結婚式が早くなった理由 | 金持ち兄さんの日記

結婚式が早くなった理由…今日の日記のタイトルを見て、『えっ…兄さん結婚するの？？』とビックリされた方もいると思いますが、これはもちろん兄さんのことじゃありません(笑)。だって、兄さんの結婚相手はＮＯ１の成婚率をほこるオーネットで探しているところですから。

…冗談です(笑)。

結婚式が早くなったというのは、兄さんの小学校からの友達の話です。

最初の予定ではジューンブライド(６月)の予定だったのですが、今日、結婚する予定の友達から電話があり、色々と事情があるとのことで、予定を変更し、３月初旬に結婚式を挙げることになったということでした。

一瞬、『あっそ。ふ～ん』って納得してしまいそうになりますが、結婚式を早めるってあまり聞きませんよね？し

かも、予定よりも１ヶ月早めるとかいう話ではなく、今日から約１ヵ月後に結婚式の日を変更するというのです。

電話で結婚式の変更を聞いた兄さんは、『結婚式の日って、普通は１年前とか半年前には決定していて、招待する人に連絡するもんだよな。。どうして急遽、今日から一ヵ月後とかに変更するんだろ？』と不思議に思い、その友達に理由を聞いてみました。

色々と深い事情があり、友達のプライバシーに関わるため、あまり詳しいことは言えないのですが、結婚式を早めるキッカケになったのは、昨年の夏に九州を襲った台風にあるようでした。

昨年の夏に九州に上陸した台風のことって知ってますか？

九州に知り合いがいなかったり、あまりニュースを見ていなかった人は知らないかもしれませんが、もの凄かったんです！特に兄さんの実家のある町は被害が激しかったようで、浸水してしまった家がかなりありました。

去年の日記で書きましたが、この台風のせいで、兄さんの実家にあった平成元年から使っていて、170,000キロも走っていた軽自動車が水没し、約１７年間という長い生涯を終えました(笑)。

そして、母が働いている美容室も浸水し、多くの器具が使えなくなってしまいました。さらに、この台風の数日後に、台風の後処理の大変さが原因となり、兄さんの妹が過労で倒れました。

兄さんの身内関係だけでこれだけの被害があったのですから、ほんと、去年の台風の影響は本当に凄かったんです。妹曰く、町民はボートで避難所まで移動し、自衛隊も出動していたそうです。

結婚式を早めることになったという兄さんに電話してきた友達は、昨年の夏前から、兄さんの実家がある町で彼女と二人で暮らし始めました。もちろん、お互いの親も一緒に住むことを公認していて、順調に行けば２００６年の６月に結婚式を挙げる予定だったのです。

来年結婚すると誓っていた(というか、日程まで決まっていた)友達と彼女ですから、もちろん、一緒に住むことになったら色々と生活用品をそろえますよね。後は結婚式を挙げるだけで、一緒に生活していくということ自体は、結婚する前と後で何ら変わりがないのですから、誰でもこの友達と同じような行動と採るはずです。

兄さんだって、来年の○月に結婚すると誓っていて、既に相手と一緒に生活していたなら、結婚式を挙げる前から、二人で暮らすための生活用品を色々と購入しておくでしょう。

…ただ、この友達と彼女が二人で一緒に住み始めたのは夏前です。

つまり、もの凄い被害をもたらした台風が来る前でした。敷金・礼金を払って二人で住む家を借り、今後のための生活用品を揃え、あとは来年の結婚式を楽しみに待つだけという状態の中で、町の多くの世帯を浸水させた凄い台風が来たのです。

友達いわく、この台風のせいで、購入した生活用品のほとんどが浸水して使えなくなったそうです。また、この台風の時のことを思い出すのも嫌なため、まだ使えそうなものであっても、この台風の日を連想させるものはほとんど処分したそうです。

詳しくは言えませんが、この台風が来た後から、”色々な事がおかしくなった”そうです。そして、友達が約１ヵ月後という時期に結婚式を早めたのは、この台風がキッカケになったとのことでした。

『なぜ今日から約１ヵ月後という、例外とも言える時期に結婚式を変更したのか？どうやって結婚式の日を決めたのか？』

…これに関しては、日記を読んで下さっている皆さんが、この友達と同じ状況に立たされた時のことを考えて当ててみて下さい。

結婚を前にした自分達に、突然災難(台風による被害)が降りかかった…。しかもその災難とは、自分達が何か悪いことをしたわけではなく、どうしようもないことです。

こういう状況になったら、人は何に”頼ろう”とするでしょうか？女性の方ならピーンとくるかもしれませんね。

…それにしても、人の結婚式(詳しい内容まで知っている兄さんからすると、人生と言っても良いと思います)まで変えてしまうなんて、自然災害って本当に恐ろしいものですね。

東海に大地震が起こるとか、関東に大地震が起こるとか、色々と自然災害に関するウワサは絶えませんが、いざという時のために、十分な備えをしておきたいものです。

そして、可能性はとても低いと思いますが、これから結婚や住宅・マンションの購入などを考えている方、または、そのような知り合いがいる方は、兄さんの友達のようなことも起こりうるということを覚えておいて下さいね。

結婚のための生活用品を何もかも揃えた後で、または、お金に余裕のない”ギリギリの状態”で住宅やマンションを購入した後に、運悪く災害が起こったら……それはもう大変なことになると思います。

その時は本当に、その後のアナタ自身や家族の人生を変えてしまうかもしれません。

こういう、自分が普段、想像もしないような事を考えるキッカケをくれた友達に、お礼を言いたいと思います。そして、３月の結婚式では十分に祝ってきたいと思います。