次のライブドアの出現を望む
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次のライブドアの出現を望む


昨日のライブドア事件で予想していた通り、今日はライブドアのストップ安が止まりましたね。持っている資産に対して割安になってきていたので、やっぱり買われたみたいです。

今日もストップ安が続いていたら、調査した上で購入してみるのも面白いと思っていたので残念ですf(^_^;。




さて、今日の日記のタイトルを見て『意味深だなぁ…』と思っている方もいると思いますが、兄さんは色々な意味で、ライブドアという企業や堀江貴文さんに期待していたんですよね。

例えば、特定ポータルサイトの独占を防ぐ抑止力として頑張って欲しいと思っていました。




現在、ポータルサイトのナンバー1はどこかと聞かれれば、ほとんどの人はYahoo!Japanと答えますよね。もちろん兄さんも同じ意見です。サービスにしても訪問者数にしても、Yahoo!Japanの力は圧倒的になっています。


個人的には、日本のポータルサイトの中で独占と言っても良いくらいのシェアを、Yahoo!Japanは持っているんじゃないかと思います。




独占という状態は、企業側からしてみれば、継続して安定した利益を確保できたりと非常に望ましい状態ですが、兄さんたち消費者や取引先からしてみれば、デメリットが多いケースが多々あります。



まず、何らかのキッカケでサービスの質が落ちたり、価格を上げられたとしても文句が言えません。例えば、Yahoo!Japanに広告を出す料金が1000円だったのが、突然、ある時から2000円に変更されることになったとします。


この時、Yahoo!Japanが検索エンジンのNO1で圧倒的な訪問者数を実現しており、Yahoo!Japanにライバルが全くいない状況であれば、Yahoo!Japanと取引をしている側は言うことを聞くしかないんですよね(;^_^A。




しかし、Yahoo!Japanに近い実力を持つポータルサイトがあったとしたら、このような事が起こった時にどうなるでしょう?

…答えは簡単ですよね。いきなり今までの料金の2倍という価格を設定したYahoo!Japanに広告を出すのをやめて、NO2の力を持つポータルサイトに安い料金で広告を出すという選択を採ることができます。




このことからも分かるように、特定企業の独占を防ぐ抑止力があった方が、消費者や取引先としては良い場合の方が多いんですよね。兄さんはこの抑止力として、ライブドアや堀江貴文さんに期待していたんです。


実際、楽天トラベルが加盟店の料金を値上げしようとした時、ライブドアグループの宿泊予約サイトベストリザーブが抑止力となり、加盟店の料金値上げを防いだことがありました。


参考1:ライブドア系宿泊サイトの加盟急増 楽天の値上げ追い風
参考2:楽天トラベル、登録宿泊施設に課す手数料を事実上引き下げ




しかし、今回証券取引法違反の容疑で、堀江貴文社長や宮内亮治取締役などが逮捕され、カリスマ経営者やカリスマ最高財務責任者を失ったことで、ライブドアの力が弱まることはまず間違いないと思います。



…となるとどうなるか?

今までの話を読んで頂ければ分かりますよね。特定の企業が強い力を持つ可能性があり、兄さんたち消費者や取引先には、あまり望ましくない状況が生まれるかもしれないのです。




ここまで読めば、なぜ兄さんが今日の日記のタイトルを『次のライブドアの出現を望む』にしたのかは分かって頂けると思います。

兄さんは、ライブドアに代わる、新たな独占を防ぐための抑止力となるIT企業の出現を期待しているのです。



カリスマ経営者を失ってしまったライブドアですが、特定の企業の独占を防ぐために、これからも頑張って欲しいと思います。ライブドアグループのベストリザーブやライブドア証券を応援してあげて下さい(*^^*)。




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