アフィリエイト報酬の消費税

アフィリエイトが広く認知されてきて、アフィリエイトで起業して自分の会社を興したり、個人事業主(自営業)としてかなりの金額を稼いでいる人も出てきました。

それに伴って出てくるのが、消費税の問題です。

税金の申告や普通の節税については、兄さんの会社では顧問税理士に任せているので安心なのですが、会社に必要な物を買ったり、新しい商品に投資したりして経費として計上してもどうしようもならない税金があります。

それは、利益ではなく、売上に対してかかる５％の消費税です。
参考：消費税ガイド

消費税は売上に対してかかるのですから、いくら経費を使おうが、人件費で使おうが、そんなことはおかまいなしで、必ず今年度の売上の５％を税金として支払わなければなりません。

通常の仕事の報酬と言うのは、報酬＋５％を消費税としてもらいますから、その分を取っておいて、消費税として収めれば良いのですが、アフィリエイトの報酬の場合は、下記のＡ８ネットの説明画像を見て頂ければ分かるように、報酬が内税となっています。

つまり、アフィリエイトを事業として行っている人で、消費税の課税対象となっている方は、毎月の報酬の５％を消費税用として取っておかなければいけないということです。

例えば、売上１０００万円あったけど、人件費や会社備品の経費などで、９８０万円を使ったとします。となると、自分の事業の最終的な利益は２０万円になりますよね？

所得税や法人税などは、この経費を引いた利益の２０万円に対してかかる仕組みになっていますから、特に心配することはありません。

ですが、消費税の場合は、”売上”に対してかかりますから、

売上：１０００万円の５％＝５０万円

の消費税を支払わなければなりません。ですから、経費をいくら使ったのかに関係なくかかる、この消費税というのは本当に重いんですよね。しかも、国としてはこれから消費税を段階的にアップしていくみたいですし…。

あと、上のＡ８ネットの料金説明を見ていて気が付いた方もいると思うのですが、アフィリエイトサイト会員に支払う成果報酬は内税なのに、Ａ８ネットに払う成果報酬の３０％の場合は課税対象、つまり、外税なんです。

アフィリエイトサイト会員の場合も内税
Ａ８ネットに支払う成果報酬の３０％の場合も内税

これだったら同じ条件なのでまだ納得できますが、兄さん達に支払う報酬に関しては税込み報酬としておいて、自分達に支払う報酬に関しては税別報酬にしているなんて、ちょっと納得できないと思いました。

こういうことを言うと、「年間の売上が１０００万円以下の人の場合は、益税となってしまうだけなので…」という声が聞こえてきそうな気がしますが、法人(会社形態)や自営業としてアフィリエイトをやっている方にとっては、納得がいかないのではないでしょうか。

消費税引き上げについては現在色々と議論がされているようですが、ほとんどの方が「いずれは上がるだろうな」と感じていることだと思います。

こんな状況ですから、アフィリエイト報酬の消費税問題については、これからドンドン声が大きくなっていくのではないかなって思ってます。

ちなみに、リンクシェアだけはアフィリエイトの報酬をきちんと税別にして払ってくれています。ですから、同じ金額の報酬であれば、他の会社よりもリンクシェアを使ったほうがお得です。