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   金持ち兄さんの日記 > 2011年06月の日記 > 諸悪の根源は、アルコール依存症・ギャンブル依存症

諸悪の根源は、アルコール依存症・ギャンブル依存症


現金・商品券(金券)・無料プレゼントキャンペーン活用術
【総額:31万7,450円】チャンスの扉が閉まり始めました


前回の日記から、ひと月以上の間が空いてしまいました。日記の更新を楽しみにして下さっている方には、本当に申し訳ないと思っています。お待たせしてしまい、ごめんなさい。




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クオカードが利用できるお店一覧

クオカードが利用できるガソリンスタンドなど。





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それでは、今日の日記です。



父と再会してからの僕は、まるで、父と一緒に生活していた頃と、全く同じような精神状態へと引きづられて行っていました。



どうやったら、父の酒を止めさせられるのか…
どうやったら、親族や他人からお金を借りることを止めさせられるのか…
どうやったら、嘘をついたりせず、まともな人間にできるのか…



ここ数ヶ月も、こんなことをほぼ毎日、考えている状態で、父と電話をすれば口論になり、父がまた親族からお金を借りたと聞けば、まるで自分が親族に迷惑をかけたかのように申し訳ない気持ちになり。



そして、父が酒を飲んだと聞けば、「俺の管理の仕方がおかしいんじゃないか?酒を飲まないようにする方法がきっとあるはず。父が酒を呑むことは、それを制限できない自分にも責任がある」と考えてしまう毎日。




父と接していると、確実に、僕の精神状態や生活は上手くいかなくなり、多くの人が楽しみに待って下さっているサイトの更新や、日記の更新も滞ってしまいました。



「親父と関わると、なんで、すべてが
悪い方向に行ってしまうのだろう?」




こういう事を悶々と考えながら、僕は、その原因を探っていました。




その原因を探っていった結果が、前回の日記で書いた家庭を破壊し、孤独化させるアルコール中毒の恐ろしさアルコール依存症でした。




アルコール依存症(中毒)の話だと知って、前の僕のように、
「自分には関係のない話だ」と思われるかもしれません。


ですが、アナタ、もしくは、アナタの周りに
「酒を一滴でも飲む人」がいるなら、
今日の日記は、真剣に読んで下さい。



この病気は、一度、発病してしまったら、ほぼ治りません。
断酒は限りなく難しく、もし、それができなければ、
家庭崩壊に繋がる可能性が高い、とても危険な病気です。



しかも、アルコール依存症は、知らず知らずのうちに、
そして、ちょっとしたキッカケで発病してしまいます。


ですから、酒を一滴でも飲むのであれば、
この病に、全く関係の無い人なんていないのです。




父がアルコール依存症であることを日記で書いてから、たくさんの方に、心配のメールやアドバイスを頂きました。本当にありがたい事だと思います。まずは、その一部を紹介したいと思います。




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<山口さん(男性・仮名)>


兄さんのお父さんの「アルコール依存症」について、「アルコール依存症なら、断酒させるには、専門家の治療が必要になる」という点を補足させていただきたいと思い、メールしました。



1.「アルコール依存症(病気)」と、「酒好きな人(病気ではない)」の違いは、お酒に対するコントロールが失われているかどうかだそうです。酒量の多い少ないは、あまり関係ありません。


お酒のせいで周囲に迷惑をかけているのに、お酒を止められない場合は、「アルコール依存症」の可能性が高いと思います。



病院では、「久里浜式テスト」などで、本人の目に見える形で数値化してアルコール依存症の診断のめやすにします。


兄さんのお父さんが「アルコール依存症」かどうかは、医師に判断してもらうべき問題ですが、「アルコール依存症」と診断されなかった場合でも、肝機能の数値が心配なので、お父さんは、お酒は止めなければならないと思います。




2.アルコール依存症の診断は、精神科で行いますが(ちなみにギャンブル癖や借金癖も同じく「依存症」として、精神科で治療します)、一般の精神科ではなく、アルコール依存症専門病院で診断・治療します。



病院で行うアルコール依存症の治療は1〜3ヶ月程度で、「入院(自力で断酒できない病気のため)→断酒教育→退院」という流れです。




しかし、アルコール依存症は、慢性疾患といわれ、入院しても治りません(基本的には、一生、治りません)。断酒だけが治療法といわれています。




従って、退院後は患者さん本人が固い断酒の意志を持つとともに、周りの家族が絶対にお酒を勧めないこと、1滴も飲まないように監視することが必要になります。



兄さんのお父さんがアルコール依存症であれば、「一生、家族の監視が必要になる可能性が高い」ということになりますが(-_-;)、一般的には患者さんは「断酒会(AA)」に参加して、断酒を継続していきます。




3.「アルコール依存症ではないが、つい、晩酌してしまう。内科の先生からは休肝日を作るように言われているが…」という、よくある一般的なケースの場合なら、お酒以外の趣味を持つことで、気を紛らわせるという方法がとられるようです。


以上のように、兄さんのお父さんが本当にアルコール依存症なら、断酒させるには、専門家の治療が必要になると思いますので、一度、専門病院で相談されてみてはと思います。


少しでも、兄さんとお父さんのお役に立てればと思いメールしました。さしでがましい点もあると思いますが、ご容赦下さい。失礼いたします。

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<伊藤さん(男性・仮名)>

お兄さんへ。

お兄さんは病気になって、自然には治らない、
例えば、虫歯や目の結膜炎などになったら
歯医者や目医者に行きますよね?


それと同じことをお父さんにしてください。
アルコール依存症は病気です。



自然には治りません。
自分で治せません。
家族でも治せません。



病院でしか治せません。
といっても、完治根治はできないそうですが。
それでも、病院へ行けば封じ込めることができるかもしれません。



五月の日記を読みました感想です。
お節介でしょうが、読んでいただき行動していただけますように。

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<瀬戸口さん(女性・仮名)>


もしかしたら、わたしなんかよりもっと適切な専門家の方からのアドバイスも受けられているかもしれないですが…


すごく、すごく、気になったので、お便りさせていただきます。


兄さんの「お父さん」の本当の現状というのは、実際に接した本人でなければ、わからないと思いますが。


もしも、本当に、「お父さん」が【アルコール中毒(依存症)】であるするならば、

という前提でのお話です。



兄さんが、今現在「お父さん」に対してしておられることは、間違っているのではないでしょうか。




【アルコール中毒(依存症)】は、なってしまうと「病気」なんです。


肉親が説得すれば。

恋人が泣いて頼めば。


どうにかなるものではないんです。





兄さんは、イネーブラーになっておられるのではないでしょうか?


日記に登場する伯父ちゃんのように、甘やかしてくれる人だけがイネーブラーではないんです。


どんなカタチであれ、

”人をだましてでもお酒を買える状況”

それを作り出している人も、イネーブラーなんです。




…たくさん、伝えたいことはあるのですが、メールではうまくいきませんね。
少しでも、私の気持ちが伝われば幸いです。

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山口さん、伊藤さん、瀬戸口さんから頂いたメールに共通していることは、「アルコール依存症は、基本的に、治らない病気である」とういことです。



そして、山口さんや瀬戸口さんからは、厳しい現実を付きつけられました。




**********************

兄さんのお父さんがアルコール依存症であれば、「一生、家族の監視が必要になる可能性が高い」ということになりますが(-_-;)



兄さんは、イネーブラーになっておられるのではないでしょうか?日記に登場する伯父ちゃんのように、甘やかしてくれる人だけがイネーブラーではないんです。


どんなカタチであれ、”人をだましてでもお酒を買える状況”、それを作り出している人も、イネーブラーなんです。

**********************




実際、アルコール依存症について知れば、知るほど、これが発病してしまったらどうしようもない病気であり、また、僕自身がイネーブラーという存在になっていることも、間違いのないことだと分かりました。




最優先は、親族への借金返し、父の信用力を回復させることだった…を始めとして、僕は、破綻していた父の生活を立て直すため、借金の過払い金返還請求や、親族への借金返済などを行ってきました。


アルコール依存症について詳しく調べた今、これらの行動は、すべて間違いであったことを痛感しています。




最近、伯父ちゃんの娘、つまり、僕のいとこからこんなメールが届きました。




**********************

突然、メールしてごめんね。

実は、おじちゃん(僕の父)の事でメールしたんだ〜。


昨日は、父の日だったから、家族で実家に行ってたの。そしたら、夕方、おじちゃんがきて、「長靴と雨ガッバを買うから、3,000円貸してほしい」って言ってた。



父(伯父さん)は、「兄さんに、ちゃんと言えば、借りなくても…」みたいな事を言ってた。



台所にいた母がね。私を呼んでね。ほとんど毎月、三千円、二千円、千円って金額は少ないけど、借りにきてるみたい



理由は、「ガソリンのプリペイドカードを買うとか、友達に返さないといけない」とかでね。



父は、「返すと言って、返した事が一度もないから、やるのと同じだ」と、昨日は言ってた…。



一番ひどいのは、去年、兄さんがみんなにお金返した次の月に、二万円…。その次、一万円って、友達に返すからと借りにきて…そのままみたい。




「バイクの税金も、払いに行ってきた」と、母が言ってた。


私は、あまり愚痴を言わない母がマシンガンのように話したから、「かなり怒ってるんだ」って思ったの〜。兄さんは、どこまでおじちゃんから、報告してもらってるのかな?



あと先月、一回だけ、「ペットボトルに焼酎入れてほしいって、母の仕事中に、職場にきた」って言ってた〜。

本当に、くだらない事で連絡してごめんね。
私も、自分の親が心配だから、気になって…。

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この従姉妹からのメールを読んで、僕は、思いました。



父の信用力を回復させる?バカバカしい。そんなこと、最初からできる事ではなかったんだ」と。




伯父にお金を返したその翌日に、またお金を借りに行く父を読んで、「この人は、頭がおかしいんじゃないか?」と思いましたが、その通りだと思います。


父は、アルコール依存症という精神疾患を患わっており、常識が通じない人になっているのです。



ペットボトルに焼酎入れてほしいって、母の仕事中に、職場にきた



これだけを読んでも、父が精神異常者であることが分かって頂けると思います。父は、間違いなく、アルコール依存症という病気です。そして、酒を手に入れるためには、どんなことだってやるでしょう。



僕や伯父さんを騙す、他の人を騙す、お金を借りる、勤務時間中に酒を入れて欲しいと訪れる、もう完全な「異常者」です。



何の期待もしてはいけませんし、近づいてはいけません。



このことに、やっと最近になって、気付くことができました。




また、アルコール依存症についてい調べるうちに、父の依存症は、もうずっと昔、そう、僕が父と一緒に住んでいた頃から、発病していたことに気づきました。


そして、僕という人間がどうして作られたのかも、知ることができました。




全日本断酒連盟 アルコール依存症の家族の方へというページを見ると、次のようなことが書いてあります。





■ 親子を考える -親の酒、子供の悩み-

子供は親を選べません。
どんなひどい家に生まれても、特別な理由がないかぎり、
その家で、家族関係に悩みながら、成長することになります。




■ 父親から受ける傷

酔っぱらった父親の暴力、暴言は一番傷つきます。

しらふのときはやさしい父親であるだけに、その落差の大きさにとまどい、父親が信じられなくなります。


子供にはそれが、アルコール依存症という病気のせいだとは考えられないのです。

暴言を父親の本音だと受けとめた子供は、「自分が悪いから、父親が酒浸りになっているのだ」と誤解したり、自尊心を傷つけられることで、「ぼくはこの家にいない方がいいんだ」と思い込んだりします。




■ 母親から受ける重荷

酒浸りの父親は、父親の役目を放棄しているので、父親との絆はずたずたになっています。


その分、母親と子供の絆は強いのですが、子供を頼りすぎる母親がいます。子供は大切な相談ごとを母親から受け、父親の役目をこなすようになります。


「不幸な母親を支えるのは、自分しかいない」と考えるようになった子供は、ひたすら、良い子の道を歩きながら成長します。



そして、ふと気がつくと、母親の人生がどっしりと自分の上に重なり、自分で選んだ道を歩くことなどできなくなります。つまり、母親から逃れられない苦しみなのです。




■ 両親から受ける混乱

酔っぱらった父親の暴力、暴言に金切り声で応戦する母親。



翌朝は母親のくどいお説教をじっと聞いている父親。そうかと思うと、その夜は他人の悪口を肴に飲んでいる父親に調子を合わせている母親。


両親の間にあるのは、憎しみなのか愛なのかさっぱり分からず、子供は混乱するばかりです。



また、今日は、父親役をやらされたかと思うと、次の日は母親の役。子供であるのに、子供の役回りはまったくこない。


学校へ行っても、級友の考え方や行動になじめないのは、幼児期から明るくのびのびした子供らしい体験がなく、一足とびに大人にならざるを得なかったからです。



依存症家庭の子供は、友だちが少ないのが特徴です。


両親の不幸な関係を、幼児期から見てきた子供たちの中には、結婚に夢が持てなくて、なかなか、結婚に踏み切れない場合があります。


また、自分の育った家庭とはまったく違う、すばらしい家庭をつくろうとして、早すぎる結婚をすることもまれにあります




親は子どもに何ができるか -世代間連鎖・共依存・アダルトチルドレン-




「なんてことだ…」


僕は、このページを見たとき、衝撃を受けました。あまりにも、思い当たる部分が多すぎたからです。





母親から受ける重荷、父親の役目をこなすようになる、


ふと気がつくと、母親の人生がどっしりと自分の上に重なり、自分で選んだ道を歩くことなどできなくなります。つまり、母親から逃れられない苦しみ。


今日は、父親役をやらされたかと思うと、次の日は母親の役。子供であるのに、子供の役回りはまったくこない。



自分のことは放っても、母親の期待に沿いたいと一生懸命に生きていきます。母親の人生は息子のため、息子の人生は母親のため、つまり「共依存」です。自分の人生がないのです。



この息子がそのまま大人になると一例として「完全主義者」になります。完全主義者は疲れます。強迫性障害にもなりやすいのです。


ストレスがたまります。お酒に頼るようにもなります。親と同じアルコール依存症になりやすくなる場合もあるのです。


上記のようなAC(アダルトチルドレン)は「一家の英雄タイプ」と呼ばれております。





僕は、まさしく、この通りの人生を歩んできました。



父のことを信じられなかったこと、重くのしかかる母親という重荷、父親であり、母親であるという役割をこなすなど…まるで、「自分のことか」と思うほど、ピッタリと当てはまることが多すぎます。




どうして、父はこんなにもダメな人なのか、どうして、僕は他の人とは違う考え方や人になったのか、父と一緒に暮らしていた頃、どうして、僕の家族はあんなにも最悪な状態にあったのか…。



その答えを、父と母が離婚してから9年がたった今、僕は、やっと見付けることができました。





僕や家族の今までの苦しみ、諸悪の根源は、
父のアルコール依存症という精神疾患にあったのです





そして、僕や家族が過去に犯した間違い、そして、父と再会してから僕が犯してきた間違いについても、ここに指摘がありました。





「地獄を見たければ、アルコール依存症者のいる家庭を見よ」



アルコール依存症になると、あなた(家族)は










僕がそうであったように、アルコール依存症の恐いところは、本人はもちろんのこと、その家族でさえも、アルコール依存症を既に発病していることに、気付かないところです。



僕は幸いにも、「アルコールを飲むまで、指先のふるえが止まらない」というアルコール依存症の特徴を見て、父がアルコール依存症であること…いや、ずっと昔から、父がアルコール依存症であったことに気付くことができました。



そして、僕の家族が崩壊してしまった原因、そして、父と関わると、どうして、僕や周りの人の精神までもが病んでしまうのか、その理由がアルコール依存症であることにも、気付くことができました。




しかし、僕が気付かなかったように、アナタ、そして、アナタの周りにいる人がアルコール依存症を既に発病している、もしくは、発病しつつあることに気付いている人は、ほんとうに少ないと思います。


だからこそ、「とても危険な病気であり、今日の日記を真剣に読んで欲しい」と言ったのです。




僕は、父がアルコール依存症であり、それがどんなに深刻な「精神疾患」であるのかを知ってから、それを治療する方法はないのかを必死に調べました。その結果、分かったことは、




断酒させるか、離脱(別居・離婚・絶縁)するか。
このどちらかの選択しか、本人、そして、その家族が
幸せな人生を歩める可能性はない(限りなく低い)。



ということでした。




涙の谷 アルコール依存症の家族を持ち、心に痛みを持つ私達のわかちあいの場所というWebサイトがあります。


このサイトも、アルコール依存症の家族を持つ人や、今現在、酒を飲んでいる人に必ず見て欲しいことが多数書いてあるのですが、その中に、




*******************************

断酒への切っ掛けは「底付き」と呼ばれる、依存症者にとってのどん底の経験が多いです。底付きの状態は人各々です。


家族に置き去りにされた、金銭的な危機に面 した、病院で死ぬ直前を経験した、警察のお世話になった、などなど、依存症の重度の患者であれば、一般 ではあまり経験しない状態に身をおかれ、その時「もうお酒は止めよう」と決心した時を底付きと呼ぶ訳ですが、この底付き、家族の手によってもたらされるものかと言うと…。

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今思えば、この「底付き体験」の状態がまさに、父は今年か、来年に死ぬ予定だったのかもしれない。のタイミングだったのだと思います。


愚かなことに、僕はここで、親族への借金返済や、家賃、サラ金の処理を行い、みごとな、「イネーブラー」として援助をしてしました。



今思えば、食料の確保だけをして、伯父さんたちへの借金返済も、すべきではなかったと思います。この返済をしたからこそ、伯父さんがまたその後、父にお金を貸すキッカケを作ってしまったのですから。


何十万円も借りている状態をそのままにしておけば、父がさらに追加でお金を借りること、そして、そのお金で酒を手に入れることは出来なかったでしょう。


アルコール依存症について、きちんと調べたことがなかった僕のミスだと思います。





僕は、責任感が強く、自分に近い存在で困っている人がいると、それがまるで自分のことかのように考え、どうにかして、助けようとしてしまいます。


これはまさに、父の場合も同じで、どうにかして、父の生活再生を実現させ、人生を黒字化し、いい最期を迎えられるようにできないだろうかと考え、まるで自分のことのように、父のことを一生懸命に考えてきました。



…しかし、ダメなんですね。


僕のような責任感が強く、どうにかして助けたい、解決してあげたいという性格の持ち主が、アルコール依存症という精神疾患を患わっている父に近付いては…。


父は、僕に叱られたり、嘘を付いたり、酒を飲んだりすることで、自己嫌悪に陥り、僕は僕で、なんともならないこを何とかしようと思い、自分の精神や生活が壊れていってしまいます。



父のそばにいても大丈夫な人は、例えば、



「家賃を9ヶ月滞納してる?そんなの俺には関係ないわ。自分のことなんだから」
「伯父さんたちに50万円くらい借りてる。ふ〜ん。それは、大変だね」
「サラ金から督促がきてるんだって?自分で何とかしなきゃね」
「離婚した後の親父がどうしているか?そんなの俺には関係ないし、知らないよ」



こんな風に考えられる人でしょう。「アナタがしたことだから、私には関係ない。自分が起こしたことの責任は、自分で取るしか無いでしょう」というスタイルを、何の精神的な負担もないまま実行できる人だと思います。



そうでなければ、僕や、父と一緒に住んでいた頃の僕の家族、そして、世の中の多くのアルコール依存症患者に苦しめられている人たちと同じ、苦しい想いをすることになると思います。




…しかし僕は、残念ながら、今までの僕の行動を見ていればわかるように、アルコール依存症である父が何をしようとも、平然と関わりを持つことはできないと思います。


…ということは、つまり、2つに1の選択しかありません。




断酒させるか、離脱(別居・離婚・絶縁)するか。




父には、もう既に話しました。




お父さんが断酒ができれば、俺もお父さんも、良い人生になると思う。でも、お父さんが断酒をできない時には、俺もお父さんも、悪い人生になると思う。



なぜなら、お父さんは健康や人間関係を害し続けるだろうし、そして、俺は責任感が強く、お父さんを何とかして助けてあげたいと思って、どうにもならない事に悩むと思うから。



だから、次に酒を飲んだ時には、今、預っている通帳とかは全て返して、お父さんとは、縁を切る。


これは脅しとかそういうのではなくて、これしか方法がないの。このままでは、俺の人生がお父さんに引きづられていってしまう。



だから、そうなった時は、お父さんはお父さんで、頑張って生きて。


お母さんや妹は、俺が何とかしていくから。もちろん、俺は俺で、これからの自分の人生を充実させていくつもり。


次にお酒を飲んだ時、それが、俺とお父さんの最期





この言葉とおり、断酒ができなかった時、それが僕と父との最期になると思います。




酒と親子関係 -体験談・私と息子の長い物語-では、アルコール依存症である父による、こんな体験談が掲載されていました。









父が断酒できなかったとき、僕は、きっと父も、このように考えてくれると思い、前向きに、父と離れたいと思っています。





酒がなければ、父、そして、僕や家族の人生は、どんなに良い風にに変わっていただろうか


と考えることがあります。



しかし、アルコール依存症が発病してしまっている今、もう、これを考えたところで仕方のないことは、数々のアルコール依存症についてのホームページや、アルコール依存症患者を持つ家族のコメントを見て、十分に分かりました。




アルコール依存症は、とても身近な病気です。


アルコールは発ガン物質であり、麻薬と同様に、依存性がある、とても危険な飲み物ですが、高い税率が課せられていることもあり、合法的な麻薬として、日本国政府の許可のもとに販売されています。




アルコール依存症【2ch家族会】9では、こんなコメントがありました。




服用すると意識が混濁したり、脳が委縮してしまうような薬物を、なぜ政府は規制しないの?

政府は何故、このような危険な薬物を野放しにしているのだろうか。




アルコールが政府の管理下にあり、大衆から多額の税金(酒税)が集められる手段である限り、国がこの「麻薬」を規制することはないでしょう。


どれだけの目に見えない犠牲者、そして、その犠牲者の周りにいる家族など、二次的な犠牲者がいようとも…。




ですから、ここで勘違いをしないで欲しいことは、「決して、安全だから合法なのではなく、多額の税金を集める方法であり、国が販売を認めているからこそ、合法」なのです。





アナタは、自分で気付いていないだけで、
もう既に、アルコール依存症ではないですか?
例えば、数ヶ月、酒を口にしなくても平気でしょうか?


アナタの家族や兄弟・姉妹もまた、
既に、アルコール依存症ではないですか?


アルコール依存症は、一度、発病してしまったら、
健康はもちろんのこと、家族さえも壊してしまいます。


「俺は、麻薬を口にしても平気な体質だ。
止めようと思えば、いつでも、止められる」
こんな愚かな事を言っていませんか?





父、そして、僕の家族が何十年も振り回されてきた、アルコール依存症について書いた今日の日記から、アナタが何かを感じてくれることを期待します。




【動画】アルコール依存症 回復への道 1/2
【動画】アルコール依存症 回復への道 2/2


【動画】逆境を生きる 酒に呑まれた日々〜中島らものアルコール格闘記1
【動画】逆境を生きる 酒に呑まれた日々〜中島らものアルコール格闘記2
【動画】逆境を生きる 酒に呑まれた日々〜中島らものアルコール格闘記3
【動画】逆境を生きる 酒に呑まれた日々〜中島らものアルコール格闘記4



公益社団法人 全日本断酒連盟
涙の谷 アルコール依存症の家族を持ち、心に痛みを持つ私達のわかちあいの場所
アディクション(嗜癖)について
アルコール依存症【2ch家族会】9

アルコール中毒(依存症)
急性アルコール中毒
酒の健康への影響
飲酒と暴力





追記 : ちなみに、依存症には、アルコール以外にギャンブル依存症(パチンコ依存症)もあり、父は、アルコール依存症と同時に、このギャンブル依存症にもかかっていた可能性が高いと感じています。




【動画】パチンコ依存症の闇 〜病的賭博〜 1/2
【動画】パチンコ依存症の闇 〜病的賭博〜 2/2
【動画】パチンコ依存症 その実態と克服への取り組み
【動画】陣痛でもやめられない パチンコ依存症 はなぜ起きる




多重嗜癖と併発病 大悟病院を見て頂ければ分かるように、依存症は併発することもあり、おそらく父は、このケースだと思います。


このケースもまた、残念ながら、共に生活をするのであれば、自分の人生をダメにする覚悟を持つ必要があるでしょう。



精神疾患なのですから、本人が止めることはもちろんのこと、その周りの人や家族が止めるなんてことは、まず、無理だと考えた方がその人のためだと思います。




このような依存症にかかっている人と一緒にいる場合、過去の僕がそうしたように、「離脱(別居・離婚・絶縁)する」という選択が、一番、賢明な判断だと思います。



実際、家族を失っても、そして、どん底の貧困状態になっても、僕の父は、アルコール依存症から抜け出すことができませんし、また、そんな父と一緒にいる僕も、段々と精神が害されていくことを実感しています。


もちろん、上の方でも言いましたように、「依存症にかかっている本人がどうなろうとも、私の知ったことではない」と割り切れるタイプの人であれば、別ですが…。



そうでなければ、周りにいるの人の精神や生活までもが、いずれ、壊れてしまう可能性が高いでしょう。


ですから、このような依存症者の周りにいる方は、今後の自分たちの長い人生を考え、そして、依存症者以外の家族の人生を守るためにも、離脱することをお勧めします。




もちろん、アルコール依存症・ギャンブル依存症という治すことが難しい精神疾患にかかっている人を、可哀相だと思うかもしれません。しかし、アルコール依存症やギャンブル依存症には、継続的な飲酒・賭博生活が続かない限りは、まず、なることはないのです。


つまり、依存症になった根本的な原因を探っていけば、「日頃からアルコールを飲んでいた、ギャンブルをしていた、本人の生活習慣にある」という結論にたどり着きます。


麻薬と同じように、中毒症状(依存症)を発病しかねないものを、日頃から大丈夫だと言って行っていれば、それは当然、このような病気になってしまうこともあるでしょう。




ですから、僕の父についても、確かに、完治が難しいアルコール依存症によって、自分の健康や生活、家族関係が壊されたことは、本当に不幸なことであり、父が可哀相だとも思います。


しかし、アルコール依存症になった原因は何処にあるのかといえば、「本人が日頃から、晩酌という飲酒生活を続けていた事にある」のです。


麻薬がそうであるように、最初から酒に手を出さなければ、アルコール依存症になんてなりません。




それにしても、父と一緒に生活していた頃、僕や母、妹は、「ほとんど治る見込みがない精神疾患を、自分たちの力だけで治そうと頑張っていた」わけです。

あまりにも、無知でした。。





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今までに何度も紹介していますが、既に、何十万円もの現金を獲得している人がゴロゴロと出てきていますから、あまりにももったいないと思います(;^_^A。




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