状態の婆ちゃんをみていると、




「もしかしたら、今年は、危ないのかもしれないな…」




と不安を感じずにはいられません。




「最近は、元気がある」「もう回復した。大丈夫だ!」という状態が全くアテにならないんですよね。昨日まで元気だったとしても、今回のように、突然にして、急激に元気がなくなりますから。。






前にも話したことがありますが、僕は、両親がお互いにサービス業で働いており、また、父は、まだ小さな僕と妹をほったらかして、パチンコに行くという人だったので、親と接する時間があまりないという家に育ちました(参考:ゴールデンウィークの寂しい思い出…)。



ある程度、自分が大きくなってからは、この事が問題になることはありませんでしたが、小さい頃は、いつも親が居ないことで、本当に寂しかったものです。




こういう家庭だったので、保育園に通っている間や、小学生低学年の頃には、一人で家で過ごすことが難しく、よく、母方の婆ちゃんの家に預けられました。



ですから、休日のほとんどは、母方の婆ちゃんと過ごした記憶があります。




婆ちゃんの家は、宮崎の中でも、本当にのんびりとした田舎にあって、牛を飼い、米を作り、農業をしていました。婆ちゃんの家の周りは、田んぼと畑、山しかありませんでした。









そこで僕は、妹と、自然の中を走り回ったり、探検をしたりしながら、育ちました。



そして、よく、優しい婆ちゃんに相手をしてもらったり、ご飯やお風呂の世話をしてもらいました。今の時期には、一緒につくしを取りに行った想い出もあります。




散歩中に生えていたつくし




そして、僕が大学を卒業しても、婆ちゃんの優しさは変わらず、ひとつ、思い出深いエピソードがありました。




それは、僕が月に50万円以上を稼ぎ始めた頃の出来事でした。



名古屋から宮崎に帰省した僕は、婆ちゃんに会いに行きました。たくさん婆ちゃんと話した後、婆ちゃんは、「持っていけ」と言って、5,000円札をくれようとしたのです。




しかし、農業をやってきて、国民年金しか納めていなかった婆ちゃんが、いくらの年金をもらっているのかなんて、その頃の僕には簡単に予想がつきました。



おそらく、月額3万円に満たないくらいの金額だと思います。その少ない年金の中から、大人になって、既に働いている僕に5,000円を渡そうとしてくれたのです。




もちろん僕は、婆ちゃんの好意だけをありがたく頂いて、こう言って、断りました。



「婆ちゃん、ありがとう。でも、俺はもう働いているし、
自分で稼いでいるから、心配してなくても大丈夫だよ。
だから、その気持ちだけで十分。本当にありがとう」




自分の年金はとても少ないのに、遠く離れた名古屋で働く孫を心配して、お金を渡そうとしてくれる…これくらい無欲で、人の心配ばかりをしていて、本当に優しい婆ちゃんでした。



婆ちゃんには、とても恩義を感じています。





牛の親子




その婆ちゃんが足をひねって、スネの部分を骨折したのは、約4ヶ月前のことでした。


デイサービスに行っている間に、脚のスネの辺りを骨折したとのことで、それから、1ヶ月の入院をしているところでした。




87歳という高齢なこともあり、なんだか、嫌な予感はしていたのですが、昨年11月のある日、母からメールがあり、最近、婆ちゃんに元気がなく、食欲がなくなってきたとのことでした。



そして、そのメールの翌日、婆ちゃんは、膀胱炎&尿毒症?になり、動揺した婆ちゃんを落ち着けるために、安定剤?のようなものを飲ませられた後、意識不明の状態に陥ったとの説明でした。




婆ちゃんは、脚は弱くなっていましたが、身体は健康そのものであり、内蔵にも何の疾患もなく、「このまま100歳まで生きるんじゃないか?(笑)」と、僕は、本気で思っていたので、いきなり、危篤状態に陥った婆ちゃんのことを聞き、本当にビックリしました。




婆ちゃんの危篤を知らせる母からの連絡があった翌日、僕は朝一で、中部国際空港に向かい、宮崎に帰りました。




中部国際空港(セントレア空港)




「この前に電話で話した時には、あんなに元気だった婆ちゃんが、どうして、こんな状態になるんだ??」と、ただただ疑問が湧いてくるばかりで、いきなり、意識不明の状態にまで陥った原因が全く分かりませんでした。




しかし、婆ちゃんが意識不明の状態になってから、インターネットで高齢者の骨折→入院について調べてみると、出るわ、出るわ(苦笑)。



骨折→入院をキッカケにして、徐々に元気や食欲が落ちていき、そして、やがては死に至るという例が。




僕は、正直、「ただの骨折だ。少し入院していれば、すぐに治るだろう」と、甘く考えていました。


そして、「入院したけれど、やがては回復して退院をし、また、元の婆ちゃんの生活に戻るんだ」と思っていました。




しかし、婆ちゃん(87歳)のような高齢者にとって、入院をさせるということは、それだけで、そのまま退院できずに、やがては死に至るというような、大きなリスクを背負うことになるという認識が、僕には欠けていました。




脚については、元々、弱くなっていて、手すりに捕まりながらやっと歩くか、ハイハイして歩くくらいしかできなかったのですから、「スネの骨折がかなり善くなるまで入院をさせるのではく、できるだけ、入院を短くして退院をさせて、自宅での看病にした方が良かったんじゃないか」と思いました。





…ただ、この選択には、大きな問題があることも分かっていました。




なぜなら、脚を骨折して、自分で移動することさえ難しくなった高齢者の介護は、介護をする側にとって、経済的&心身的に大きな負担を伴うからです。

参考 : 「介護貧乏は、もうそこまで来ています」医療の現場から






(新版)温情判決≪介護のはなし≫(認知症の母親殺害事件)


京都母子(ニュースでの詳しい経緯紹介)





入院する前のように、ハイハイをしてでも移動できるのか、それとも、全く自分では移動ができないのか、この差はもの凄く大きく、当然のことながら、全く自分で動くことのできない高齢者を介護するとなった場合には、それはそれは、想像を絶する大変さを強いられることになります。




そして、婆ちゃんの介護をしているのは、美容室で働きながら、一緒に住んでいる僕の母(今年60歳)です。



「母が仕事を続けながら、スネを骨折していて、全く移動ができない婆ちゃんの介護が一人でできるのか?」と考えたら、それは難しいでしょう…。




それに、ずっと農業をしていた婆ちゃんには、十分な年金が出ていないという、経済的な問題もありますから、出張介護といった介護支援サービスなど、他人の手を借りるということも難しい状況です。



もちろん、お金については、僕が出すこともできますが、田舎によくある親族間での上下関係・パワーバランスなどの人間関係上の問題がありますし、そして、第一に、それを婆ちゃんが望むのかと考えると難しいところです。





それに、まだ、婆ちゃんが年齢的に若く、早く骨折から回復して、自分で歩けるようになるのであれば話は別ですが、そうではなく、高齢者の場合には、もしかしたらずっと、このまま、自分では移動ができない状態が続くかもしれないのです。

(無縁社会…僕の父は「無縁死」するのだろうか?に書いた僕の親族は、脳梗塞がキッカケで寝たきり・痴呆症になった老父を14年間、介護しました)





骨折した婆ちゃんの脚





こういう状況に陥った場合、介護をしている側も、ノイローゼなどの精神的な病や、疲労困憊をキッカケとした身体的な病気になってしまうことも多いそうです。




この現実を知ってしまうと、安易に、「骨折をしたからといって、長期の入院をさせると、婆ちゃんの容態が悪くなってしまう可能性が高いから、婆ちゃんが願うように、自宅で見るようにした方が良いと思う」とは、言えなくなりました。




まともに動くことができない高齢者を自宅で看る、という選択をした場合、僕の母を始めとして、その他の誰かの犠牲を伴うことが同時に発生する可能性が高いからです。



ですから、「施設で、介護のプロに任せる方が賢明だ」という人も多いようです。

参考 : いつも「帰りたい」という母にどう対処したらいい?





婆ちゃんを引き取りたいけど、実際に介護をしている人・してきた人は、「気持ちだけでなんとかなるような簡単なことではない!」と強く言っているから、不安がある。


本当に、悩ましい問題です。





…ここまで読んで、「なるほどなぁ。兄さんも大変だなぁ」とアナタは思ったかもしれません。




しかし、今日の日記に書いていることは、
まさに、「僕やアナタの将来」であり、
やがて、同じ問題に悩まされる可能性が
高いことに気付かなければなりません。





僕は、この婆ちゃんの姿を観ながら、やがてくるであろう、自分の母(今年60歳)の将来を考え始めました。





危篤状態から回復し、朝食をとっていた婆ちゃん。




あと10年後、20年後という将来には、今、婆ちゃんに起こっている問題と、全く同じ問題に、僕と母が直面することになると気付いたのです。




そう…これがあと10年、20年…もすれば、目の前のベットには、僕の婆ちゃんの姿ではなく、僕やアナタの両親の姿があることになります。




アナタは、自分では動くことが難しくなった自分の父や母が、
「病院から出て、家に帰りたい」と心の底からお願いしてきたら
どういう選択をしますか?心の準備は、できているでしょうか?




家に帰らせることができなければ、アナタの親の命を縮めてしまう可能性があります。



しかし、アナタの親の切実な願いを叶え、家で看ることを選択すれば、アナタ、もしくは、アナタの家族に多大な負担を強いることになります。




…正解なんてありません。




ですから、どういった選択をするのか、親が元気なうちに、よく話し合い、また、心の準備、介護費用の準備をしておく必要があると思います。



今、僕が抱えている悩みは、決して、他人事ではないのです。





…ところで、話は変わるのですが、名古屋から宮崎に帰り、婆ちゃんがいる病院にいながら、僕は、「婆ちゃんは幸せ者だな」と思いました。



何が幸せなのかと言えば、婆ちゃんに面会にくる人の多さです。僕が帰っている間、ひっきりなしに、婆ちゃんのもとには、親族が会いにきていました。



人数にして、30人くらいは来ていたと思います。




婆ちゃんには、お金はありません。全くと言って良いほどありません。



しかし、これだけの人が婆ちゃんを心配し、朝も昼も晩も、遠いところからでも、会いにきてくれる。





ANAの名古屋⇔宮崎は、飛行機代:32,000円(往復:64,000円)




飛行機代にしたって、往復で6万円もしますから、決して、安いお金じゃありません。しかし、そんな事はどうでも良い。とにかく、婆ちゃんに会いたいと思って、皆が僕のように会いにくる。



婆ちゃんには、よっぽど人望があったのでしょうね。





そして僕は、この、婆ちゃんへ会いにくる人の多さ・人望に驚くと同時に、すぐ側に、婆ちゃんとは逆に、おそらく、無縁死するであろう存在があることに気付きました。




そうです。父の将来のことを考えたのです。




「父の最期は、どうなるんだろうか?きっと、婆ちゃんのようにはならないだろうから、俺が予想している通り、病院で、ひっそりと生涯を終えることになるんだろうな…。


人間の最期は、人のために、どれくらい尽くしてきたのかが問われる瞬間なのかもしれないな…





以前の日記(無縁社会…僕の父は「無縁死」するのだろうか?)の中では、高齢者の孤立化、無縁死についての動画を掲載しました。




無縁社会 〜無縁死 3万2千人の衝撃〜(1)
無縁社会 〜無縁死 3万2千人の衝撃〜(2)
無縁社会 〜無縁死 3万2千人の衝撃〜(3)
無縁社会 〜無縁死 3万2千人の衝撃〜(4)
無縁社会 〜無縁死 3万2千人の衝撃〜(5)


無縁老人 急増する生活保護・高齢者の孤立化




こういった問題が起こる原因には、様々なことがあると思いますが、僕の父については、どういう理由で無縁になっていったのかと考えたら、「本人の行いに原因がある」という理由しか思い浮かびません。



父には、全くと言って良いくらい、人望がないのです。





一方、婆ちゃんには、お金もなければ、社会的な地位もありませんが、「人望があり、親族を始めとした人々との縁が太く繋がっている」ので、最期の最期まで、無縁になることはないでしょう。




父と、婆ちゃんを比較して観ていると、お金以外のもの…信頼・人望・優しさなどの大切さを実感せずにはいられませんでした(参考:目に見える資産ではなく、「目には見えない資産」の大切さ)。





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既にお気づきかもしれませんが、僕が2月の日記(周りから「酷い息子」と罵られても、母に泣かれても、問題の芽を摘み取る決意)で、今のうちに母を名古屋に呼ぼうとしたことは、今日書いた婆ちゃんの出来事が大きく影響しています。



正直に言って、母がこういう状態になってから、全く見知らぬ土地である名古屋に呼び寄せることは、まず、無理でしょう。



介護の大変さ、慣れない土地で過ごす孤独感を考えれば、僕の家庭にとっても、母にとっても、いい結果は生まないと考えています。




先ほども書いたように、入院中の婆ちゃんは、同じ宮崎県に住んでいるたくさんの親族に囲まれています。婆ちゃんのそばには、いつも、誰かがいるような状態です。



…しかし、この婆ちゃんと同じ光景が、母の将来にも当てはまるのかと言えば、決して、そうはならないだろうと思います。僕には、病院で孤独に寝ている母の姿が思い浮かびます。





キレイな桜の花




僕は、このキレイな桜を婆ちゃんに見せてあげたいと思いました。



…しかし、名古屋と宮崎という距離の問題で、それは叶いません。



そして、これと全く同じ状況が、近い将来、僕と母との間にも起こるのでしょう。




母はまだ、目の前のベットに寝ている婆ちゃんの姿が、10年後、20年後には、そっくり自分と入れ替わっているという事がイメージできていないように感じます。



常に、将来のことをイメージしてしまうという僕の性格は、こういう時は損だなぁと感じました。。




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