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会社倒産…50代になって全てを失い、夜逃げなんて…


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…さて、それでは今日の日記です。



宮崎にいる母が働いている美容室の近所に、小さな建設会社がありました。


僕は小さい頃、家に帰る途中にあった母の勤務先の美容室に、ランドセルなどを置いて、友達と遊びに行ったりすることも多かったので、美容室から目に入る距離にあったその建設会社は、とても馴染みの深い存在でした。


その会社の窓には、通常、ブラインドがしてあって中は見れないようになっていたのですが、たまに、ブランドをしていない時があって、小学生で興味深々だった僕は、よく近くまでいって中をのぞいてみたものです(笑)。




つい最近、その建設会社が倒産したという話を人伝えに聞きました。



ご存知の方もいるかもしれませんが、僕の地元である宮崎県は、県内最大の建設会社である「志多組(しだぐみ)」が倒産するなど、かなり深刻な状況に陥っています。




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志多組の民事再生法申請、最大手破たんに連鎖倒産を懸念


 県内最大手の建設会社「志多組」(宮崎市、志多宏彦社長)が民事再生法の適用を申請した8日、県内に衝撃が走った。

「主な取引先がなくなった」「他企業の連鎖反応が心配」――。

トップの破たんに、関連業者は途方に暮れ、入札改革の見直しを迫った。



 ■社長

 宮崎市の宮崎商工会議所で開かれた記者会見で、志多社長は「皆様に多大なご迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪。深々と頭を下げた。

 志多社長によると、6月に取引先の東京のマンション販売会社が破産。7月に金融機関に支援を依頼したが、受け入れられなかった。1週間ほど前から本格的に弁護士と相談し、8日朝、取締役会で民事再生法適用の申請を決めたという。


 経営破たんした理由を「採算性の不足を受注件数で補ったため、首都圏での債権の焦げ付きで信用不安を引き起こした」と説明。「県の入札制度改革も原因の一つ」と述べた。

 社長は「事態を収拾するのが責務」と、当面は辞任しない意向を示し、従業員については「いずれ(人員削減も)検討しなければならないが、できる限り雇用を守りたい」と語った。



 ■行政

 東国原知事は「今回の事態は大変残念で、一日も早い再建を願っています。雇用をはじめ、県に大きな影響が出るのではと心配しております」とコメントを発表した。


 入札制度改革を進めた県土整備部によると、現在、県が志多組と契約している工事は7件で契約額は計25億9000万円。「志多組と協議して継続できるかどうか判断する」とした。県の入札制度改革が破たんの原因に挙げられていることについて「志多組は民需が8割で、県の工事は5%くらい。債権焦げ付きが原因だと思う」と否定した。



 120〜150人がリストラされるといううわさも広がっており、雇用問題を懸念する商工観光労働部。ある幹部は「零細企業が『志多組でも駄目なら、うちもたたむしかない』と受け取りかねず、心理的影響が心配。入札改革も見直しを求められる」と話した。

 同部は8〜10日、宮崎商工会議所に経営相談、金融相団窓口を設ける。問い合わせは宮崎商工会議所(0985・22・2161)。



 ■業界

 志多社長は県建築協会の会長を務め、志多組は県建設業協会の最大の会員。会員企業の連鎖倒産が懸念されるが、同協会事務局は「何もコメントできない」と言葉少なだった。


 約10年前から、志多組の下請けをしている都城市の建設業者は「公共工事の落札競争が激しく、赤字でも工事をする状況。主要な取引先がなくなり、どうすればよいのか」と肩を落とした。


 建設業界以外にも設計、運送、資材など関連する業界も多い。志多組と長年取引がある県北の運送会社幹部は「県内の建設業には欠かせない存在。2000万円の未回収金があるが、お世話になったので、債権放棄するつもり」と気の毒そうに話していた。



 ■影響

 志多組は、宮崎市の大型リゾート施設シーガイアや、メディキット県民文化センター(県立芸術劇場)、宮崎公立大、宮崎空港ビルなど、県内の主なホテルや施設の工事の大半にかかわってきた。


 しかし、東京商工リサーチ宮崎支店によると、以前から経営状況は必ずしも良くなく、300億円以上の売り上げがあっても、利益は2億円ほどで多額の債権焦げ付きに耐える体力はなかったという。


 同社と取引のある業者は400〜500社と見られ、県内業者の影響については、「債権者1100社のうち、3〜4割が地元業者。中には志多組としか取引していない業者もある。連鎖倒産がどのくらい出るか予測できない」とした。



 ◇

 志多社長は、同社の関連会社「中央コンクリート工業」(宮崎市)も同日、民事再生法の適用を申請したことを明らかにした。負債額は1億6000万円。

(2008年8月9日 読売新聞)

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上記の内容を見ていただければ分かるように、志多組が倒産したのはまだ先月の話ですから、取引先の連鎖倒産など、本格的な悪影響が出てくるのはこれからです。

宮崎は、建設業で働く人が多く、同級生など僕の友人にも、建設業や建設業とかかわりの深い会社で働いている人が多くいますので、今後の影響については、本当に心配しています。





話を元に戻しますが、日記の最初の方で書いた、母の職場近くの建設会社も、時期的に、おそらく、志多組倒産のあおりを受けての連鎖倒産ではないかと思っています。

聞くところによると、社長はもう50代になっているそうですが、今はもう何処にいるのかも分からないし、親族でさえ、連絡が取れない状態になっているとの事です。




つまり、分かりやすく言えば、



50歳を過ぎて何もかも失って、夜逃げした



ということです。




自宅や会社、土地や機械・設備などの資産は、全て抵当に入っていたため、銀行などに差押えられている状態だそうで、今後おそらく、競売に出される事になるでしょう。



50代と言えば、もうこれから人生の挽回がきく可能性は低いでしょうから、こういう年齢になって、何もかもを失ってしまったと考えると、この社長さん、そして、ご家族の今後の人生を心配せずにはいられません。

小さい頃から見ていた馴染みの深い会社なだけに、その会社の社長やご家族がこういう状態になった話を聞くと、なんだか、切ない気持ちになってきます。




社長と言うと、「社員にたくさん働かせて、自分は贅沢して楽をしている」というイメージを抱く人も多いと思います。

ですが、実際のところは、今回の話を見れば分かるように、会社員で働く人よりも大きなリスクを負っている人がほとんどです。株式投資をしていても思いますが、僕の会社のように、無借金で経営をしている会社は珍しい存在だと思います。




例えばですが、「自分が働いている会社の社長が、つい最近、新築の家を建てた」とかいう話を聞いたとき、アナタならどう思いますか?



「俺たちが一生懸命に働いて得たお金で、豪華な家を建てるなんて。俺たちの給料は増えてないのに、納得がいかない!社員は本当に損だ。社長は本当にいいなぁ」



などと思ったりしないでしょうか?



しかし、実際のところは、その会社に借金があるのかなど、深いところまでを知らないと、社長が会社のお金を使って贅沢をしているのかどうかなどは、判断がつかないことです。実際は、多額の借金をして購入しているだけなのかもしれません。



もし、設備の購入や、会社の経営に借金を利用しているとすれば、その新しく建てられた社長の自宅は、おそらく銀行の抵当に入っている(借金の担保になっている)でしょう。

ですから、もし、会社の経営が上手くいなくなるなどして、借金が返せなくなった場合には、先ほど出てきた夜逃げした50代の社長のように、自宅はもちろんのこと、何もかもを失う事になります。




しかも、夜逃げで済むくらいならまだマシで、数年前の不景気に自殺した人の多くは、中小・零細企業の経営者が多く含まれていました。つまり、借金をしながら経営を続ける社長となると、



人生に絶望し、命まで失ってしまうリスクも背負っている



というわけです。




こういう事を考えた上で、会社員として働く人から「うちの社長が今度、家を建てるらしい。俺の給料はたいして増えないのに、社長はいいよなぁ(苦笑)」みたいな話を聞くと、なんだか切ない気持ちになります。



「その会社の社長は、どれくらいの借金を抱えているんだろうか…」
「新しく建てた家は、多分、銀行の抵当に入っているんだろうな…」

「もし、その会社が上手くいかなくなった場合、家族はどうなるんだろうか…」
「子供は、もう成人して、独立している(自分で生活している)んだろうか…」




見ていただければ分かるように、僕の場合、羨ましいなんてことは、少しも浮かんできません。自分が会社を経営しているので、社長がどういうリスクを背負っているのか、十分に理解しているからです。



建設会社などは特にそうですが、多くの経営者は、数千万円、数億円、とても個人では返しきれない借金と付き合いながら、会社や社員、そして、家族を守っていくのですから、プレッシャーや精神的なストレスは相当なものだと思います。




自分の会社の社長について、不満を持っている方もいらっしゃると思いますが、少なくとも、僕が今日書いたことを考えた上で、その不満が妥当なものであるかどうか、もう一度、考え直してみて頂けたらと思います。



ほとんどの場合、社長は、会社の借金の連帯保証人になっています(通常、そうしないと、銀行がお金を貸しません)から、会社がいざという時には、社長の車も家も、そして個人口座のお金も金融資産も、あらゆるものが債権者(銀行など)に差押えられてしまうのです。

そして、全てを失った事に加えて、社員や取引先へ迷惑をかけた責任を感じ、夜逃げをしなければならない状況になることも、十分に起こりえます。。




こんな事を考えると、決して、「表面的なこと」だけを見て、「社員にたくさん働かせて、自分は贅沢して楽をしている」などと判断するようなことは、して欲しくないと思います。




今日の話に出てきた、夜逃げした50代の社長については、ご家族の状況など、今後のことが色々と心配ではありますが、社長自身については、同じ経営者として、



「長い間、ご苦労様でした」



とねぎらいの言葉をかけてあげたい気持ちです。





それにしても、こんな身近で不景気の兆しを感じさせられると、県内最大の建設会社が倒産したことによる、今後の地元経済への影響が心配です。

最初は建設業から始まり、ジワリジワリと様々な業種に悪影響が及んでいき、いずれは、県内の会社で働く僕の友人の生活にも、悪い影響があるんじゃないかと感じています。



僕の同級生や友人たちの多くは、まさにこれから、子供たちの教育費が大きく増えるステージに入ろうという状態です。小学・中学・高校・大学…少なくとも、友人の子供たちが独り立ちするまでは、県内の雇用が守られることを祈っています。





今回の話は、僕の地元宮崎県の話でしたが、企業倒産の増加ペースを見ると、たまたま宮崎が目に付いたというだけで、これからやがて、他の県にもどんどん不景気の兆しが出てくるのかもしれません。



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冬はいずれ過ぎさり、やがて、春が訪れますが、
問題は、「冬の間に持ちこたえられるかどうか」です。




僕も、自分の会社を通して、役に立つ情報をどんどん提供できるように頑張りますので、アナタも、その情報を自分の生活に活かせるよう、面倒くさいことでもやるようにして頂けると嬉しいです(*^^*)。




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