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金持ち兄さんの日記 > 2006年3月の日記 > ライブドアの上場廃止が決定
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証券取引法違反容疑がかかっていたライブドアですが、とうとう上場廃止が決定しましたね。
決算の数字をごまかすという粉飾決算が行われていた事実を、前社長である堀江貴文さんが知っていたかどうかはまだ分かっていませんが、こういう結果になった以上、堀江さんを含めた前経営陣の責任は重大と言わざるをえないでしょうね。
今回のライブドアの粉飾決算疑惑や上場廃止によって、大きな被害を被った方がたくさんいますからね…。
少し前に、日経スペシャル「ガイアの夜明け」で『激動!株式市場〜大投資時代をどう生きるか〜』という番組があり、兄さんはテレビでそれを見ていました。
例のジェイコム株で20億円もの儲けを出した27歳のデイトレーダーなど凄い人が出ていたのですが、その中に、ライブドア株で大損した人も出ていました。
その人は、ライブドア事件が出る前は7100万円もの株式資産があったのに、事件後は、−6900万円もの借金を抱えることになったそうです。
たったの数日間で、7100万円もの資産がなくなったばかりでなく、6900万円の借金ができてしまった…。まさに天国から地獄のような凄い話です(汗)。
”株式投資は自己責任”というのが大原則ですから、『損をしたのは、その人の責任でしょ』と言ってしまえばそれまでなのですが、今回の場合は、ライブドアの決算内容に虚偽の内容、つまり、ウソがあったのですからそうとは言えないと思っています。
ライブドア株で大損をしたこの人は、極端な言い方をすれば、騙されて損をしてしまったのと同じことです。普通なら、こんなに極端な大損はしません。
それなのに『たとえ騙されたとしても、損をしたのは自分の責任だ』と言われてしまったら、株式投資なんてバカバカしてくて誰もやらなくなるでしょう。
ですから、兄さんの個人的な意見としては、今回のケースで言えば、この方は明らかに被害者だと思います。
それにしても、6900万円の借金ができたなんて…この方は今後どうするんでしょうね?テレビ局のインタビューでは、『家族にはまだ言っていない…。とういか、言えない』と話していました。
6900万円もの借金といえば、普通のサラリーマンがまともに働いて返せる額ではないと思うので、自己破産をして、また一から出直した方が良いのではないかと感じましたが、今後、この方がどのような判断をするのかについては、兄さんには知るすべがありません。
ちなみに、株式投資のことがよく分からない方のために話しておくと、普通に取引をしていれば、株式投資にまわしていた分のお金を失う可能性があるだけで、借金まではしません。
つまり、さっきの方で言えば、7100万円の資産を失っただけで済むのです。
『それではなぜ、さっき話した人には借金ができてしまったのか?』
これに対する答えは、この人が信用取引をしていたからです。
信用取引とは何かと言うと、簡単に言えば、証券会社からお金を借りて株式投資をやるという方法です。自分が持っている資産の2倍以上のお金を動かすことができます。
例えば、100万円のお金しか持っていない兄さんが、200万円以上の株式を買えるようになるのです。
ということは、つまり、信用取引を利用すれば、普通に自分が持っているお金のみで取引をする場合に比べて、2倍以上の儲けが出せるということです。
しかし、逆を言えば、自分を持っている資産以上のお金を動かしているのですから、自分の資産以上の損をすることもあり得るということです(つまり、借金ができてしまう)。
ライブドアショックの影響で信用取引は諸刃の剣であると書きましたが、これから株式投資をやる方、そして、既に株式投資をされている方は、信用取引の使い方にはくれぐれも注意するようにして下さいね。
7100万円もの資産が、ほんの数日後には−6900万円になる。こんなことが本当に自分にも起こりうるということを忘れないで欲しいと思います。
さて、兄さんは最近、国際分散投資に興味が湧いてきています。
信じられないかもしれませんが、中国などの他国の企業の中には、配当利回りが10%を超えるような企業も存在します(汗)。
また、今の日本では考えられないような割安な企業もゴロゴロしています(;^_^A。
日本株以外はまだ全然手を付けていないという方は、ぜひ、国際分散投資も考えてみて下さい。為替リスクなど、国内投資にはないリスクも確かにありますが、それを考えた上でも安いんじゃないかと思える企業が存在しています。
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