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金持ち兄さんの日記 > 2012年01月 > 土光 敏夫「年収5000万円でも、生活費は3万円!?」
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土光 敏夫「年収5000万円でも、生活費は3万円!?」
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サイト上で既に告知はしていますが、バークレイズ・バンク・ピーエルシー ユーロ円建て社債「年利:1.15%(5年満期)」の募集が始まっています。
格付けの高い巨大銀行グループが発行しており、また、この会社によって元本が保証されていると言うことで、ネットバンクの定期預金の代わりに利用する方が多く、よく、締切日を待たずして売切れてしまいますが、さっき見たところ、まだ大丈夫でした。
今回は、マネックス証券と楽天証券にて取扱いをしています。どちらも先着順となっていますので、片方が売切れている場合には、もう片方にログインして、まだ売切れていないかを確認してみてください。
僕の父や母の寝かせている現金でも購入してみたいのですが、残念ながら、今、父や母が置かれている状況を考えると、購入しない方が良いという結論にいたりました。
僕の父は、40年を超える飲酒(アルコール)やタバコ(パチンコ店での副流煙)、そして、不摂生な生活を続けてきましたので、この先、いつまで健康でいられるのかの見通しを立てられませんからね。
もしかしたら、今年にでも、ガンが見つかって、手術代や長期入院費用などのお金が必要になるかもしれませんし、この状況を考えたら、株式投資はもちろんのこと、今回のバークレイズ・バンク・ピーエルシー ユーロ円建て社債についても、見送った方が良いと思いました。
そして、僕の母については、30年後を考えて、今から始める老後の資金対策での僕と母の会話を見ていただければ分かるように、「今後、いったいいつまで、母が叔母の経営する美容室で働けられるのか?(失業してしまうのか?)」見通しが立っていませんからね。
母が65歳になって、国民年金+国民年金基金を受給できるようになるまで、叔母の美容室が持てば良いですが、現時点で、叔父は75歳、叔母は66歳という高齢になっていることを考えると、いつでも、「そろそろ、美容室を閉めたい」という話があってもおかしくはないと思っています。
そうなると、母は失業してしまい、無収入の状態に陥ってしまいますから、その時には、今までの貯金を生活費に充てながら、65歳の年金受給までしのぐという生活になります。
この母の状況を考えると、やはり、今回の円建て社債は見送った方がよいと思いました。
以前、「人生で大きく貯金・資産作りができる貴重な時期」とは?の中で、
今はまだ若い僕にも、やがて、リスクをとれない時期(年齢)がやってくる |
と書きましたが、今の父や母の状況を見ていると、いずれは僕も、リスクをとれなくなるのだろうから、今の若いうちに、できるだけ、投資や資産運用をしておこうと思いました。
実際、今回のバークレイズ・バンク・ピーエルシー ユーロ円建て社債にしても、まだ若い僕なら何の問題もなく購入できますが、父や母は、すでにリスクが取れないステージにきているので、お金はあっても買えないですからね。
もちろん、SBI債(SBI証券の社債)やマネックス債(マネックス証券の社債)のように、満期が1年後であれば、それくらいの先の見通しは立つので、父や母も購入はできるのですが、リスクがとれないと言うのは、本当に残念です。
今までに書いてきたことは、何も僕の家にだけ当てはまるのではなく、アナタやアナタの家族にも当てはまる話だと思います。やがてはリスクをとれなくなることを意識して、若いうちから、投資や資産運用をしておくことをお勧めします。
さて、それでは今日の日記です。
前回の日記(倒産ラッシュ?恐ろしい…何の解決ももたらさない消費税増税)では、「しっかりとした景気回復が確認できていない状態で、消費税の増税をすると、世の中の中小・零細企業に壊滅的なダメージを与える可能性が高い」と言いました。
もしかしたら、この内容を読んで、例えば、「いや、私は大企業に勤めているから大丈夫」「私は公務員だから心配ない」という風に、この話は、自分には、あまり関係のないことだと思った方がいるかもしれません。
しかし、関係がないなんてことはもちろんなく、世の中の会社のうち、中小企業が占める割合を考えれば、日本全体の景気が深刻な状態になることは、まず、間違いないことが分かると思います。
上に掲載したのは、中小企業庁のサイトに書かれてある文章です。
赤い資格の部分を見ていただければ、いかに、世の中の会社全体に占める中小・零細企業の数が多いのか、そして、その影響力が大きなものであるのか、が分かって頂けると思います。
テレビや新聞、雑誌で目にすることが多いので、上場企業を始めとする、大企業が多いように感じるかもしれませんが、実際のところは、「全会社数の99.2%が中小・零細企業」なのです。
これだけの割合を占める中小・零細企業が消費税の増税によって、大きなダメージを受ければ、これらの会社だけではなく、消費が落ち、雇用状況が悪くなるなど、世の中全体が不景気に陥る可能性が高いことが分かって頂けると思います。
バッサリとした無駄の削減を行い、本格的に景気を回復させて、中小・零細企業の売上が上がった後で消費税の増税を行えば、企業の力関係により、消費税の増税分を被ったとしても、そのダメージを吸収できるかもしれません。
ですが、今の状態で消費税の増税の実行日だけを決めておくことは、どう考えても、ダメでしょう。
結局、壮絶な不景気に陥った場合の責任をとらされるのは、政治家や官僚ではなく、僕ら国民だと考えると、今の段階での消費税増税には反対せざるをえません。
今やるべきは、2009年7月14日の衆議院本会議で、麻生太郎内閣 不信任決議案への賛成討論者として、豹変する前の?(苦笑)野田首相が言っていた「徹底した無駄削減(歳出削減)」だと思います。
天下りを始めとして、数々の利権(利益を得る権利)に手を突っ込んでいくことは、とても危険で勇気がいることですから、そこには触れず、それよりも楽な、国民泣かせの消費税の増税で乗り越えたい気持ちは分かりますが、それではダメでしょう。
今度こそは、「日本の政治改革の炎」を消さないように…でも触れましたが、上記の大阪府知事・市長のW選挙後の橋下 徹(はしもと とおる)さんの発言を見てもらえば分かるとおり、歳出削減=既得権へ手を突っ込むことをすれば、子供の殺人予告が途絶えないほどの大きなリスクがあります。
実際にとても危険なので、橋下さんには、内閣総理大臣を超える10人以上のSPがついていたとのことです。
このような、かなり危険な状況の中で、橋下さんは、勇気を持って歳出削減に取り組んでいるのです。それを支えている奥さんや子供たちは、本当に凄いと思います。橋下さんにしても、ご家族についても、並の人達ではありません。
また、もう一人、国民のために命を懸けて、既得権益に手を突っ込んだ人がいましたね。その人は、多くの政治家や特定郵便局長の既得権益に挑みました。
参議院で、郵政民営化法案の否決が濃厚になったとき、衆議院解散を思いとどまらせようと会談した森前首相に、その人は、こう答えたそうです。
「おれの信念だ。殺されてもいい」(2005年8月6日、官邸で森喜朗前首相に)
その人がこの時、既得権益に切り込んでいった一連の流れが次の動画を順番に見ていくと分かりますので、見ていただけたらと思います。
大勢の「政治家の反対」に合いながらも、「私は、国民の声を聞いてみたい」と衆議院の解散に踏み切ったのです。
橋下 徹さんにしても、小泉 純一郎元総理にしても、命を懸けなければ変えられないほど、無駄削減(既得権へ手を突っ込むこと)には、根深くて恐ろしい問題があるのでしょうね。
おそらく、特定の団体や、特定の政治家で話をまとめて(密室談合をして)、官僚も味方してくれる消費税の増税で、今の構造の延命を図ることの方が、きっと、無駄削減=既得権益の構造を壊していくことよりも楽なのでしょう。
なにせ、歳出削減の場合には、命を狙われたりするのですから。
よほど勇気のある政治家、信念のある政治家、国民のためにと考える政治家でなければ、ここまでの覚悟を持った行動は起こせないでしょう。
もちろん、橋下さんや小泉さんの全ての政策が良いとは思いませんし、また、皆さんも、お2人の評価には賛否両論があると思いますが、ここまでの覚悟を持って問題の解決に当たってくれた2人、そして、それを支えてくれた人達に対して、僕は本当に、偉大な方々だと思わずにはいられません。
そして、この日本を蝕んでいる構造の改革に挑んだ人が、もう一人、30年前にもいたことを知りました。
土光 敏夫(どこう としお)「官僚との戦い」「増税なき財政改革」に取り組んだお方です。
今の日本経団連の第4代会長を務め、自身が「東芝の社長であったときには、年収が5000万円もあった」という話です。
しかし、土光さんの生活は、月額3万円ほどという生活費でやりくりをしており、とても質素な生活だったと言います。そして、めざしが好きだったことからついたあだ名が「メザシの土光さん」(笑)。
(質素に暮らして残ったお金は、土光さんのお母さんが作った学校の学費を値下げするため、要するに、赤字の補填に使っていたという話です。素晴らしいとしか言いようがありません)
この土光敏夫さんが政府に頼まれて、行政改革を担当したときの年齢は、なんと、85歳でした(91歳没)。そして、その時に政府に対して申し入れたのが次の四か条。
1.首相は、臨調答申を必ず実行するとの決意に基づき行政改革を断行すること。
2.増税によらない財政再建の実現。
3.各地方自治体を含む中央・地方を通じての行革推進
4.3K(コメ、国鉄、健康保険)赤字の解消、特殊法人の整理・民営化、官業の民業圧迫排除など民間活力を最大限に生かすこと。
見ていただければ分かるように、結局、30年前から日本には同じ問題があって、そして、有効な解決の方法も同じなんですね。
覚悟を持ち、徹底した無駄の削減を行うことと、民間の活力を活かすこと。
野田首相や民主党のありさまを見れば、到底、この考えとは程遠いと感じるのは、おそらく、僕だけではないと思います。
少しでも早く、解散総選挙を行ってもらい、まともな政権に徹底した無駄の削減を進めて欲しいところです。もちろん、歳出削減による不便などの「痛み」は、僕ら国民にもあるのでしょうが、将来の日本のために、それは致し方ないことだと思います。
ちなみに、土光 敏夫さんは、国鉄(現:JR各社)を民営化させ、赤字でもお構いなしの放漫経営をしていたこれらの会社を「今度は逆に、税金を納めてもらう会社へと変えた」のです。
豹変する前の野田首相が言っていたように(苦笑)、今の日本には、数々の天下り法人があると言います。
もし、この天下り法人への補助金を止め、民営化させ、逆に、税金を納めてもらう会社へと変化させたら、日本の財政は、どれくらい改善するんでしょうね?
補助金という名の税金支出がなくなり、今度は逆に、税収という収入が入ってくるようになるのですから、ものすごい財政改革の効果が得られるのではないかと思います。
今日は動画の紹介が多いですが(笑)、最後に、「官僚との戦い」「増税なき財政改革」に取り組んだ、土光 敏夫さんの紹介動画を見ていただけたらと思います。
1本目は、3分くらいから「めざしの土光さん」の紹介が始まります(笑)。
20120115 報道ステーションSUNDAY 橋下市長が生出演 part5 投稿者 kigurumiutyuujin
20120115 報道ステーションSUNDAY 橋下市長が生出演 part6 投稿者 kigurumiutyuujin
土光 敏夫さんのことを知れば、国の無駄遣いは、何も近年に問題となったわけではなく、もうずっと昔から問題としてあったことが分かります。それを隠し隠し、今までズルズルと続けてきたのでしょう。
そして今現在も、徹底した無駄の削減は行わず、増税したところで、今の年金・保障制度が維持できないことが分かっているのに、それをうやむやにしたまま消費税を増税し、自分達が政権を担ってから膨らんだ歳出のツケを国民に回し、それで少しでも延命を図ろうとしています。
「私自身は、21世紀の日本を見ることはないでありましょう。しかし、新しい世代である、私たちの孫や曾孫の時代に、我が国が活力に満ちた明るい社会であり、国際的にも立派な国であることを、心から願わずにいられないのであります…。」
(土光敏夫85才の敗北〜21世紀への遺言〜)
「若い人のために、その次の世代のために、こんな年寄りが努力しているんだ。つらいこともあるだろうが、皆さんもそれぞれの立場で、行革を推進し、あるいは監視する運動に加わってもらいたい。お願いしましたよ」
(晩年の土光さんの言葉)
日本の将来を考え、85歳という高齢にもかかわらず、増税なき行政改革に尽力し、91歳でこの世を去った土光 敏夫さんは、今の政治のありさまを見て、どう思っているのでしょうか。
少しでも早い、衆議院の解散総選挙、そして、まともな政権の出現が望まれます。
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