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金持ち兄さんの日記 > 2008年11月の日記 > さらなる昇給&冬のボーナスは【133万円】支給!
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僕の会社で働く社員に支給する、今年の冬のボーナス金額を133万円に決めました。さらに、業績を反映して、さらなる昇給も行いました。
今年の夏にも昇給&105万円のボーナスを支給しましたから、僕の会社の社員は、今年に入ってから2度の昇給があり、そして、夏・冬のボーナスで合計:238万円受取るという形になりました。
冬のボーナスについては、まだ社員には言っていないので、社員はこの事を知りませんが、この日記を見たら、「今までの苦労が報われた!」と喜んでくれるのではないかと思っています(苦笑)。
今回、社員のボーナスの金額を「あえて」公開しようと思ったのは、次のメールをいただいた事がキッカケでした(給与やボーナスについては、社員のプライバシーでもありますので、今後は、具体的な金額を公開する予定はありません)。
夏・冬ボーナス合計:238万円という金額は、世間一般から考えると、20代がもらうボーナスとしてはかなり多い方だと思いますが、「どうやって、この金額のボーナスを貰うまでに到ったのか?」を知って欲しいと思ったからです。
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初めまして、2002年くらいより日記を見ています。名前を黒木(仮名)と言います。
私は今現在、つらい経験地獄の最中にいます。
私は昨日付けで、部長から係長へと異動降格処分の辞令を受けました。そして、年収も800万円→600万円に下がりました。
店舗内にて、パワハラ等の嫌疑を受けてです。
いくら人事に説明しても、「相手がどう思うかが問題である」と言われなす術もありませんでした。
悲しいかな、今現在、私の勤務先(パチンコ店)も不況の流れを受けて、人件費削減のためか、足の引っ張り合いを演じています。
雇用の流動化も進んでいるので、ここで転職も考えましたが41歳の年齢の為、弱気になってます。
ここで私も人間力、修行を問われているのかもしれませんね。今までが甘く過ごしてきたのかもしれません。人生で家族の死に続いて2番目の試練です。ここでめげずに、どうすればいいのか悩んでいます。
兄さんは、今までに波乱含みの人生経験がおありのようですが、意識、視点の高さに元気をもらっています。
いつも応援してます、お身体をお大事にです。
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米国発の金融危機の影響を受けて、日本経済も不況入りしていることは既にご存知だと思いますが、今回メールを下さった黒木さんが働いているパチンコ業界も、かなり厳しい状況になっているようです。
降格人事の理由としては、「パワハラ等の嫌疑」と会社側は言っているようですが、黒木さんが感じている社内状況から判断すると、これは建前であって、本当のところは、何かと理由をつけて、人件費を下げたいというのが本音かもしれませんね(;^_^A。
降格人事に伴い、黒木さんの年収も200万円ほど下げられたようですが、あなたの「人生の貯金箱」には、あといくら残っていますか?や職種別・30歳の給料明細&年代別 平均貯蓄額を見ていただくと、年収600万円は平均よりもかなり高い年収であることが分かります。
…ただ、黒木さんが下がる前の800万円の年収を元に、例えば、住宅ローン等のローン返済額を決めていたりした場合、平均より年収が多いか少ないかに関係なく、家計の状況は苦しくなってしまうでしょう。
今回は、家計状況の相談でなく、転職など、今後どうするかについて悩んでいらっしゃるようなので、僕なりに、思ったことを書いてみたいと思います。
まず、前提として知っておかなければならないのは、
ということです。
ですから、「転職すれば解決する話なのか?」と言えば、そうではないと思います。
また、内定取消や就職氷河期に関連するニュースを見れば分かるように、雇用情勢も悪化する一方ですから、正直、41歳の黒木さんが転職するタイミングとしては、かなり悪いのではないかと思います。
そして、先ほども言ったように、パチンコ業界だけではなく、ほぼ全ての業界が厳しくなっていることを考えると、転職したからといって、年収が元の800万円に戻る可能性は極めて低いですし、もしかすると、正社員として転職できない可能性だってあります。
それに、黒木さんが今の会社でどれだけ働いてきたのかは分かりませんが、もらっていた年収800万円から察するに、その会社の仕事や事情について、かなり詳しい立場にいたことは間違いないでしょう。
それを全てゼロにして、同じ業界の他社や他の業界で働くのは、もったいないと思います。今まで蓄積したスキルや情報を、そのまま今の会社で働きながら活かした方が良いのではないかと思います。
また、今はリストラの嵐が吹き荒れて大変かもしれませんが、過去の歴史を振り返ると、不況はいつまでも続くものではないですからね。
現在、リストラ等による雇用調整やコスト削減を行っている企業は、「不況の時に無駄な贅肉を落としている」とも考えられますから、また景気が回復する局面に入れば、今よりもずっと筋肉質な体質で、ガンガン稼ぎ始めるのではないでしょうか?
今までにも何度か言ったことがありますが、何かを判断するときには、
だと思います。
今、黒木さんが転職して辞めれば、景気が回復して喜ぶのは、「足の引っ張り合いという嫌な状況の中でも、我慢して残っていた人達」だと思います。
例えば、年収800万円の人が辞めてくれれば、その分、大きな経費がなくなります。その上で残った人が頑張っていたら、また景気が回復してきて、会社の業績が大幅に回復したとします。
そうなった時には、
事になりますよね?
こういう事を考えると、もし僕が黒木さんの会社で働いてたら、たとえ理不尽な理由を突きつけられて降格され、年収が下がったとしても(それでも平均よりかなり高い)、転職せずに様子を見ると思います。
そして、しばらく様子を見ながら、会社や業界の将来の見通しを調べた結果、「ある程度のリストラが済んだあと、景気の回復と同時に会社の収益が上がりそうだ」と判断できれば、何年でも耐えると思います。
そういう中で、転職して辞めてくれる人は、僕にとってはありがたい人です。
ですから、もし黒木さんが辞めて転職したとしたら、「ああ、また1人分のリストラが進んで、会社がより筋肉質な体質になった。俺は景気回復・業績回復まで残って、しっかり分け前をもらうぞ!」と喜ぶかもしれません(笑)。
話が少し飛びますが、僕の会社は2004年に設立しました。しかし、当時の僕は経営の知識も経験もなく、ついてくる社員は大変だったと思います。
会社の規模は小さいですし、おまけに業績は不安定で、それに伴い給料は安く、社長は知識と経験不足。
当時の姿だけを見れば、こんな会社で働く理由は見付かりません。早く、別の会社に転職した方がいいと思うでしょう(笑)。
こうなります。
しかし、社長の知識と経験不足はいずれ解消されるものですし、赤字に陥るような不安定さも、経営期間が長くなるにつれて、だんだんと無くなってくるものだと思います。
また、こういった事に比例して、社員の待遇や職場環境についても良くなっていく場合が多いでしょう。
要するに、会社の設立当時にあった問題やトラブル、苦労のほとんどは、
のです。
しかし、短いモノサシ(短期的な視点)でしか物事を考えられないと、「こんな会社は嫌だ。転職したい!」という結論に到ります。そしてその結果、努力や苦労の成果として手に入れるはずだった「数年後の果実」を逃すことになります。
よく、「最低でも3年は勤めてから、転職を考えよう」という人がいますが、僕の感覚からすると、3年では短すぎるのではないかと思います。
例えば、不況にしても、3年で景気回復に向かうケースは稀ですし、また、3年たったらその会社の仕事をほぼマスターできるという人も、そういないでしょう。
こういったことを考えると、どんな根拠を持って「3年経ったら…」「3年間は頑張って…」という事が当たり前のように言われているのか、僕には分かりません。
それぞれの職業によって、この3年という数字は違ってくるはずなのに、ほとんどの人が「3年」という言葉を口にします。
実際、うちの社員が業績好調による「夏・冬合わせて238万円」というボーナスを手にしたのは、会社を設立してから4年目の今です。世間一般で言われている「3年間」で辞めていれば、今までの苦労の成果である高額ボーナスを逃していたことになります。
つまり、僕の会社で言えば、「世間一般の区切りとして使われる3年間では、短すぎた」のです。
転職について話や相談を聞くことはよくありますが、そういった話をする人の多くが「短いモノサシ」で考えて、転職しようとしています。
「今」「最近」「ここ半年間」「1年間」
僕からすれば、どれも短すぎます。
・ 今いる会社(業界)の5年後、10年後はどうなっているのか?
・ その時の自分の待遇や職場環境はどうなっているのか?
・ リストラが進んだ後の会社は、どんな会社になっているのか?
・ 景気が回復局面に入ったときの会社の状況、待遇はどうなっているのか?
・ 今の不況を乗り越えたとき、社長はどう変わっているか?成長しているのか?
・ 会社の退職金はどうなっているのか?勤続年数が長くなるに従って、1年間当たりの退職金積立額が増えるような仕組みになっていないか?
など、長期的な視点で考えた結果、将来の見通しが暗いと判断できれば、転職という選択肢を選ぶのも悪くないと思います。
…ただし、統計データを見た場合、転職すると生涯所得や賃金、退職金が下がる可能性が高いことは、覚えておいた方が良いと思います。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構 ユースフル労働統計の中にある「17.労働移動に伴う賃金・所得変動(PDFファイル)」を見てください。
- 17.1 転職による賃金変動D.I. 結果説明
まず産業別の結果をみると、調査産業計では、D.I.は1998年以降マイナスで推移しているが、2006年では−0.8とその絶対値は小さくなっている。
産業別にみると、2006年では建設業、製造業、情報通信業、金融・保険業でプラスとなっており、他の産業ではマイナスとなっている。
年齢階級別にみると、50〜54歳でマイナスとなっているが、20〜24歳、30〜34歳、40〜44歳では増加傾向で2006年ではこれらの階級で全てプラスとなっている。
- 図17−2 転職による退職金の減少率 作成結果の説明
結果をみると、25歳での転職では、大卒(管理・事務・技術労働者)の場合は減少率が10%程度だが、高卒では20〜30%程度の減少率となる。
転職年齢が高まるにつれて、いずれの学歴でも減少率は拡大し、40歳で転職するケースの減少率が最も大きくなる。40歳以降では減少率は縮小に向かい、45歳以降は学歴間の格差も小さくなっていく。
ある一定の勤続年数を超えた場合に退職金が大きく増加する、という企業が多い中で、40歳前後での転職は、転職前後で勤続年数がほぼ二分されてしまうために、どちらの企業での勤続年数もそれほど長くならないために、減少率が大きくなるものとみられる。
- 17.3 転職による生涯所得減少率 作成結果の説明
結果をみると、生涯所得の減少率は転職時の年齢によってかなりの差がみ
られる。
転職時の年齢が25歳であれば、減少率は5%に満たない。しかし、年齢が上がるにつれて減少率も大きくなり、40〜45歳時での転職による減少率が最も大きくなる。それ以降は、年齢とともに減少率が低下していく。
時系列的にみると、1999年までは、減少率は各年齢とも縮小していたが、2001年、2003年と減少率が拡大し、直近の2005年では再び減少率は縮小している。
転職時40歳の減少率をみると、1989年には16.4%であったのが、1999年には10.8%にまで縮小し、2001年には12.2%、2003年には14.9%まで拡大したが、2005年には12.5%と再び縮小している。
これらのデータを見る限ると、
・ 好景気以外の時期での転職は、転職後の方が賃金(給料)が減る可能性が高い(つまり、転職するなら、好景気なときが良い)。
・ 転職をすれば、退職金が大幅に減る可能性がかなり高い。
・ 転職をすれば、生涯所得が減る可能性がかなり高い。
という事が分かります。つまり、この統計データから考えると、
ということになります。
もちろん、この統計データは「企業規模1000人以上の製造業 大卒 男性労働者」という限られた人達から得た統計ですから、例外はあるでしょうが、一つの参考にはなるのではないかと思います。
米国発の金融危機の影響により、日本の企業も、経営が苦しくなっているところが増えています。それに伴い、給料が下がったり、ボーナスがカットされたりする事もあるでしょう。
そんな中、現在、半年後、1年後という短いモノサシで考えると、転職をした方が良いように思えるかもしれませんが、5年後、10年後という長いモノサシで考えてみると、また違った答が見付かるかもしれません。
業績悪化による減給等により「転職した方がいいのでは…」と思った時には、「4年間にもおよぶ悪い状況のを耐えてきた結果、年間:238万円というボーナスを手に入れる事になったウチの社員のこと」を思い出して欲しいと思います。
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