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金持ち兄さんの日記 > 2007年7月の日記 > 恋愛のレバレッジ効果
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僕は、昔は芸能人に興味があったのですが、今はほとんどなくなりました。
おかげで、友達や後輩から芸能人の話をきくと、「○○って誰だっけ??何してる人?」と聞いてしまうことがよくあります(笑)。
また、「好きなタイプは、芸能人で言えば誰?」って聞かれたときも答えに困ります。何しろ、興味がないので、知ってる人の数が少ないですからね(苦笑)。
だから、この質問をされた時は、その時に浮かんだ人をテキトーに答えてます(;^_^A。
こんな状態なので、芸能界の情報には相当うといのですが、最近、ちょっと気になる話がありました。それは下記の内容です。
(クリックすると再生されるはずですが、リンク先がなくなっている場合はすみません)。
華原朋美さんと言えば、過去に下記の歌などで一気に頂点に登りつめたアーティストです。
当時、テレビ等のメディアで頻繁に出ていたので、覚えている人も多いと思います。
僕は彼女が好きでも嫌いでもなく、無関心と言った感じだったのですが、小室哲也さんとユニットを組むまで、アーティストとして無名だった彼女が、彼とユニットを組んだ後に有名になり、とても幸せそうに歌っているように見えたのが、今でも強く印象に残っています。
しかし、彼と別れた後から、彼女について良い話を聞かなくなり、芸能界から姿を消しました。
しかし、数年経ってからまた芸能界で見かけるようになり、一度は完全に復帰したのかと思っていたら、冒頭のニュースのように、最近、事務所から解雇されるという残念な結果になってしまいました。
テレビや雑誌の言うことが、どこまで本当なのかを知ることはできませんが、もし本当に、小室哲也さんと別れたことが、彼女の人生が悪い方に進むキッカケになったのだったとしたら、僕は、「恋のレバレッジ効果は怖いなぁ」と思います。
投資をやる人は知っていると思いますが、レバレッジとは、簡単に言えば、「てこの原理」です。小さい力で大きいものを動かすことを言います。
自分が証券口座に入れている金額の約3倍の取引ができる株式の信用取引も、このレバレッジを活用した投資方法です。小さいお金で大きいお金を動かすので、儲かった時には3倍の儲けになる一方で、損をした時には、深刻な損をすることになります。
僕は、恋愛にもこのレバレッジ効果があると思っています。
例えば、彼女や彼氏ができた後、その人の人生が楽しいものに変化したり、仕事や勉強を一人の時以上に頑張れるようになったりと、恋愛することがプラスに働いた時の効果は、計り知れないものがあります。
これはつまり、自分の小さな力が、恋愛(相手)の力を借りることによって、大きな力を発揮している状態だと思います。
しかし、株の信用取引のレバレッジ効果の話を聞けばわかるように、レバレッジ効果は、逆の方にも働きます。
恋愛中、楽しければ楽しいほど、幸せであれば幸せであるほど、逆に、それが終わった時の悲しさは凄まじいものになりますよね?
何もヤル気が起きないほど無気力になったり、自分の精神をコントロールすることができなくなったり、そして、場合によっては、精神病で薬物に頼らなくてはならなくなったり、拒食症などで生命の危機に陥ることもあります。
僕は、この「恋のレバレッジ効果」に気付いてからは、あまりにも幸せそうな”未婚”のカップルを見ると、「幸せそうで本当に良かった」と思う反面、不安に思うことも多くなりました。
結婚すれば、ほとんどの場合、この「恋のレバレッジ効果の力」を半永久的に借りることができます。結婚後は、攻める時も守る時も、旦那さんや奥さんがいることが大きなプラスになり、たいてい、離婚しない限り、その力は永遠です。
しかし、恋愛の場合は、相手と結婚しない限りは、いつかは恋のレバレッジ効果を使えなくなることが確実ですから、恋愛中、「僕(私)にとって、彼女(彼氏)が人生の全てだ!」くらいに想って生活をしてしまうと、恋愛が終わった時には、すさまじいマイナス効果をくらうことになります。
これを証明するように、彼氏・彼女と別れた時に、「こんなに苦しい想いをするのなら、最初から誰とも付き合わない方が良いんじゃないか?」と思ったことがある人は、きっと、かなり多いはずです。
好きだった相手と別れて失恋すると、一人でいる時に味わう悲しさとは比較にならないほどの「悲しさ」「つらさ」が襲ってきますから、こう思ってしまうのも無理はありません。
まさに、「恋のレバレッジ効果が逆の方に働いたいい例」だと思います。
恋愛では、一人でいる時の数倍の楽しさを味わう代わりに、一人でいる時の数倍の悲しみを味わう可能性もあるということです。
「じゃあ、恋愛をしなければいいのか?」
と言えば、そんなことはありません。
僕が言いたいのは、「恋のレバレッジ効果について知っておくことが大切だ」ってことです。
株の信用取引にしても同じで、信用取引はただの手段であり、良いも悪いもありません。
ただ、「信用取引とはどういうもので、どういうメリットとリスクがあるのか?」ということは分かっておかないと、破産状態に陥って、何もかも失う可能性もあります。
信用取引がどういうものかが分かっていれば、必要以上にリスクをとることもないでしょうし、損をした場合にも、「信用取引ってこういうものだからな」って、ある程度、自分を納得させることもできるはずです。
でも、信用取引のレバレッジ効果をガンガン使って、株で儲けまくって浮かれていると、「信用取引の悪い方に働くレバレッジ効果」のことを忘れてしまい、必要以上にリスクをとってしまう事があります。
つまり、信用取引の良い方にばかり目がいって、悪いところは忘れてしまうんですね。
個人的には、恋愛も似たようなところがあると思うんです。
楽しくて幸せの絶頂期の時には、それが逆に向いた時のことなんて考えもしませんから、どんどん恋愛レバレッジに頼るようになります。
そして、そのレバレッジ効果が悪い方に働き出した時、すさまじい精神的ダメージを受けてしまいます。
要するに、株式投資の信用取引も恋愛も、浮かれすぎずに、自分が何をやっているか冷静にみることが大切ってことですね。
昔は興味がなかったけど、今は、華原朋美さんには早く元気になって、自尊心を取り戻して欲しいです。
ちなみに僕は、「I'm proud(私は、誇り高い人間です)」って曲が、彼女の曲の中で一番好きです。そして、この曲は、今の彼女に送りたい曲でもあります。。
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