信用・信頼がない人には、お金・情報が集まらない？

エアコンの購入手続きを行った際に、僕は、スムーズに工事が行えるように、下記のメールを送信しました。

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○○エアコン
▲▲さまへ

本日、エアコン２台を注文いたしました、兄さんと申します。

このエアコンの設置工事をお願したいので、注文確定の際に、工事代金を合わせて請求して下さるよう、よろしくお願い致します。

設置して頂きたいのは、共に一戸建ての２階にある、和室：６畳と、洋室：８畳の２部屋になります。

和室の方は、既に古いエアコンがついておりますので、こちらとの交換になります。

洋室の方は、エアコンの穴は開いておりますが、エアコン自体は設置されていないため、新規のエアコン設置工事になります。

なお、建物は、鉄筋コンクリートの家であることをお伝えしておきます。

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メールの内容を見ていただけると分かるように、エアコンを取り付けてもらいたい箇所が共に２階部分であり、また、建物が鉄筋コンクリートであることも伝えてあります。

僕には、エアコンの取付についての知識はありませんが、「最低限、これだけの情報だけは伝えておかないと、工事をしてくれる方が準備をしてこない可能性がある」と思い、エアコン注文後すぐに、このメールを送りました。

すると、後に注文確認の電話があり、１８日に取付工事をして頂くということで話がまとまりました。

この日は平日でしたが、エアコン業者のスケジュールによると、この日が一番早い日にちであるため、僕は、会社に行くのを止めて、エアコン業者が来るのを待っていました。

すると、予定時刻よりかなり遅れて、エアコン業者がうちに来ました。

「俺は会社に行かずに待っていたのに、時間に遅れて、いい加減だなぁ」と思いましたが、かなり車が混んでいたのかもしれないし、まぁ仕方がないと思い、何も言わずに工事に取り掛かっていただきました。

すると、工事を始めるなり、ビックリすることを言います。

業者：「お客さん、エアコンの取付なんですが、２階建てということを聞いていなくて、配管延長用の道具を今日は持ってきていないんです。あと、鉄筋コンクリートということも聞いていなくて、鉄筋用の取付道具も持ってきていないんですよ。

すみませんが、日にちを改めてもらっても良いですか？」

僕：「(２階に取付けることも、鉄筋コンクリートだと言うことも、確かに伝えたはずなんだが…)…そうなんですね。。分かりました。それでは、一番早い日でいつが空いていますか？」

業者：「８月２１日(金曜)なら、大丈夫です。２時か３時くらいになると思いますが、よろしくお願いします」

僕：「分かりました。では、８月２１日にお待ちしています」

この時点で、このエアコン取付業者に対する不信感が湧いていたのですが、連絡ミスやド忘れは、誰にでもあることなので、特に何も言いませんでした。

１０時４３分に、僕の携帯電話が鳴りました。時間からして、当然僕は会社には行けていません。

「これから伺います、という確認かな？」と思っていたら、ビックリするようなことを言います。

業者：「兄さん、今日、エアコンの取付に伺うという話だったのですが、急におやじが倒れて、病院に行かなくてはならなくなったんです。僕としては今日、伺いたかったのですが、申し訳ない…」

僕：「…それは大変ですね。分かりました。ちなみに、以前は２人で来て下さいましたが、その方一人で取付を行っていただくことはできないのでしょうか？」

業者：「いや～やっぱり、僕も一緒にいないと心配なので、ホントにすみません。オヤジのことがあって、どうしても今日はできないんですが、できるだけ早く、工事に伺いたいと思いますので、兄さんの予定を聞かせてください」

僕：「分かりました。では、土日なら時間が作れますよ」

業者：「すみません。その日は他のお客さんの予約が入っているので、２５日(火)以降でお願いします。申し訳ないです」

僕：「…分かりました。では、２８日でお願いします」

業者：「２８日…ですか。できるだけ早く取付を行いたいので、２５日では無理でしょうか？」

僕：「…分かりました。では、２５日で結構です」

業者：「すみません。おやじが倒れなければ、予定通り、今日伺っていたのですが、ご迷惑をおかけして申し訳ないです。それでは、２５日に伺いますのでよろしくお願いします」

僕：「はい。それでは２５日にお待ちしています」

このエアコン取付業者の年齢は、おそらく、４５歳くらいでしょうか。

この年齢を考えれば、お父さんが倒れるという事態も考えられなくはありませんが、初回の準備ミスのこともありますし、また、本当にお父さんが倒れたような緊迫感をこの時の電話からは感じることができず、信用できませんでした。

本当に、病院に駆けつけなければならないほど、お父さんの容態が危ないのであれば、電話口で笑ったりすることはできないでしょうし、また、わずか４日後に、次の取付工事の予約をとることなんて、できないでしょう。

僕は、電話で話を聞いていて、すぐにこの話がウソであると判断しましたが、いい歳になっても、まだ、こんなしょうもないウソを付くような人に、何を言っても、変わる可能性は低いと感じ、淡々と返事をしていました。

…ただし、呆れるだけではなく、同時に、怒りも感じていました。その怒りの原因はどこからきているのかと言うと、「人の時間を軽視している点」です。

平日と言えば、ほとんどの人が働いているはずです。こんな事は誰にでも分かると思います。

しかし、この業者は、前回と今日で、２回も人の時間を無駄にしました。そして、挙句の果てには、次の工事も平日にしてくれと依頼してきました。

僕は経営者ですから、普通のサラリーマンに比べると、まだ時間の都合は付けられますが、その時間帯に、会社で仕事ができない点については代わりがありませんから、その分の「ツケ(予定していた仕事)」は、どこかで払わなければなりません。

ですから僕は、既に２度も予定を変更し、また再度、平日に時間をとってくれと言う、この業者の態度に怒りを感じました。

僕にとって、自分の時間と言うのは、ものすごく貴重な物なのです。

今までの出来事で、この業者への信用は「ほぼ０」でしたが、１回目の工事の時にエアコン自体は、そのままうちに置いていきましたので、工事をしてもらわない訳にもいかず、何も言わずに我慢して待っていました。

うちに来るのは午前中の予定でしたので、僕は朝早くに起きて準備をしていましたが、予想していた通り、僕の携帯電話が鳴りました。

「９時３７分」
業者：「おはようございます！今、向かっているのですが、車がかなり混んでいるので遅れそうです。申し訳ない」

僕：「…そうですか。分かりました(信用していないので、冷めた返事です)。遅れると言いましたが、どれくらいの時間になりそうですか？」

業者：「えぇっと…１１時には、到着できると思います」

僕：「(今から９０分も後って、どんな大渋滞なんだよ)…分かりました」

この業者が予定時間に来ないことは、最初から予想していたので、ただただ呆れるばかりで、驚きはありませんでした。そして同時に、「１１時には来ないだろうな」と思っていました。

…すると、予想通り、１１時になっても業者は現れず、電話が鳴りました。

「１１時１１分」
業者：「すみません。予想以上に渋滞していて、もう少し遅れそうです」

僕：「そうですか。具体的には、何分くらい遅れそうですか？」

業者：「…えっと、１１時３０分くらいになりそうです」

僕：「分かりました」

通常でしたら、「急がなくても大丈夫なので、気を付けて、いらっしゃって下さい」と言うところですが、今までの出来事で、この業者への信用がなく、また、自分の時間を無駄にされたことに怒りも感じていたので、淡々と返事をしました。

「１１時３４分」

やっと業者が到着しました。

午前中と言うには遅すぎる時間帯で、この時間から工事を始めれば、お昼ご飯の時間に入ってしまいます。

「いったい、この人は、他人の時間をどれくらい軽視しているんだ？」

と呆れましたが、早くこの業者との関係を切りたかったので、さっさと工事を始めてもらうことにしました(苦笑)。幸い、工事の方は手際よくやってくれたのですが、もう二度と、この業者に工事を頼もうとは思えませんでした。

ちなみに、工事の途中でこの業者に電話が掛かってきて、外に出て行ったのですが、その内容が思いっきり漏れて聞こえました。

何の話をしていたのか、具体的な内容は把握できませんでしたが、ひとつ、気になる会話がありました。

業者：「あ～今日は無理だわ。蒲郡市のお客さんの工事があるんだけど、今日、日程を変更してくれと電話をしたら、「ダメ！」と言われちゃってさ。

だから、夕方から蒲郡まで行かなくちゃならないんだよ。たいした工事でもないのに、腹立つわ～(苦笑)」

この会話を聞いた僕は、僕以外のお客さんにも、この業者は同じようなことをしているのだと思いました。蒲郡のお客さんが怒るのも、無理はありません。かなり呆れました(苦笑)。