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辛い現実から逃げる人、現実と向き合い解決していく人


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FXの取引倍率規制、金融庁が導入決定 来年8月から by asahi.com




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おそらく、来年の夏までには、
こんなバーゲン状態は終わっているはずです。



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さて、それでは今日の日記です。



以前、母子家庭で育った女性から、借金の相談を受けたことがありました。名前を明子さん(仮名)といいます。


明子さんは、お母さん、お姉さん、弟の4人家族です。大分県で一人暮らしをしている明子さんを除く3人は、北海道の公営住宅に暮らしているという状況でした。



お姉さんは無職で、お母さんも、つい夏前までは派遣社員として働いていましたが、不景気による人員整理のため、失業をしてしまいました。そして、弟はまだ高校生ですから、経済状況としては、かなり厳しい状況です。



そして、明子さん自身はどうかと言うと、医療事務の派遣社員として働いています。

毎月の手取り給与は、15万円ほどですが、会社の寮に住んでいるため、生活がギリギリというほどの状況ではありませんでした。




明子さんの相談は、失業後に、母親が頼んでくる借金についてでした。


「貸して欲しいと言われた金額は3万円ほどですが、以前も1度貸したことがあり、その時に、返してくれるのが遅かったために、今回の借金については断わりました。今後、同じようなお願いがきた時には、どうしたらよいでしょうか?」


という内容でした。




: 「まず、お母さんが夏から失業されているとのことですが、お母さんには失業手当(保険)は出ていますか?」

明子 : 「はい。出ています」



: 「そうですか。それじゃあ、まだ失業手当が出ている状況でしょうから、それでも生活費が足りていないという可能性が高いですね。ちなみに、以前、お母さんにお金を貸してと言われたときは、明子さんが貸してあげたお金を、お母さんは何に使ったんでしょうか?」

明子 : 「分かりません」



: 「えっ?貸したお金を何に使うのか、理由も聞かずに、3万円を渡したんですか?」

明子 : 「はい。お金が足りないから、貸して欲しいと言われたので…」



: 「そうですか。てことは、お母さんがなぜお金が必要なのか、今の時点では分からないということですね。生活費が足りないのか、それとも、何か欲しい物や支払があるなど、別の理由でお金が足りないのか…」

明子 : 「はい。その時になぜ3万円が必要だったのか、理由は分かりません。でも、今はこんな世の中ですし、私もたくさんお金があるわけじゃないので、この前は断ったんです」



: 「…なるほど。ただ、お金が足りない理由が生活費の不足であれば、どこかから準備するしか仕方がないでしょうから、このままの状態を続けると、サラ金などから借りてしまう可能性もあると思うんです。ですから、このまま放置しておくと、大変なことになるかもしれませんよ」

明子 : 「…はい」



: 「それに、本来なら、お母さんは旦那さんに相談すればよいのでしょうが、明子さんの家は母子家庭ですから、家族内にお金の相談をできる人はいないはずです。もちろん、姉弟に相談することもできると思いますが、お姉さんは無職ですし、弟さんはまだ高校生ですから、的確なアドバイスは難しいはずです」

明子 : 「そうですね…」



: 「ですから、明子さんの家族の話を聞いている感じだと、今、お母さんにとって、お金の相談ができるのは、明子さんだけだと思うんです。しかし、その明子さんに相談もできないし、お金も準備できないとなると、最悪の場合、お母さんは追い詰められてしまう可能性もあると思います」

明子 : 「……」



: 「ですから、お金を貸せないことは仕方がないにしても、とりあえず、どうしてお金が足りないのか、その理由だけは聞いてあげてください」

明子 : 「分かりました。それでは、年末年始に帰る予定なので、その時に聞いてみます」



: 「…いや、それでは遅すぎる可能性があります。現時点で、既にお母さんは、たった3万円という金額が用意できない状況に陥っているのですから、この状況を引っ張ると、サラ金に手を出してしまう可能性もあります。そうなると、問題はより複雑になってしまいます」

明子 : 「……」



: 「もちろん、ちゃんと返済できるのならサラ金を利用しても良いとは思います。3万円の年間利息なんて、たかが知れていますからね。ただ、もしお母さんがその後もサラ金の営業に押されてしまうような性格であれば、できるだけ早く、相談に乗ってあげて、サラ金を利用する可能性をつぶしておいた方がいいと思うんです」




ここまでの会話をみて頂くと分かると思うのですが、僕はこの時、かなり熱くなっていました。「明子さんのお母さんが、借金苦になるような事があってはならない」と思うあまり、次第に、言い方がきつくなっていることが分かると思います。




明子 : 「ウッウッ…」

: 「明子さん?どうしました!?」


明子 : 「もう、考えたくないんです…。家のことは忘れたいんです(涙)」

: 「………」




僕が言いすぎたせいで、彼女は泣いてしまいました。。


おそらく、わざわざ僕が、この問題を放置しておくことによって生じる具体的なリスクを挙げなくても、うすうす、「このままでは、お母さんが大変なことになる…」と、明子さんは自分で気付いていたのでしょう。


僕は熱くなって、言い過ぎてしまったことを反省しました。また、僕は、彼女の




「もう、考えたくないんです…」




という言葉を聞いたとき、自分の過去を思い出しました。




父親の借金に苦しんでいた当時、僕は、現実から逃げ出そうとしたことがありました。下に掲載するのは、その時の日記です。




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関係ないのですが、最近理由のわからない頭痛が続いています。こんな経験は初めてなので、少し自分でビックリしているところです。



突然、どうしたら良いのかわからない程の大きな困難にぶち当たると、人間、現実が見えなくなるものですね。『その内、何とかなるんじゃないかな〜』っていう、根拠のない、不思議な、そして、危険な気持ちが湧いてくるのです。



もしかすると、これが『現実逃避』ってやつかもしれませんね。



いけませんね。なんとかしないと。こういう状態はいけません。何もかも忘れようとする自分を止めて、自分に現実を直視させないと。自分がどんな行動を起こさないといけないのか、冷静によく考えようと思います。



…でも今は、『なぜ自分が・・・』という気持ちでいっぱいです。やり切れない悔しさが永遠に湧いてきます。


以上、意味のわからない不思議な日記でした。

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まるで、自分に言い聞かせるように書いている日記ですが、僕はこのとき、辛い現実から逃げようとする自分と、必死に闘っていました。




当然のことですが、借金=現実は、そのままほおって置けば、金額が雪だるま式に膨らんでいき、どんどん辛くなるだけです。


しかし、この時の僕は、「僕はもう名古屋に出てきているし、一人で生きていけば関係ない。実家は実家で、きっと、何とかなるはず。だからもう、嫌なことは全部忘れて、何も考えないようにしよう…」と考えることがよくありました。


どうしたら良いか分からないほど辛い現実が目の前に現れた時、悩んで悩んで悩んだ末に、「もう何も考えないようにしよう…」という結論になったんですよね。





しかしその後、僕は大学を休学し、現実と向き合うことを決意しました。




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当時、兄さんは、自分と友達で興したサークルの部長をやっていました。でも、父の借金のことがあって、大学を休学するか、辞めるかしなくちゃいけなくなったんです。


学校に通うとかそんな場合じゃなくて、とにかく働いてお金を作らないと、どうにもならない状況だったんですよね。



それで、当時サークルにいたみんなの前で、『理由は言えないんだけど、大学に通えなくなりました。休学してまた大学に戻ってこれるのか、それもと、辞めなくちゃいけないのかはまだ分からないけど、今のサークルの部長はやることができません。本当にごめん…』

こうやって、皆に謝ったのを覚えています。



とても恥ずかしい話なんですが、この時、十何人いるサークルのメンバーの前で、兄さんは泣いちゃったんですよね。



サークルのメンバーには女の子が多かったので、今考えると、本当にメチャメチャ恥ずかしいんですが、話している途中で涙が止まらなくなったんです。まるで子供のように泣いてしまいました。



『自分でサークルを立ち上げておきながら、無責任だ…』『自分について来てくれたサークルのみんなの期待を裏切った』『何で自分だけが、こんな状況になるんだ…』『もう俺の人生はダメだ…』こんな感じで、情けなさや悔しさ…色んな感情が入り混じった涙だったのを憶えています。



昔から、”男が人前で泣くなんて恥ずかしい”という考えを持っていましたから、今までの兄さんの人生で涙を流したことは、ほんの数回しかありませんし、人前で涙を流すことをとても嫌っていました。

ですから、女の子の前で泣くなんて、兄さんにとっては、とんでもないことでした。



でも、この時はドンドン涙があふれ出てきて、自分でも止めることができなかったんですよね。

人前で泣いている事は自分でも分かっていて、恥ずかしいという気持ちもあったような気がしますが、それでも自分では、あふれ出てくる涙がを止めることができなかったんです。

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この時の光景は、今でもハッキリと覚えています。話している最中は、うかつにも泣いてしまった自分が恥ずかしくて仕方がありませんでしたが、この出来事を転機として、僕は現実から逃げることを止めました。



この時から僕は、「長く苦しんできた、父親の借金問題の解決に専念する」と決心し、そして、



のらりくらりと借金問題を回避する父親に対して、
逃げ場を与えない、完全な攻撃モードになったのです。




その後に僕が、無事、この借金問題を解決したことは、この日記を昔から読んでいる方ならご存知だと思います。




しかし、もしあの時、僕が現実から逃げてしまっていれば、おそらく、僕の家は今頃、メチャクチャになっていたと思います。

父親や母親とは他人に近い状態になり、僕は僕で、ダラダラと腐ってしまい、適当に生活していたかもしれません。そして、今とは、人格までも変わっていたと思います。



当時、現実から逃げるか、逃げないかの選択は、僕にとってはまさに、「人生の分岐点」だったと思います。





もしかしたら、明子さんは今、当時の僕と同じ、人生の分岐点に立っているのかもしれません。


若くして現実と向き合わなければならない辛さは、僕も過去に経験していますから、明子さんの「もう、考えたくないんです…」という今の心境は、とてもよく理解できます。



苦しいと思います。逃げ出したいと思います。何も考えたくないと思います。でもやっぱり、僕としては、



しっかり現実と向き合って、この問題を解決して欲しい



と思います。




誰かとケンカをしてしまった時、仕事でうまくいかなくて辞めてしまった時など、気持ちの問題は、時間が解決してくれる場合が多くあります。


しかし、現実=お金(借金)の問題というものは、上がった数字(金額)を減らさない限りは、消えることはありません。そろどころか、時間が経てば経つほど、状況は悪くなっていく一方です。


だから、「もう、何も考えたくない」という気持ちは理解できても、現実から逃げないで欲しいと思うんです。辛くても。





ちなみに、「そもそも、なぜ、明子さんのお母さんがこのような状況になってしまったのか?」と考えてみたところ、貯金をしていなかったことと、普段のお金の使い方に原因あるのではないかと思いました。



今年の4月に、この不景気の間に、いくつの家庭が壊れるのだろうか?という日記を書きましたが、この中で、「全然貯金をしてない人が、どの年代にも20%以上もいる」という現実に触れました。



今回は、たまたま明子さんのお母さんが失業→生活苦に陥ってしまいましたが、貯金をしていない家庭については、いつでも、明子さんのお母さんと同じように、生活苦に陥ってしまう可能性があります。




もしかすると、この日記を読んでいるアナタも、たいした貯金をしていない中の一人なのかもしれませんが、



お金は、精神安定剤であり、生活の保険でもある



ということを、くれぐれも忘れないで欲しいと思います。




「お金を何のために稼ぐのか?」という話をすると、たまに、「欲しいものを買うため」「楽しむため」「使うため」という回答をする人がいますが、僕からすれば、これらの回答をする人は、




20点、つまり、赤点です。再試験の必要があります(笑)




回答の中に、先ほど言った、精神安定剤と生活の保険の2つのキーワードが入っていなければ、合格点はあげられないというのが僕の考えです。


不景気(不況)になって、初めて気付く恐怖に遭遇しないためにも、この不景気を乗り越えるために、しっかりとお金を貯めておいて下さいね。




そして、過去の僕や明子さんのように、辛い現実に遭遇したときには、その現実から逃げようとせずに、しっかりとその現実と向き合って下さい。そして、解決するにはどうすればいいのかを考え、着実にそれを実行していくことです。





ちなみに、明子さんには、【現金31万7,450円】FX口座開設 現金プレゼントキャンペーンを教えてあげました。これで少なくとも、今、遭遇している問題は解決するはずです。




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これで、数十万円は獲得できるはずですから、とりあえず、今足りないお金を準備できさえすれば良いだけです。簡単すぎます(笑)。



もし、家族やお友達で、お金に困っている人がいたら、



「インターネットにお金が落ちてるから、拾ってきなよ」



と教えてあげてくださいね(*^^*)。




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