夕張市財政再建…遅すぎた対応

夕張市財政再建については、すでに多くの人が状況を知っていると思いますが、

「夕張市長の月給８６万円から２６万円に！７０％減で全国最低に」
「破たん・夕張再建：職員８５％が退職検討」

というニュースが先日発表されました。でも、今頃になって本格的に対応をし始めても、もう遅いでしょう。いよいよ危ないという感じですよね(汗)。

退職する人たちのことを考えるとかわいそうだとは思いますが、しかし、こうなる事に気付かなかった責任は、夕張市職員として働く個々人にもあります。

だいたい、総額632億円も借金をかかえているのにも関わらず、つい数ヶ月前には、前年を上回るボーナスが出ていたくらいですからね(笑)。

参考：経営破たんの夕張市にボーナス？

そりゃ～当然、いつかはこんな日が来るのが当然でしょ。これが普通の会社だったら、役員や社員のボーナスがどうだこうだという話ではなく、もうとっくに、会社自体が倒産しているはずです。

個人的な感想を言えば、「こうなる前に気付きましょうよ！」って感じです(;^_^A。

今回、夕張市がこういう事態になったというのは、今後に与える影響として大きいでしょうね。「公務員になれば、職は安定」と信じられてきましたが、実際、そうではない例が１つできたわけです。

つまり、「公務員であっても、職場の財政破綻で職を失う可能性がある」という前例ができるのです。

この前例ができる影響は大きいですよね。１つ例ができてしまったおかげで、これからはドンドンと「ちゃんと運営ができていない市町村は、切り捨てられる時代」になるのではないかと思います。

昨日の日記「つまらない人がお金持ちになる？」で、「僕の場合は、会社員でないことによって発生するリスクを一つ一つ潰していっています」と書きましたが、致命的になるようなリスクは背負わないことが大切だと思います。

例えば、破たん・夕張再建：職員８５％が退職検討の下の方に下記のようなことが書いてありました。

<始まり>
給与削減をめぐっては、「生活を維持するために何らかの手だてを考える」が百十七人（５２・２％）、「生活を維持できる見込みがない」が百二人（４５・５％）で、「影響はそれほどない」は３人（１・３％）。

具体的に影響が懸念されるものとしては住宅ローン返済、預貯金取り崩しなどが挙がった。
<終わり>

この住宅ローンは、「公務員という職の安定を考えて組んだ人」が多いと思いますが、今回の件によって計算が狂うわけです。払えるはずだった月払いや、ボーナス払いのローン支払いができなくなれば、人生は一気に狂うでしょう。

まさに、「致命的なリスクを背負ってしまったがために起こる、人生の大事故」だと思います。

しかし、いくら公務員であっても、長期ローンを組むリスクを考え、住宅の購入を控えていた人は、今回の件で職は失うかもしれませんが、致命的なリスクを背負っていないので、人生が狂ってしまうような大ダメージはないと思います。

普段から固定費の少ない生活をしていれば、突然、自分の収入が減ってしまうような事態になっても、自分の生活を劇的に変える必要がなく、預貯金を含む資産の減りを遅くすることができます。

公務員でさえ職を失う世の中です。普段から倹約し、クレジットカード「超」活用術を参考に、自分の身の回りで割引や特典が受けられるカードがないか調べて、生活コストを下げるために有効な道具を活用して下さい。

なお、今日の日記の参考のために、下の以前の日記も読んでみるといいかもしれません(*^^*)。

８月２０日：一度覚えると恐い「贅沢の味」(２)
８月１９日：一度覚えると恐い「贅沢の味」(１)

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